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2018-10-12 2021-09-28

教員の転職が難しい理由と転職成功のコツ

「教員の転職は難しい」という話を聞いたことがありませんか?

なんとなく聞いたことはあるけど、その理由やできる対策については知識のない方も多いのではないでしょうか。

弊社は教育業界に特化した転職サイト、転職エージェントを運営しています。その中で、多くの教師・教員の方の転職の支援をしてきました

中途採用を行っていらっしゃる企業様との付き合いも多くあり、教員の転職市場での評価・評判も伺うことが多いです。

そういった情報を元に、なぜ教員の転職は難しいと言われるのか、もし転職したい場合どうすべきなのかをまとめています。

教師や教員、先生は本当に転職が難しいのか?

何と比較するのか、その方の経歴やスキル次第であることは間違いありませんが、教員の民間企業への転職が難しいのは事実です。

様々な要因がありますが、教員の転職が難しい大きな理由を以下にまとめています。

教師・教員・先生の転職が難しい理由は?

年収が高い(転職市場の評価に比べて)

一般的に教員は給与面の条件的に恵まれています。

勤務時間が長い方は多いのですが、別のお仕事をされている同年代の方と比較した場合、絶対額の年収が高いことが多いです。

民間企業に転職する場合、未経験職種への転身になり、年収が上がることは多くありません。

そうした場合、転職に至らない方が多いです。

※学校や契約形態に応じて、平均的な企業よりも厳しい条件の方もいらっしゃいますが、多くの方は比較的良い条件での勤務をされています。

▶教員の平均年収まとめ!小中高校の教師と大学教授の年収を解説

転職の時期・タイミングが難しい

教員の業務の性質上、年度の途中での転職がしづらいことがあります。

特に担任を受け持っている場合は、容易に退職できるものではありません。

中途採用は、新卒採用と異なり、「来年4月の採用」といったことはなく、多くが出来るだけ早く来てほしいという募集のためよいご縁にならないケースが多く発生します。

逆に年度の変わり目になる3~5月は転職希望者が多く、倍率が高くなります。

ビジネス経験が乏しい(スキルが不足しているとみなされる)

先述した年収や転職時期の問題はありますが、この要因が最も大きいです。

教員(民間企業での就業経験がない方)はビジネス経験がなく、企業からの評価が高くありません。

「教員はビジネス経験が不足している」の意味

教員の転職が難しいと言われる理由で挙げた、「ビジネス経験がない」とはどういう意味なのか、より詳細を説明します。

ビジネス上の成果を追求した経験が乏しい

学校の教育現場では、売上や利益などの数値的な明確な目標を持っていないことが多いです。

そのため、ビジネスで求められる成果を追求するための行動、スタンスが身についていないと評価されてしまうことがあります。

特に営業職や、明確に数値目標を持った職種では敬遠されてしまうことが多いです。

コミュニケーションスタイル

ビジネス上のコミュニケーションに難があると評価されてしまうこともあります。

  • 要点をまとめる
  • 結論から話す

といったビジネスで求められるコミニュケーションスタイルが身についておらず、説明が冗長といった評価を受ける方が多いです。

また、業務のコミュニケーション相手が子供中心のため、返事が「うん、うん」といった癖がついてしまっている方もいらっしゃいます。

顧客とのコミュニケーションが発生する仕事では、致命的な評価になってしまうことがあります。

ITリテラシー

個人差は非常にありますが、ITリテラシーも企業が要望する基準に満たないことが多いです。

学校によっては個人のパソコンがないこともあり、一定水準のITスキル(PCスキル)をお持ちでない方もいらっしゃいます。

多くの企業では、Office関連、メール、各種クラウドサービスを当然のように利用されており、こうしたものに抵抗がある場合、評価されづらいでしょう。

受け身のスタンス

企業が中途採用を行う理由は、その方が会社の業績に貢献して頂ける可能性があるからです。

選考の場では、今までの経験やスキルでどのように貢献できるかが重要です。

こういった前提がありますが、教員にはご自身から何かを提供するのではなく、「会社から学ばせてもらう」「身につけさせてもらいたい」という発想をする方も多くミスマッチになることが多いです。

ご自身がどういった点で貢献する、その上でこういった経験・スキルを積みたいというスタンスであれば、企業も積極的に採用を考えられますが、受け身だけのスタンスの場合、採用に至りません。

教員をやめたい・・よくある理由と代表的な転職先、対処法を解説

ここまで述べてきたように、教員が転職する場合、課題となることが多くあります。

ただ、転職するのが無理なわけではありません。実際に多くの教員が転職をしています。

ここでは、教員が転職するための4つのポイントを説明します。

転職によって得たいものを明確にする

ご自身がなぜ転職したいのか、転職によって得たいものをはっきりさせましょう。

これは教員に限ったことではありませんが、全ての条件(給与、勤務時間、仕事内容など)に満足できる仕事はほとんどありません。

すべての条件を満たす求人を探し続けても、ほとんどの場合、転職活動はうまくいかないでしょう。

すべてを求めるのではなく、転職によって得たいものをはっきりさせましょう。

いくつか要素があるのは当然ですので、その中での優先順位や妥協できる条件を考えてみてください。

こうした整理は1人で行ってもなかなかうまく出来るものではありません。

弊社にご相談いただければ、そういったご要望の整理、優先順位付けも行っております。

転職のタイミングを明確にする

「いいところがあれば」という転職活動はうまくいきません。

特に教員の方は業務の特性上、転職のタイミングが限られます。

年度替わりで退職する、〇月に転職するといったスケジュールを決め、それに向けて転職活動をされるのがよいでしょう。

4月に転職をする場合、1月頃から書類選考を始め、1-2月に選考-内定というスケジュールがスムーズです。

転職したいタイミングの3ヶ月前くらいから書類選考を始めれば比較的余裕を持って転職活動が行えます。

※不安な方はもう少し早い段階で始めて頂いてもよいかと思います。

身につけられるスキルは身につけておく

ITリテラシーに関しては、業務では使用しなくとも、個人で習得しておきましょう。

個人の趣味でも仕事でも構いませんが、Office関連や各種クラウドサービスを利用し慣れておくことが重要です。

専門的な技術を身に着けるのではなく、あくまで一般的なレベルが身について入れば、職種にもよりますが選考で不利になることは少ないです。

仮に利用する環境や必要性がないとしても、新しい知識やスキルを習得するマインド・姿勢は極めて重要です。

教育業界専門の転職エージェントに相談する

今までまとめたように、教員の転職活動は民間企業の方と異なる点が数多くあります。

個人や大手の転職エージェントを利用して転職活動を行うと、教員の転職活動特有の対策ができず、

  • 書類選考や面接の対策が不十分だった
  • キャリアや希望にあった求人やポジションの提示がない

といったことが起こる場合があります。

冒頭に述べたように弊社は、数多くの教員の転職支援の実績がございます。そうした実績から具体的な選考のアドバイス等も可能ですので、ぜひご活用ください。

教員の転職体験談

ここでは実際に教員から、転職された方々の体験談をご紹介します。

  • 退職理由
  • 転職活動の進め方
  • 転職前後での条件面の変化(年収や残業時間)
  • 転職活動を振り返って思うこと

などこれから転職される方の参考になる情報をお伺いしました。

一部を抜粋してご紹介していますので、より詳しい内容を知りたい方はリンク先の動画や記事を是非ご覧ください。

小学校教員から学童保育(NPO法人)へ

小学校教員として4年間勤務された篠田さん。

ご自身がお持ちだった教員の理想像と異なる仕事が多いことや、結婚・出産後に理想の子育てができないと思われたこと、教員以外の仕事も見てみたいと思われたことなどから転職を決意。

転職活動を始めて情報収集をする中、新聞記事に載っていた学童に話を聞きたいと問い合わせたことがきっかけとなり、その学童へ転職されました。

▶篠田さんの転職体験談はYouTubeチャンネル「Education Career」で公開中。動画は前編中編後編に分かれています。

高校教員からプログラミングスクールへ

岩田さんは千葉県の高校教員(家庭科)として勤務。

教員として働く中で時間がなく、「もっと勉強をしたい」という考えから退職を決意。

エンジニア×ベンチャー×人を大切にする企業をキーワードに様々な企業の話を聞きにいかれ、最終的にオンラインプログラミングスクール運営企業へ転職されました。

現在は副業として、東京都内の中学校の非常勤講師、個人でのコーチング事業などもされています。

▶岩田さんの転職体験談はYouTubeチャンネル「Education Career」で公開中。動画は前編中編後編に分かれています。

中学校教員から通信制高校のカリキュラム企画職へ

Oさん(25歳)は公立中学校の教員として3年ほど勤務されていました。

業務の負荷(タスクの多さ・部活動などの負担)から教職を長くは続けられないと考え、転職を決意。

  • 教育関連の仕事に携わりたい
  • 休日をしっかり取れる、勤務時間が長すぎない
  • その代わり給与はある程度妥協できる

というのが転職活動の軸でした。

弊社からは事務や営業、教材制作関連の未経験で応募可能な求人をご紹介。

土日休み勤務で残業も少ない環境であること、専門性・スキルを高められそうであるという2点が決め手となり、年収はダウン(410→350万円)となりましたが、転職を決意されました。

▶詳細はこちら:公立中学校教員からカリキュラム企画職へ転職【20代女性/体験談】

私立高校教員からオンラインスクールの職員へ

Kさん(30歳)は私立高校の教員としてお勤めで、ICT化の推進担当としても活躍されていました。

ICT関連の事業者とコミュニケーションをする中で、ご自身も教員の経験を活かしてそういった企業で働いてみたいと思うようになったそうです。

選考を受け始めると、教育現場にITツールやサービスを導入したいと考える事業者にとって、Kさんの現場感覚は非常に貴重なものと評価され複数のオファーを頂きました。

結果として、オンラインで運営される学校に入社され、年収は450→480万円に、休日数は少し増えたようです。

▶詳細はこちら:私立高校教員からオンラインスクール職員へ転職【30代男性/転職体験談】

教員におすすめの転職先4選

最後に、教員におすすめの転職先として、

  • 学習塾や予備校
  • 各種スクール運営企業
  • 教材制作会社
  • 別の学校や学校法人

の4つを紹介します。

「別の学校や学校法人」を除き、多くの場合は民間企業です。あまり知られていませんが、教員を積極的に中途採用している企業もあるのです。

学習塾や予備校

教員の仕事との親和性が高いのは学習塾や予備校の教務(講師)職です。

共通点に「生徒に教える仕事」があり、教員時代の経験やスキルが活かしやすいです。

業務で似ている部分もあり、教員から転職される方の心理的なハードルも低い傾向にあります。

学校と塾・予備校の違いは、生徒の成績向上に対して明確な目標(合格率、志望校合格者数、定期テストの順位など)を持つことといえます。

各種スクール運営企業

英会話や各種習い事、近年ではプログラミング教育に関わる仕事も、教師の転職先として代表的です。

英語教員の方が英会話スクールへ転職されるなど、その教室やスクールが提供しているサービスに対する関心の高い方が転職する傾向にあります。

企業により異なりますが自身で指導をするのがメインのポジションも、教室のマネジメント中心のポジションもあり、さまざまな求人があります。

教材制作会社

教材企画・教材制作会社は元教員の転職先として非常に人気です。

教科書や教材の出版社、通信教育、塾・予備校、eラーニングなどの会社が当てはまり、職種としては「教材制作」や「カリキュラム開発」などと呼ばれます。

こうした教材の企画・開発・制作に携わる仕事は、非常に人気の高い仕事である一方で、各社の採用人数は少なく、求められる経験やスキルも高いです。

教材を企画・制作した経験はもちろんのこと、「誰に対して」「どういう教材が必要なのか」を組み立てる論理的思考力や企画力が求められます。

GIGAスクール構想が進められる昨今は、ICTやデジタルを活用した教材や問題集を提供する企業の教材制作の求人募集は増加傾向にあります。

別の学校や学校法人

別の学校や学校法人への転職は「仕事内容は変えず、職場環境を変えたい」といった場合に有効な方法の1つです。

学校法人は種類が多く、教育理念も様々です。

自分の考える理想の教育と考えが合う学校や学校法人を見つけ、転職するのも1つの方法でしょう。

中途採用の求人は、流動的で常に状況が変わります最新の情報が知りたい、自分に合う求人を紹介してほしいという方は、相談フォームより面談をご依頼ください。

▶教員免許を活かせる仕事にはどんな求人がある?成功の秘訣を解説

教員の転職でEducation Careerを活用する4つのメリット

弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェント「Education Career」を運営しています。

その中で多くの教員免許をお持ちの方の転職も支援してきました。ここでは、転職活動において弊社を活用頂くメリットをご紹介します。

①独自の求人やテーマに合わせた求人を紹介可能

教育業界専門の転職エージェントだから、他のエージェントでは積極的に紹介されないような求人(教材制作/学校営業/スクール運営/各種企画職)もご案内いたします

  • EdTech(教育×テクノロジー)
  • STEAM教育
  • グローバル人材育成
  • 社会人教育

などの関心領域に合わせてご提示することも可能です。

②面談を通した、個人にとってよりよいキャリアを提案

弊社では、弊社オフィスにお越しいただくか、電話/ビデオ通話等での面談を必須としています。

面談を通じて、

  • 教材作成や企画にチャレンジしたい
  • 年収をあげたい
  • 土日休みの仕事がしたい
  • 夜遅い勤務を日中勤務にしたい

といった要望、条件を伺った上で、よりよいキャリアの選択肢を提示するためです。

※ご紹介可能な求人はご経歴や、タイミング・時期によって変動いたします。状況によっては転職をおすすめしないこともあります。

③豊富な実績を元に、書類作成、選考対策をサポートします

  • 学校の先生/教員
  • 学習塾の講師や教室長
  • 各種の教材制作/編集
  • 教育関連業種での営業
  • ITエンジニア
  • 異業界から教育業界への転身

などなど多くの方々の教育業界での転職を支援しております。

出身の職種特有の書類の作成や面接対策も行っています。

教育関連の企業に興味はあるが、知識や経験がなくどのようにするべきかわからないという方は、弊社にご相談頂ければコツやポイントをお伝えします。

④利用は無料!相談=転職ではなく、中長期的なキャリア相談も可能

弊社のご利用は全て無料です。

また、転職相談・面談を行ったからといって、求人に応募しなければいけないわけではありません。

ご要望やタイミングに合わせて、転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き、支援いたします。

今すぐではないが、今後考えているという方のキャリア相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。

▶教育コンサルタントに転職したい人がはじめに見ておくべき基礎知識

早期の活動開始と事前準備が転職成功のカギ!お早めに相談ください

ご自身が納得され、条件的にも満足出来るような転職活動を行うには、

  • 情報収集
  • 選考の対策

が欠かせません。

ただ弊社の感覚値、90%以上の方の準備が不足しています。

準備を行えば採用につながる可能性がある場合でも、準備不足によりお見送りになってしまうケースがあります。

転職エージェントを活用頂ければ、本人では気づきづらい、もったいないミスも避けることが出来ます

特に弊社は、教育業界における実績が多数ございますので、業界特有、個別の企業に対する対策を行えます。

ただ、高い品質での面談を行うため、面談数は限定で行っています。

面談ご希望の方は、出来るだけお早めに以下のフォームよりご相談ください。

▶教育業界での転職を成功させるには?会社選びから面接対策まで完全ガイド

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