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2026-06-12

大学広報はきつい?仕事内容・年収・未経験から転職する方法を転職エージェントが解説

大学広報は、大学の教育・研究や魅力を、受験生をはじめとする学内外の関係者に伝える仕事です。

本記事では、大学広報への転職を検討している方に向けて、仕事内容・年収相場・転職する方法等を教育業界専門の転職エージェントが解説します。

この記事の監修者

Education Career 編集部

教育業界専門の転職エージェント「Education Career」の編集部です。年間で数百名の教育業界出身者の転職やキャリアの支援を行う転職エージェントとして、教育業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

大学広報とは

大学広報とは、大学が、教育・研究・社会貢献といった自らの活動の価値を学内外の関係者に伝え、良好な関係を築くための活動全般を指します。

大学を取り巻く関係者は、受験生やその保護者、在学生、卒業生、教職員、地域住民、連携先の企業や自治体、報道機関など多岐にわたります。大学広報は、こうした幅広い相手に対して、適切な情報を適切な手段で届ける役割を担います。

組織上は、広報課・広報室・広報部といった部署に所属するのが一般的で、大学職員(事務系職員)の一職種に位置づけられます。

大学によっては、入試広報を担う部署と、研究広報やブランディングを担う部署が分かれている場合もあります。

大学広報の仕事内容

大学広報の業務は幅広く、大学の規模や方針によって担当範囲は異なりますが、代表的なものは以下の通りです。

入試広報・受験生向けの情報発信

受験生やその保護者に大学の魅力を伝え、出願や入学につなげる活動です。大学案内(入学案内パンフレット)の企画・制作、進学相談会やオープンキャンパスの運営、受験生向けサイトの管理などが含まれます。

少子化により受験生の獲得競争が年々厳しくなっているため、入試広報は多くの大学で重要性が増している領域です。

Web・SNSの運用、オウンドメディアの運営

大学公式サイトの更新・管理に加え、SNSを通じた情報発信を行います。在学生の様子やキャンパスの雰囲気、イベント情報などを発信し、受験生や社会との接点をつくります。

近年は、動画コンテンツや在学生・卒業生を起用した発信に力を入れる大学も増えており、企画力やデジタルへの理解が求められる場面も見られます。

広報誌・大学案内などの制作物の企画・編集

大学案内のほか、在学生・卒業生・保護者に向けた広報誌や、大学の活動をまとめた年次報告など、さまざまな制作物の企画・編集を担当します。

取材、原稿作成、デザイナーや印刷会社との折衝、進行管理など、編集者に近い業務を担うことも少なくありません。

研究広報・メディア対応

大学の研究成果を社会に発信する活動です。研究者への取材をもとにプレスリリースを作成し、報道機関に情報提供を行います。

新聞・テレビ・Webメディアからの取材依頼への対応や、記者会見の運営を担うこともあります。

イベントの企画・運営

オープンキャンパスをはじめ、周年記念行事、公開講座、シンポジウムなど、各種イベントの企画・運営に携わります。

告知から当日の運営、終了後の情報発信まで、一連の流れを担当します。

ブランディング・危機管理広報

大学全体のイメージやメッセージを統一的に管理し、ブランド価値を高める活動も大学広報の役割です。

また、事故・不祥事・災害などの有事には、報道機関や社会への説明・情報発信を担う危機管理広報も重要な業務となります。

なお、こうした業務をどこまで一人が担うかは、大学の設置主体(国立大学法人・公立・私立)や規模によって異なります。

大規模な総合大学では領域ごとに担当が分かれる一方、小規模な大学では一人が複数の業務を兼任することもあります。

大学広報の年収・給与相場

大学広報は大学職員(事務職員)の一職種であるため、年収の目安としては、まず大学職員全体の給与水準が参考になります。

文部科学省が公表した「国立大学法人及び大学共同利用機関法人の役職員の給与等の水準(令和6年度)の取りまとめ」によると、国立大学法人の事務・技術職員の平均年収は約609万円です。

私立大学については、すべての大学が給与水準を公開しているわけではなく、公的にまとまったデータは多くありません。一般に、職員の年収は国立大学よりも私立大学のほうが高い傾向にあり、昇給のスピードも早いとされますが、いずれも大学の規模や地域、役職によって幅があります。

大学やポジションによって異なりますが、実際に想定年収が350万円前後~600万円前後の求人も見られます。

なお、大学広報の最新の年収水準や条件を詳しく知りたい方は、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」にお問い合わせください。

大学広報に向いている人・やりがい

大学広報は、人と関わりながら情報を形にしていく仕事です。向いているのは、次のような人だといえます。

ひとつは、人やものごとの魅力を見つけ、それを伝えることに喜びを感じられる人です。研究者や学生への取材を通じて、大学の価値を言葉やビジュアルに翻訳していく場面が多くあります。

もうひとつは、多様な相手と粘り強く調整できる人です。大学広報は、教員、学生、外部の制作会社、報道機関など、立場の異なる相手と関わるため、丁寧なコミュニケーションと段取り力が求められます。

やりがいとしては、大学という公共性の高い組織の価値を社会に伝える、意義の大きい仕事である点が挙げられます。研究成果を広く社会に届けたり、受験生に大学の魅力を伝えたりと、教育・研究の現場と社会をつなぐ役割を担えます。

自分が手がけた記事や制作物、イベントが形となって世に出る点も、この仕事ならではの手応えです。発信の一つひとつが大学のブランドや評価を長期的に育てていくため、すぐに数字に表れなくても、積み重ねが組織の力になっていく仕事だといえます。

大学広報に転職するには

大学広報として働くために、必須となる資格は基本的にありません。広報・PRの実務経験がある方は評価されやすいと言えますが、未経験から応募できる求人も存在します。

特に注目したいのは、大学広報には「大学の魅力を伝えて受験生・入学者を増やす」という営業的・マーケティング的な側面がある点です。そのため、広報未経験であっても、営業経験や顧客折衝の経験が評価される場合があります。

大学広報を含む大学職員の採用は人気が高く、決して簡単ではありません。ただし、大学が求めているのは、立派な学歴や大手企業での実績といった経歴を持っているだけの人ではありません。

選考の合否を大きく左右するのは、その大学が抱える課題に寄り添い、大学の未来に自分がどう貢献できるかという明確な視点を持っているかどうかです。

少子化による受験生獲得競争の激化や、研究成果の発信力強化など、大学が広報に期待する役割は年々大きくなっています。だからこそ、志望する大学をよく調べたうえで、「この大学のこうした課題に対し、自分の経験をこう生かして応えられる」と自分の言葉で具体的に語れるかどうかが重要になります。

これまでの経験は、実績として並べるだけでなく、志望先の大学にどう生かせるかという貢献の視点とセットで語ることで、より強いアピールになります。

大学広報の転職・求人情報ならEducation Career

弊社では、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」を運営しており、大学広報をはじめとした教育業界の求人を多数保有しております。

教育業界のキャリアに精通したキャリアアドバイザーが、ご希望に沿った求人のご紹介はもちろん、専門エージェントならではの独自の求人提案を行っております。

また、応募書類の添削や面接対策など、選考に向けた準備も丁寧にサポートいたします。

大学広報への転職や、これまでの経験を活かした教育業界への転職をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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