2017-03-08 2020-06-10
教室長と塾講師の違いは?求められる経験やスキルは違うの?
この記事では、教育業界の求人の中でも多い、教室長(※企業によってはスクールマネージャーと呼ぶ場合もあり)と塾講師の違いを説明しています。
学習塾での勤務経験のある方にとっては自明のことですが、教育業界未経験の方にとっては、わかりづらい部分でもあるので、解説します。
目次
学習塾の授業スタイルには、一斉授業と個別指導がある
学習塾というとどんな授業スタイルを思い浮かべるでしょうか。現在の学習塾業界には、大まかにいうと、2つの授業スタイルがあります。
一つが、一人の講師が授業の講義を行い、多くの生徒に一斉に講義を行うスタイルです。
一般に一斉授業と呼ばれます。大学の講義や学校の授業で多く行われる形式といえばイメージしやすいでしょうか。 もう一つの授業スタイルが、個別指導です。
個別指導の授業スタイルは、マンツーマンや一人の先生に生徒2−3人が教えるなどいくつかタイプがありますが、少人数の担当を行うという授業の形式です。生徒にとっては個人のペースに合わせて学習を進められ、分からないところなどの質問を行いやすい特長があります。
一斉授業を担当するのが塾講師
その一斉授業を担当するのが、塾講師です。
一斉授業を行う塾は、比較的ハイレベルな授業を行うことが多く、受験対策などもレベルが高いことが多いです。
そのため求められる指導のレベルは高く、スキルや経験も要求水準が高いことが多いです。テレビに出演するような、有名講師になれば収入も青天井といえます。
※その場合、雇用契約ではなく委託契約という形になっていることも多いようです。
個別指導の教室をマネジメントするのが教室長(スクールマネージャー)
一方で教室長の役割は塾講師とは大きくことなります。個別指導の塾では生徒少人数につき、先生が担当を行いますので、多くの先生が必要になります。
そしてこの先生の多くは、大学生や大学院生のアルバイトです。
教室長の役割は指導を行うことではありません。こういった大学生や大学院生のアルバイトのマネジメント(シフト管理、モチベーション・マネジメント等)、教室の売上管理、集客、保護者の対応といった広い業務を担当します。
塾講師に求められるスキルや経験、資格は?
塾講師に求められるスキルや経験は、担当にもよりますが比較的高いです。ハイレベルな授業や受験対策の授業などを求められるため、学歴や受験経験(私立小学校、中学校など)が求められます。
塾業界での指導経験や、教員免許などの資格は必須ではありませんが、あると選考で有利になることも多いです。
業界未経験、指導経験のない方でも学歴や経歴上可能性があれば、選考に進めることも多いです。但し、大勢の前で話が出来るプレゼンテーション能力、生徒に好まれそうな人間力などのポテンシャルを評価されます。
また、当初は比較的難易度の低い授業を担当し、徐々に高い難易度の授業にステップアップしていくことが多いです。
文系科目の指導が出来る方のニーズも高いですが、数学や算数、理科系科目を指導出来る経験者の方のニーズは非常に高いです。
教室長やスクールマネージャーに求められるスキルや経験、資格は?
塾講師に求められる能力は、生徒に対する指導力ですが、教室長やスクールマネージャーに求められるスキルは、大きく異なります。
大学生や大学院生のアルバイト講師のマネジメント、保護者への対応力、教室の売上管理などの業務が求められます。
生徒に授業を行う指導力は要求されず、マネジメント力やコミュニケーションを行う力、提案力といったスキルが求められます。学習塾での経験や教員免許などの資格を求められることもありません。
評価されやすい経験としては、店舗のマネジメント(業界は問いません)、販売・接客・営業経験などが評価されやすい経験です。
また、学生時代に塾講師の経験がある方というのも評価に結びつきやすいです。
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