2018-10-12 2020-06-30
教師・教員・先生の転職が難しい理由は?転職するためのコツ
「教師や教員の転職は難しい・・」そんな話を聞いたことがありませんか?
なんとなく聞いたことはあるけど、その理由や出来る対策については知識のない方も多いのではないでしょうか。
弊社は教育業界に特化した転職サイト、転職エージェントを運営しています。その中で、多くの教師・教員の方の転職の支援をしております。
中途採用を行っていらっしゃる企業様との付き合いも多くあり、教員・教師の方の転職市場での評価・評判も伺うことが多いです。
そういった情報を元に、なぜ教師や教員の方の民間企業への転職が難しいのか、それでも転職したい場合どうすべきなのかをまとめています。
目次
教師や教員、先生は本当に転職が難しいのか?
何と比較するのか、その方の経歴やスキル次第であることは間違いありませんが、教師や教員の方の民間企業への転職が難しいのは事実です。
様々な要因がありますが、教師や教員の方の転職が難しい理由を以下にまとめています。
教師・教員・先生の転職が難しい理由は?
年収が高い(転職市場の評価に比べて)
一般的に教師や教員の方は条件的に恵まれています。
勤務時間が長い方は多いのですが、あくまで同年代の方と比較した場合、絶対額の年収が高いことが多いです。
一方で、民間企業に転職する場合、未経験職種への転身になり、年収が上がることは多くありません。
そうした場合、転職に至らない方が多いです。
※学校や契約形態に応じて、平均的な企業よりも厳しい条件の方もいらっしゃいますが、多くの方は比較的良い条件での勤務をされています
転職の時期・タイミングが難しい
教師や教員の方は、業務の性質上、年度の途中での転職がしづらいことがあげられます。
特に担任を受け持っている場合は、容易に退職出来るものでもありません。
中途採用は、新卒採用と異なり、来年4月の採用といったことはなく、多くが出来るだけ早く来てほしいという募集のため、よいご縁にならないケースが多く発生します。
逆に年度の変わり目になる3-5月の転職は希望者が多く、倍率が比較的高くなります。
ビジネス経験が乏しい(スキルが不足しているとみなされる)
上記の年収や時期の問題はありますが、この要因が最も大きいです。
教師や教員の方(民間企業での就業経験がない方)は、ビジネス経験がなく、企業からの評価が高くありません。
この「ビジネス経験がない」とはどういう意味なのか、より詳細をまとめています。
教師・教員・先生のビジネス経験が不足しているというのはどういうことか?
ビジネス上の成果を追求した経験が乏しい
学校の教育現場では、売上や利益などの数値的な明確な目標を持っていないことが多いです。
そのため、ビジネスで求められる成果を追求するための行動、スタンスが身についていないと評価されてしまうことがあります。
営業職や、明確に数値目標を持った職種では敬遠されてしまうことが多いです。
コミュニケーションスタイル
ビジネス上のコミュニケーションに難があると評価されてしまうこともあります。
- 要点をまとめる
- 結論から話す
といったビジネスで求められるコミニュケーションスタイルが身についておらず、説明が冗長といった評価を受ける方が多いです。
また、業務のコミュニケーション相手が子供中心のため、返事が「うん、うん」といった癖がついてしまっている方もいらっしゃいます。
特にお客様とのコミュニケーションが発生する仕事では、致命的な評価になってしまうことがあります。
ITリテラシー
個人差は非常にありますが、ITリテラシーも企業が要望するものに満たない可能性が高いです。
学校によっては個人のPCがないこともあり、一定水準のITスキル(PCスキル)を持っていない方もいらっしゃいます。
多くの企業では、Office関連、メール、各種クラウドサービスを当然のように利用されており、こうしたものに抵抗がある場合、評価されづらいでしょう。
受け身のスタンス
企業が中途採用を行う理由は、その方が会社の業績に貢献して頂ける可能性があるからです。
選考の場では、今までの経験やスキルでどのように貢献出来るかが重要です。
こういった前提がありますが、教員・教師の方には、ご自身から何かを提供するというのではなく、会社から学ばせてもらう、身につけさせてもらいたいという発想をする方も多く、ミスマッチになることが多いです。
ご自身がXXな点で貢献する、その上でこういった経験・スキルを積みたいというスタンスであれば、企業も積極的に採用を考えられますが、受け身だけのスタンスの場合、採用に至りません。
▶教師・教員・先生をやめたい・・よくある理由と代表的な転職先、対処法を解説
教師・教員・先生が転職するためにおすすめの4つのポイント
上記のように、教師・教員の方が転職する場合、課題となることが多くあります。
ただ、多くの教師・教員の方が転職しており、転職するのが無理なわけではありません。
どうすれば良いのかを説明します。
1:転職によって得たいものを明確にする
まずは、ご自身がなぜ転職したいのか、転職によって得たいものをはっきりさせましょう。
教員の方に限ったことではありませんが、全ての条件(給与、勤務時間、仕事内容など)に満足出来る仕事はほとんどありません。
そういったものを探しても、ほとんどの場合、転職活動はうまくいかないでしょう。
すべてを求めるのではなく、転職によって得たいものをはっきりさせましょう。
いくつか要素があるのは当然ですので、その中での優先順位や、希望と妥協できる条件を考えるのがよいでしょう。
こうした整理は一人で行ってもなかなかうまく出来るものではありません。
弊社にご相談いただければ、そういったご要望の整理、優先順位付けも行っております。
2:転職のタイミングを明確にする
いいところがあればという転職活動はうまくいきません。
特に教員の方は業務の特性上、転職のタイミングが限られます。
年度替わりで退職し転職する、またX月に転職するといったスケジュールを決め、それに向けてどういったスケジュールで活動するのがよいでしょう。
4月に転職をする場合、1月頃から書類選考を始め、1-2月に選考-内定というスケジュールがスムーズです。
転職したいタイミングの3ヶ月前くらいから書類選考を始めれば比較的余裕を持って転職活動が行えます。
※不安な方はもう少し早い段階で始めて頂いてもよいかと思います。
3:身につけられるスキルは身につけておく
ITリテラシーに関しては、業務では使用しなくとも、個人で習得しておきましょう。
個人の趣味でも、仕事でも構いませんがOffice関連や各種クラウドサービスの利用し、慣れておくことが重要です。
専門的なサービスを使うのではなく、あくまで一般的なレベルでの利用が可能であれば、不利にはなりませんので、身につけておくのがよいでしょう。
仮に今利用する環境、必要性がないとしても、新しい知識やスキルを習得するマインド・姿勢は極めて重要です。
4:教育業界専門の転職エージェントに相談する
今までまとめたように、教員や教師の方の転職活動は、民間企業の方と異なる点が数多くあります。
個人や、大手の転職エージェントを利用して転職活動を行うと、教員の転職活動特有の対策が出来ず、
- 書類選考や面接の対策が不十分
- キャリアや希望にあった求人やポジションの提示がない
可能性があります。
冒頭に述べたように弊社は、数多くの教員・教師の方の転職支援の実績がございます。
そうした実績から具体的な選考のアドバイスをいたしますので、ぜひご活用ください。
▶教員免許を活かせる仕事にはどんな求人がある?成功の秘訣を解説
教員から転職出来る仕事や求人は?
あまり知られていませんが、教員の方を積極的に中途採用している企業もあります。
- 学習塾や予備校
- 各種スクール/教室運営企業
- 教材関連企業
などが当てはまるでしょう。
中途採用の求人は、流動的で常に状況が変わっています。
最新の情報が知りたい、求人を紹介してほしいという方、サイトに公開されていない非公開の求人を紹介してほしいという方は、相談フォームより面談をご依頼ください。
▶教師・教員・先生から転職!中途採用の転職先にはどんな求人がある?
▶教師・教員の履歴書・職務経歴書の書き方!例文・サンプル付!教育業界専門の転職エージェントが解説
教員・教師・先生の転職でEducation Careerを活用する4つのメリット
弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェント「Education Career」を運営しています。
その中で多くの教員免許をお持ちの方の転職も支援してきました。ここでは、転職活動において弊社を活用頂くメリットをご紹介します。
①独自の求人やテーマに合わせた求人を紹介可能
教育業界専門の転職エージェントだから、他のエージェントでは積極的に紹介されないような求人(教材制作/学校営業/スクール運営/各種企画職)もご案内いたします。
- EdTech(教育×テクノロジー)
- STEAM教育
- グローバル人材育成
- 社会人教育
などの関心領域に合わせてご提示することも可能です。
②面談を通した、個人にとってよりよいキャリアを提案
弊社では、弊社オフィスにお越しいただくか、電話/ビデオ通話等での面談を必須としています。
面談を通じて、
- 教材作成や企画にチャレンジしたい
- 年収をあげたい
- 土日休みの仕事がしたい
- 夜遅い勤務を日中勤務にしたい
といった要望、条件を伺った上で、よりよいキャリアの選択肢を提示するためです。
※ご紹介可能な求人はご経歴や、タイミング・時期によって変動いたします。状況によっては転職をおすすめしないこともあります。
③豊富な実績を元に、書類作成、選考対策をサポートします
- 学校の先生/教員
- 学習塾の講師や教室長
- 各種の教材制作/編集
- 教育関連業種での営業
- ITエンジニア
- 異業界から教育業界への転身
などなど多くの方々の教育業界での転職を支援しております。
出身の職種特有の書類の作成や面接対策も行っています。
教育関連の企業に興味はあるが、知識や経験がなくどのようにするべきかわからないという方は、弊社にご相談頂ければコツやポイントをお伝えします。
④利用は無料!相談=転職ではなく、中長期的なキャリア相談も可能
弊社のご利用は全て無料です。
また、転職相談・面談を行ったからといって、求人に応募しなければいけないわけではありません。
ご要望やタイミングに合わせて、転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き、支援いたします。
今すぐではないが、今後考えているという方のキャリア相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。
▶教育コンサルタントに転職したい人がはじめに見ておくべき基礎知識
早期の活動開始と事前準備が転職成功のカギ!お早めに相談ください
ご自身が納得され、条件的にも満足出来るような転職活動を行うには、
- 情報収集
- 選考の対策
が欠かせません。
ただ弊社の感覚値、90%以上の方の準備が不足しています。
準備を行えば採用につながる可能性がある場合でも、準備不足によりお見送りになってしまうケースがあります。
転職エージェントを活用頂ければ、本人では気づきづらい、もったいないミスも避けることが出来ます。
特に弊社は、教育業界における実績が多数ございますので、業界特有、個別の企業に対する対策を行えます。
ただ、高い品質での面談を行うため、面談数は限定で行っています。
面談ご希望の方は、出来るだけお早めに以下のフォームよりご相談ください。
- 転職をお考えの方教育業界の非公開求人を多く保有しています
教育業界専門の
エージェントに相談する
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