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2019-12-20 2024-07-17

子どもに関わる仕事は保育士だけじゃない!働く場所ごとに解説

子どもが好きだから子どもと関わる仕事がしたい、だけど保育士や幼稚園・学校の先生は仕事の待遇が悪そう・・・と二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。

実は子どもと関わる仕事は学校の先生以外にもたくさんあり、働き方も多種多様です。

この記事では子どもと関わる仕事を幅広くご紹介します。

この記事の監修者

村田浩輝

大手通信教育、オンライン教育、スタートアップなど多くの企業への転職成功実績を持つキャリアアドバイザー。EdTechや教育業界での最新の知見に詳しく、専門性を活かした独自の求人提案に強みを持つ。千葉大学教育学部卒。前職はウェディングプランナーでトップセールス。2児の父。

子どもに関わる仕事は多種多様!

子どもに関わる仕事は多種多様です。ここでは、子どもに関わる仕事を

  • 学校
  • 学童・放課後児童クラブ
  • 学習塾
  • 習い事
  • 病院
  • 児童養護施設
  • 児童福祉施設
  • その他

の働く場所ごとに紹介していきます。

学校

全ての子どもたちが必ず通う「学校」は子どもたちと深く関わることのできる場所です。

学校で働くとなると「学校の先生」という仕事が1番に思い浮かびます。

しかし、学校には学校の先生以外にも様々な職種の人が働いています。

教師・教員

学校の先生は、子どもたちと1番多く、中心的に関わる仕事と言っていいでしょう。

子どもとのかかわり方

小学校では自分が担任しているクラスの生徒と中心的に関わります。

中学校以上では教科ごとに先生が分かれるため、自分が授業を担当している学年の生徒と中心的に関わります。

ただし担任のクラスを持つ場合には、そのクラスの生徒を指導する機会が増えます。

他にも行事や委員会、部活動といった時間にも様々な子どもたちと関わる時間があります。

役割

子どもたちが一人の自立した人間になれるように、その能力を育て、成長を見守ります。

仕事の内容

教師の主な仕事内容は「教科指導」と「学級経営・生徒指導・進路指導」です。

教科指導

学校の先生の仕事の中心となるのが、授業を通して子どもたちに必要な学力を身につけさせる教科指導です。

良い授業を行うためには指導計画を作ったり教材研究を行ったりといった準備が必要になります。

授業中は生徒の状況や理解度に合わせて臨機応変に対応する必要があります。

授業後はその日の授業を振り返り、どのような点が改善できるか、先生自身も試行錯誤しながら学び続ける姿勢を持つことが求められます。

学級経営・生徒指導・進路指導

教室での授業以外にも、担任を持っている場合にはホームルームの時間に学級全体をまとめていくという仕事があります。

子どもたちが安全に健やかな学校生活が送れるように、一人一人の様子を把握しながら生活面や精神面での適切なサポートを行うという仕事もあります。

学校は社会に出ていくための通過点であるため、進路やキャリアの相談をしながら子どもたちの将来を一緒に考え適切な助言や指導を行います。

必要な資格

教員になるには教員免許状の取得が必要です。

教員免許状は大学の教職課程を履修して取得する「普通免許状」が最も一般的です。

しかし教職課程を履修していなくても、優れた知識や経験を持つ社会人として認められれば取得できる「特別免許状」もあります。

必要な免許状は小学校・中学校・高等学校のように学校種によって異なります。

スクールカウンセラー

いじめや不登校といった問題が深刻化する中、生徒の心の問題に専門的に対応できるスクールカウンセラーの学校への配置が進んでいます。

子どもとのかかわり方

主にいじめや不登校といった問題を抱えている生徒の心の問題に対応します。

何か不安や困りごとを抱えた生徒が気軽に相談できるよう、日ごろから生徒の普段の様子を見守っています。

役割

学校に通う子供たちの心のケアを行います。

教師とは違う立場から子どもたちが健やかに学校生活を送れるようにサポートします。

一方で生徒以外にも保護者や教職員の相談にも対応しており、学校の教育相談体制に重要な役割を担っています。

仕事の内容

最も中心的な仕事は子どもたちの相談を聞くことです。

生徒が抱える問題や悩みを聞くカウンセリング、そしてその問題を解決するための対策を考えるコンサルテーションを行います。

相談者の心理状態を適格に把握するために、専門的な心理検査を行うこともあります。

話を聞く対象は生徒に限りません。

保護者や教職員など学校という場所に関わる人を幅広く受け入れます。

また、スクールカウンセラーは相談を聞く以外にも、問題が起こることを防ぐための予防的対応を行うこともできます。

教職員や保護者、地域へ向けて研修や講演などを行うこともあります。

必要な資格

スクールカウンセラーになるには、

  • 「公認心理士」
  • 「臨床心理士」
  • 「精神科医」
  • 「臨床心理を専門にする大学教員」

の資格が必要です。

これだけの資格を持つ人は少ないため、「スクールカウンセラーに準ずる者」として

  • 「大学院修士課程を修了し、1年以上子どもへの相談業務を行った経験を持つ人」
  • 「大学または短大を卒業し、5年以上子どもへの相談業務を行った経験を持つ人」
  • 「医師で、1年以上子どもへの相談業務を行った経験を持つ人」

がスクールカウンセラーとして勤務することができます。

養護教諭

養護教諭とは保健室で具合の悪くなった生徒への対応をする先生のことです。

子どもとのかかわり方

具合の悪くなった生徒への対応が中心です。

悩み事のある生徒の相談相手となったり、宿泊行事に帯同したりなど子どもと関わる機会は豊富です。

役割

養護教諭とは「児童の養護をつかさどる」と学校教育法で定められています。

児童生徒の健康を維持・増進するための全ての活動を行っているのが養護教諭です。

仕事の内容

養護教諭は基本的に保健室に常駐し、具合が悪くなったり怪我をしてしまった生徒への応急措置を行います。

他にも健康診断を通して生徒の健康状態を把握し管理しています。

また、水質検査・照明検査・空気検査などの学校の環境衛生状態を管理するのも養護教諭の仕事です。

養護教諭は通常は授業をしませんが、学級担任や保健体育科の先生と相談した上で、健康教育や性教育といった分野の授業を行うこともあります。

必要な資格

養護教諭になるには

  • 「専修免許状」
  • 「養護教諭一種免許状」
  • 「養護教諭二種免許状」

を取得する必要があります。

「養護教諭一種免許状」を取得した後教員採用試験に合格して働くパターンが一般的です。

そのためには大学の養護教諭養成課程を修了するか、看護学校を経て養護教諭養成課程を修了する必要があります。

「養護教諭二種免許状」は短大の養護教諭養成課程や看護の専門学校で所定の科目を履修すると取得できます。

保健師の資格を持っていれば申請のみで2種免許を取得できます。

「専修免許状」は大学院に進み所定の科目を履修することで得られます。

校長・教頭

学校の校長先生や教頭先生は学校の管理職であり、必要な資格も異なります。

子どもとのかかわり方

校長や教頭は打合せや会議の時間が長くなるため、授業を担当する教員に比べると子どもと接する時間は少なくなります。

しかし校長先生は全校集会や行事での挨拶といった場面で、児童生徒に対してメッセージを伝えることができます。

教頭先生の中には授業を担当している人もいます。

子どもが怪我をしたりした緊急時にはその対応に当たることもあります。

役割

校長は学校の最高責任者として、教頭はそのような校長を助ける補佐として学校の管理運営を行います。

仕事の内容

校長は学校の経営方針を定めます。

教育課程を編成したり、教職員の採用を始めとするマネジメント、校内人事などの管理運営を行っています。

教頭はこのような校長の職務を助ける立場にあります。

教員の細かな業務分担の決定と言った校務分掌のとりまとめや教職員への命令・指示を行います。

必要に応じて児童・生徒への教育を行ったり、保護者への窓口を担ったりします。

必要な資格

これまで校長や教頭になるためには、ある程度の教育に関する職の経験が必要でしたが、近年は資格要件が緩和されており、民間人でも校長や教頭になることが可能になりました。

具体的には、これまでは

  1. 教員免許状を持ち5年以上の教育に関する職の経験があること
  2. 教員免許状の有無に関わらず10年以上の教育に関する職の経験があること

という資格要件がありました。

2000年にこの要件が緩和され、上記に加えて、

  1. 教員免許状を待たず教育に関する職に就いた経験がないものの
  2. 上記の資格と同等の資質を持つと認められる者

も資格要件に含まれました。

これによって、学校の先生を経験したことのない「民間人」が校長や教頭になることが可能になりました。

このような規制緩和には、民間企業で培われたノウハウを用いて学校改革を行う管理職が求められているという背景があります。

▶教員免許を活かせる仕事に転職!どんな求人がある?

▶教師・教員の働き方改革!学校はどう変わる?

学童・放課後児童クラブ

学童クラブ、放課後児童クラブとは公立の学童保育のことを指します。

法律上の正式名称は「放課後児童健全育成事業」となっています。

これらの施設は、共働き等の理由で放課後に子どもの面倒を見ることができない家庭の小学生に対して、遊びや生活の場を提供しています。

放課後児童支援員

放課後児童支援員とは、学童・放課後児童クラブで働く職員のことです。

1施設に対して2人以上の配置(そのうち1人は補助員で代替が可能)が義務付けられています。

子どもとのかかわり方

子どもたちが楽しく安全に過ごせるように見守るのが放課後児童支援員の役割です。

時には一緒に子どもたちと遊んだり、子ども同士で仲良く遊べるように仲裁したりなどもします。

役割

学校が終わった子どもが安心して過ごせる場所を提供するのが役割です。

仕事の内容

出欠の確認をしたあとは、子どもたちが学校でもらった宿題に取り組んだり、遊んだりする様子を見守ります。

おやつを提供したり、時には一緒に遊んだりもします。

施設での様子を迎えに来た保護者の方に伝えるのも大事な仕事です。

必要な資格

放課後児童支援員の資格は「放課後児童支援員都道府県認定資格研修」を受講することで取得できます。

この研修を受けるには、

  • 保育士・社会福祉士の資格または教員免許を持っている人
  • 高卒以上で2年以上児童福祉事業に従事した経験を持つ人
  • 学・大学院で社会福祉学・心理学・教育学・社会学・芸術学・体育学を履修して卒業した人

といった条件があります。

▶保育士と児童指導員の違いは、対象とする子どもの年齢・働く場所・必要な資格の3つ

▶学童保育とは?浸透した背景、施設や児童数、施設の種類や今後の課題

学習塾

学校外の教育機関として重要な存在を占めているのが学習塾です。

子どもたちの学校での学習をサポートするため、受験への対策を行うためといった目的で多くの子どもたちが通っています。

講師・教師

学習塾で実際に授業を担当するのが講師や教師です。

子どもとのかかわり方

実際に授業を行うので、子どもと接する機会も多くあります。

塾によって一斉授業か個別指導かという違いがあり、子どもとのかかわり方も変わってきます。

役割

学習塾は基本的に学習指導を行う場所です。

そのためわかりやすい授業をすることが学習塾の講師・講師の役割です。

しかし学習塾に通う生徒の目的は様々です。

学校での授業のわからないところを解決したい生徒や、学校で良い成績を取るために通っている生徒、進学校の受験対策を目的としている生徒などがいます。

それぞれの生徒のニーズに合わせた指導をする必要があります。

仕事の内容

塾講師の仕事の中心はわかりやすい授業をするための指導計画の作成や教材研究といった授業準備です。

他にも保護者との面談や説明会の運営・実施といった仕事も行います。

受験指導を行っている塾の場合は受験の応援に出向くこともあります。

必要な資格

塾講師になるために必要な資格はありません。

ただし、塾講師の採用は教員免許を持っている場合や、高い学歴、受験経験があると有利になることがあります。

教室長

学習塾には塾のマネジメントを中心に行っている教室長という職種もあります。

子どもとのかかわり方

教室長は実際に授業を行うことは多くないので、塾講師よりも子どもと関わる機会は多くありません。

しかし、塾によっては教室長が生徒と個人面談を実施して進学先の相談・指導を行うこともあります。

役割

学習塾は企業なので、収益を出す必要があります。

そのために業務の無駄をなくしたり、実績を出すために指導方針を改善する必要があります。

学習塾の運営方針をマネジメントし売上を管理・向上するのが教室長の役割です。

仕事の内容

塾講師のマネジメントとしてはシフトの管理や能力育成のための研修制度を実施します。

集客も教室運営の重要な要素なので、説明会を開いたり、入塾者への営業を行ったりします。

教室の売上を伸ばすことが教室長の役割なので、実際に教室で授業を担当することは多くありません。

必要な資格

教室長になるために必要な資格はありません。

塾講師のように教員免許などのように教育に関わった経験も必ずしも必要ではありません。

▶教室長と塾講師の違いは?求められる経験やスキル

▶学習塾で働くにはどういう職種がある?求人が多い職種

習い事

放課後に習い事に通う子どもも多くいます。

習い事の先生は自分の得意なことを活かした働き方ができるのが魅力です。

野球・サッカー・水泳・ダンス等のスポーツ教室のインストラクター

子どもに人気の習い事として、野球やサッカー、水泳、ダンスといったスポーツ教室があります。

子どもとのかかわり方

幼児~小学生の子どもを対象にしているスポーツ教室は、そのスポーツに始めて触れる生徒も多くいます。

子どもが安全にそのスポーツを楽しめるように指導する必要があります。

もう少し年齢が高くなると、そのスポーツに本格的に取り組み始める子どももいるため、専門的な指導ができる必要があります。

役割

スポーツは怪我のリスクを伴います。

教室に通う子どもたちの安全を確保しながら、スポーツのスキルを高めるのが役割です。

仕事の内容

スポーツのスキルの指導が中心になります。

その他にも子どもたちの出欠確認、体調管理といった子どもの安全のために必要な仕事も担います。

必要なスキル

スポーツの技術指導経験は必須といっても過言ではありません。

スポーツを専門的に教えるコースを受け持つ場合には、相応の競技力・経験が必要になります。

英語・英会話教室の先生

小学校でも英語を教えるようになり、英会話教室に通う子どもの数も増えています。

子どもとのかかわり方

初めて英語に触れる子どもに対しては、英語への抵抗感をなくし楽しんで英語に親しむことができるような指導が求められます。

もう少し年齢が高くなると、学校での宿題への対応やテスト対策、受験対策などが必要になります。

役割

子どもたちが英語の能力を高めることが基本的な役割です。

教室に通う生徒の目的は様々なので、一人一人のニーズに適した指導をすることが求められます。

仕事の内容

どのような子どもたちを対象にするかによって仕事の内容は異なります。

初めて英語に触れる子どもに対しては、楽しんで英語を学ぶことができるようにゲームや音楽などを用いて遊びながら英語に触れさせることも多いです。

学年が上がるにつれ、学校の課題やテストへの対応、入学試験への対策が必要になります。

生徒の中には英検といった資格試験の受験を目的に通う子どももいるため、その対応も行います。

必要なスキル

生徒の様々なニーズに対応できるような英語能力が求められます。

生徒が楽しんで英語を学べるよう生徒の意欲を引き出すといった生徒と接するスキルも求められます。

ピアノ等の音楽教室の先生

ピアノ等、音楽教室も子どもたちに人気の習い事の1つです。

子どもとのかかわり方

初めてピアノに触れる子どもたちに対しては、苦手意識を持たないように手ほどきをします。

年齢の高い生徒や経験の多い生徒に対してはより高度な曲を弾けるように指導します。

役割

ピアノを教えることが基本的な役割です。

教室に通う生徒の目的は様々なので、一人一人のニーズに適した指導をすることが求められます。

仕事の内容

どのような子どもたちを対象にするかによって仕事の内容は異なります。

初めてピアノに触れる子どもに対しては、楽譜の読み方や指使いなどから教えます。

学年が上がるにつれ、より難しい曲へ挑戦したり、専門的な音楽表現の指導を行います。

必要なスキル

生徒の様々なニーズに対応できるような音楽的なスキルが求められます。

生徒が楽しんでピアノを習えるよう生徒の意欲を引き出すといった、生徒と接するスキルも求められます。

科学教室・プログラミングスクールの先生

近年急速に人気が上昇しているのが科学教室やプログラミングスクールです。

プログラミングスクールは、2020年から小学校の義務教育課程にプログラミングが組み込まれたことから習い事として注目されています。

子どもとのかかわり方

科学教室では子どもの素朴な疑問を大切にしながら、知的好奇心に応えられるような指導が求められます。

プログラミングスクールでは、既にプログラミングに触れたことのある生徒は多くありません。

ゲーム感覚でプログラミングの面白さを伝えることが求められます。

役割

学校では時間の制約などから伝えきれない科学の奥深さを伝えることができるのが科学教室の魅力です。

プログラミングスクールでは、プログラミングの考え方やアルゴリズムの考え方の指導が中心になります。

仕事の内容

科学教室では子どもたちの体験学習を通じて知的好奇心を育むことを重視しているため、実験の指導やそこからの考察を深める指導を行います。

プログラミングスクールではプログラミングの手ほどきから始まり、コツをつかんだ子どもたちがその面白さを味わえるように適切な課題提供を行います。

必要なスキル

科学・プログラミングに関する知識や理解を始め、生徒の意欲を引き出せるようなコミュニケーションスキルが必要です。

▶子どもに英語を教える英語インストラクター・児童英語講師になるには?

病院

病院には様々な人が来院しますが、子どももたくさん来院します。

医師・看護師

子どもに関わることが多いのは、小児科で勤務する医師・看護師です。

子どもとのかかわり方

年齢が低い子どもはうまく自分の症状を言葉で説明することができません。そのため小児科で働く医師や看護師は子どもたちが出す様々なサインを見落とさないよう丁寧に診察する必要があります。

子どもは成長の途上にあるため、医師や看護師は病気を治すだけでなく、成長を見届ける役割も担います。

役割

医師は様々な病気を患って来院する0~15歳ぐらいまでの子どもに対して診療をし、適切な治療を行います。

看護師は医師を補助します。

入院中の子どもに対しては、病気の治療と同時に心理面のケアなども行います。

子どもの症状や経過を保護者に丁寧に伝えることも大切な仕事です。

仕事の内容

小児科の医師の特徴は、子どもの総合医として幅広い病気に対応することです。

通常は内科では消化器科、呼吸器科、循環器科などに細かく分かれておりそれぞれを専門とする医師・看護師が対応しますが、小児科医はすべてカバーしなければなりません。

子どもの症状は急変しやすいため、救急に対応することも多いです。

子ども特有の病気もあるため、発達段階に応じた専門的な知識が必要となります。

必要な資格

医師の場合は医師免許、看護師の場合は看護師国家試験に合格することが必要です。

助産師

助産師は生まれたばかりの子どもに関わることができる仕事です。

子どもとのかかわり方

助産師の仕事は出産に立ち会うことにとどまりません。

出産を終えた妊婦のケアと同時に新生児の健康管理も大事な仕事です。

役割

助産師の役割は、出産前は妊婦の生活指導、出産時はその介助、出産後は母子の健康管理などを行います。

近年は子どもたちの未来のために適切な性教育を行うといった役割も担っています。

仕事の内容

出産前の妊婦には、食事や運動に関する生活指導・健康指導を行います。

母親・父親になる両親に心構えを伝えたり、出産の基礎知識を教えるといった「産前教育」も行います。

他にも、出産を控えて不安を抱いている妊婦の相談に乗ることも重要な仕事です。

出産時には出産を助け、赤ちゃんを取り上げる「分娩介助」を行います。

直接介助を行う助産師はおさんの進行をコントロールする役割を担います。

出産後の妊婦と赤ちゃんが入院しているときは体調管理や母乳指導、保健指導を行います。また、退院後の生活指導や育児に関するアドバイスなども行います。

近年は少子化に伴い、助産師が出産の介助をする機会は減ってきています。

しかし、助産師が外来で妊婦の健診を行う「助産師外来」といった働き方が注目されています。

この他、助産師には若年層への性教育指導や家族計画始動といった役割も求められるようになってきています。

必要な資格

助産師になるには、看護師免許を取得してから助産師教育機関で学び、助産師国家試験に合格する必要があります。

日本では助産師の資格を得られるのは女性のみです。

作業療法士

怪我をした後のリハビリテーションを行う作業療法士も様々な子どもに関わる仕事です。

子どもとのかかわり方

作業療法士は身体や心の発達に障害を持つ子どもや、生まれつきハンディキャップを持った子どもと関わります。

運動や道具を使った遊びなどを通して、子どもたちの日常生活を支援したり、コミュニケーションの楽しさを教えていきます。

役割

「作業療法」とは心身に障害のある人に対して、その治療手段として様々な作業を用いる療法です。

この「作業」とは、日常生活に関わる全ての活動を指します。食事や着替えを始め、家事や仕事、遊びも「作業」の1つです。

怪我や病気や心の問題で「作業」がうまくできなくなったとき、作業療法士が様々な方法で支援します。

仕事の内容

作業療法では対象者の状態によって維持・改善を目指す能力が違うため、支援の内容が大きく異なります。

改善を目指す能力は大きく

  1. 基本的動作能力
  2. 応用的動作能力
  3. 社会適応能力

の3つに分けられます。

基本的動作能力は運動、感覚・知覚、認知機能、精神や心肺機能を指します。

基本的動作能力を改善するためには、準備運動といった体操や軽いスポーツを共に行います。

応用的動作能力は食事やトイレ、家事といった日常生活で必要とされる活動に必要な能力です。

作業療法士が実際に行うケアとしては、食事・更衣・排泄・入浴などのセルフケアの支援や、物品・道具の操作の支援、また金銭管理や貴重品の管理練習などが挙げられます。

社会的適応能力は就労や就学といった社会とのかかわりを持つために必要な能力です。自己実現のために趣味活動なども含みます。

公共交通機関の利用や生活圏を拡大するための外出活動、パソコン操作の練習などを行います。

必要な資格

作業療法士を名乗るには養成学校を卒業して作業療法士国家試験に合格し、作業療法士として登録する必要があります。

▶社会福祉士とは、福祉や医療の相談援助に必要な知識・スキルを持つ専門家

児童養護施設

児童養護施設は何らかの事情によって保護者と一緒に過ごすことができない子どもを養護し、生活するための居場所を提供しています。

児童養護施設では様々な専門職の人々が働いています。

医師・看護師

児童養護施設は診療治療をする医師を配置することが義務付けられています。

乳児がいる場合には看護師の配置も必要です。

子どもとのかかわり方

入所した子どもが安全に健康な生活が送れるようにサポートします。

定期的な健康診断や感染症対策として予防接種を行ったり、発病などの緊急時に対応します。

役割

入所した子どもの健康維持・増進を図り、安全に健康な生活が送れるような環境整備への助言を行うことです。

仕事の内容

代表的な仕事は定期的な健康診断を行うことです。

他にもアレルギーや疾患を持っている子どもへの対応を職員と検討したり、感染症が発生しやすい冬に予防接種を行います。

発病や事故といった緊急時の対応も行います。

必要な資格

医師の場合は医師免許の取得、看護師の場合は看護師国家試験に合格する必要があります。

児童指導員

児童養護施設で子どもたちの保護者の代わりとして中心的に関わるのが児童指導員です。

子どもとのかかわり方

入所した子どもたちの日常生活の指導・支援を行います。

学校に通っている子どもや進学・就職を控えている子どもにはそのための支援を行います。

役割

施設で子どもたちの養育の中心を担います。

家庭で生活できない子どもたちにとって、保護者の代わりを担います。

仕事の内容

子どもたちに対して、

  • 基本的な生活指導
  • 学校の宿題といった学習指導
  • 学校生活における友達付き合いに関する相談

まできめ細かな対応を行います。

年齢の高い子どもたちには就職や進学の指導など、社会人として自立できるための支援も行います。

必要な資格

児童指導員として働くためには任用資格が必要です。

児童指導員任用資格は大学・大学院で特定の学部・学科を卒業するか、養成施設を卒業することで得られます。

実務経験を経て取得することもできます。

心理療法担当・カウンセラー

児童養護施設の中には、心理療法担当職員やカウンセラーを配置しているところもあります。

子どもとのかかわり方

入所した児童が心の健康を保つことができるように、カウンセリングなどを通して支援を行います。

役割

子どもたちの心のケアを行います。また心理の専門家として他の職員への助言・指導も担います。

仕事の内容

相談事を抱えた子どもたちの話を聞き、カウンセリングを行います。

児童養護施設には家庭での虐待を受けて入所する子どももいるため、子どもたちに寄り添い彼らが安心感を再形成できるように支援します。

職員に対するメンタルヘルスケアも重要な仕事の1つです。

必要な資格

大学で心理学を学び卒業する必要があります。

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児童福祉施設

児童福祉施設とは、児童福祉に関する事業を行う施設の総称です。

児童福祉施設として法律で定められているのは、

  1. 助産施設
  2. 乳児院
  3. 母子生活支援施設
  4. 保育所
  5. 児童厚生施設
  6. 児童養護施設
  7. 知的障害児施設
  8. 知的障害児通園施設
  9. 盲ろうあ児施設
  10. 肢体不自由児施設
  11. 重症心身障害児施設
  12. 情緒障害児短期治療施設
  13. 児童自立支援施設
  14. 児童家庭支援センター

の14施設です。

児童福祉司

児童福祉施設に入所する場合、まず子どもたちは「児童相談所」に相談に行きます。

そこで話を聞いた後に、児童相談所はその子どもがどの施設に入所するのが良いか検討します。

この児童相談所での配置が義務付けられているのが「児童福祉司」です。

子どもとのかかわり方

児童相談所に相談に来た子どもの話を聞きます。

中には複雑な問題を抱えた子どももいるため、彼らが安心して相談できるように真摯に向き合う必要があります。

役割

児童相談所に訪れた子どもや保護者等からの相談に応じ、彼らがどのような状況にあり、何を必要としているのかを調査します。

そして子どもやその家族にとって最も良い援助方法を考えます。

仕事の内容

児童相談施設に相談しに来た子どもたちや保護者の話を聞き、彼らがどのような状況に置かれているのかを調査します。

医師や児童心理司といった専門家とも協力しながら子どもたちにとって一番良い支援は何か考えて対策をたて、援助します。

必要な資格

児童福祉司になるには、児童福祉司の任用資格が必要です。

この資格は、

  • 養成機関を卒業する
  • 大学で心理学・教育学・社会学のいずれかを学んで1年以上実務経験を積む

など、いくつかの取得ルートがあります。

また、医師や社会福祉士の資格をもっていれば児童福祉司の任用資格を得ることができます。

▶児童指導員・児童福祉司・相談員とは?それぞれの違い

その他の子どもに関わる仕事

他にも子どもに関わる仕事はたくさんあります。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーとはイギリスでは100年近い歴史のある職業です。

家庭的保育のスペシャリストとして、共働きなどで子どもの面倒を見ることができない親に代わって子どもを預かり保育する仕事です。

子どもとのかかわり方

親に代わって子どもを預かって保育するチャイルドマインダーです。

一般的な保育士との違いとしては少人数で保育するため、一人一人をよりじっくりと見ることができます。

役割

様々な理由により子どもの面倒を見ることができない保護者に代わって一時的に子どもを預かることがチャイルドマインダーの役割です。

仕事の内容

保護者の代わりに子どもを預かるという点では保育士やベビーシッターと仕事の内容は似ています。

違いとしては、保育士は保育園で勤務する場合は一度に数十人の子どもをみることがありますが、チャイルドマインダーは1~3人の少ない人数をみる点があります。

ベビーシッターとの違いとしては、ベビーシッターは基本的に依頼者の自宅で仕事をしますが、チャイルドマインダーは自宅を保育室にしたり開業することが可能という点があります。

また、チャイルドマインダーが預かる子どもの年齢は0歳~12歳までと幅広いことも特徴です。

必要な資格

チャイルドマインダーになるには、チャイルドマインダーの資格が必要です。

資格取得には特別な学歴は必要ありません。

通学・通信講座を受け、試験に合格することで資格を取得できます。

チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーとは、いじめや不登校などの子どもの問題に対し、児童心理の専門家として対応する職業です。

一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が資格を認定しています。

子どもとのかかわり方

不登校やいじめの問題を抱えている子どもや、ケンカが多かったりあまり話をしてくれない子どもなど、保護者が自分の子どもに対して抱えている悩みは多様です。

子どもに対して特性にあった心理療法を行うことでスムーズに課題解決に導くことがチャイルドカウンセラーの仕事です。

役割

様々な子どもに対し、その特性に合った心理療法を行うことで課題解決に導くことが役割です。

仕事の内容

チャイルドカウンセラーの仕事内容は、どのような職場で働くかによって変わってきます。

教育現場や児童福祉施設、医療現場、カウンセリングサロンなど様々な活躍の場所があります。

それぞれの職場で児童心理の専門家として対応します。

必要な資格

チャイルドマインダーは一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する「チャイルドカウンセラー資格」を取得することで名乗ることができます。

資格を取得するには、教会が指定する認定教育機関において全カリキュラムを修了する必要があります。

ベビーシッター

女性の社会進出が進み、自宅をあける間にベビーシッターを頼むケースも増えています。

子どもとのかかわり方

ベビーシッターは保育園などのような大人数の保育ではなく、1対1で子どもと関わることができるのが特徴です。

役割

ベビーシッターは保護者が仕事などによって留守にしている間、自宅で子どもの面倒を見ます。

基本的に依頼者の子どもと一対一で向き合うため、子どもと密に関わることができるのが特徴です。

仕事の内容

依頼された時間に自宅を訪問し、子どもについての情報をもらいます。

依頼者によってはどのような保育をしてほしいのかといった希望があるためその確認のうえ、子どもの年齢によってはおむつを替えたりミルクをあげたり、小学生の場合は宿題を手伝ったりします。

必要な資格

ベビーシッターになるには法律的な資格は必要ありません。

ただ、保育士や幼稚園教諭、看護師や助産師といった資格を持っていると依頼者の信用を得やすくなります。

公益社団法人全国保育サービス協会が実施している「ベビーシッター資格認定試験」に合格し「認定ベビーシッター」になることができます。

子ども向けショップのスタッフ

子供向けショップのスタッフも子どもと関わることのできる仕事です。

子どもとのかかわり方

どのようなショップで勤務するかによりますが、子どもが楽しい時間を過ごせるように上手にコミュニケーションを取ることが求められます。

役割/仕事の内容

子どもの興味を惹いて楽しんでもらうと同時に、購入を検討する保護者に対して商品の説明などをします。

必要なスキル

子どもと関わることが好きで、子どもと一緒に楽しむことができる人に向いている仕事です。

遊園地のスタッフ

遊園地のスタッフも子どもと関わることのできる仕事です。

子どもとのかかわり方

子どもたちが遊園地で楽しい時間を過ごすことができるように、一緒に楽しんだり盛り上げたりします。

役割/仕事の内容

遊園地のアトラクションに配置されているスタッフの場合は、その遊び方を説明するのが仕事です。

子どもの中には早くアトラクションに乗りたくてうずうずしている子どももいるので、安全面などに注意して遊べるように声がけを行います。

必要なスキル

子どもと一緒に楽しんだり盛り上がったりできる人に向いている仕事です。自分自身も遊園地を楽しめることが大切でしょう。

▶自分にあった教える仕事の見つけ方!仕事の一覧、分類方法や考え方

まとめ

この記事では子どもに関わる仕事を幅広くご紹介しました。

子どもと接する仕事は学校の先生に限らずたくさんあります。

この中で自分に向いていると思う仕事があったら必要な資格などを詳しく調べてみるとよいでしょう。

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この記事の監修者

村田浩輝

大手通信教育、オンライン教育、スタートアップなど多くの企業への転職成功実績を持つキャリアアドバイザー。EdTechや教育業界での最新の知見に詳しく、専門性を活かした独自の求人提案に強みを持つ。千葉大学教育学部卒。前職はウェディングプランナーでトップセールス。2児の父。

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