2019-04-14 2026-01-20
教師・教員の履歴書・職務経歴書の書き方!例文・サンプル付!教育業界専門の転職エージェントが解説
この記事では、教員・教師の方向けに履歴書と職務経歴書の書き方を解説しています。教員向けの履歴書や職務経歴書の書き方・例文は書籍やインターネットで探しても情報が多くありません。
弊社は、教育業界専門の転職エージェントとして数多くの方の教員・教師の方の転職・キャリア支援を行っています。この記事では、その中で培った、教員向けの履歴書と職務経歴書の書き方の解説を行っています。
この記事の監修者
網屋亮介
教員のキャリア支援に特に強みを持つキャリアアドバイザー。年間で数百名の教員とのキャリア面談を実施。学校法人や教育系の事業会社へ多数の転職支援の実績を持つ。教員特有のレジュメ作成、選考対策など教員の転職支援に強み。前職は旅行代理店、教員家系に育ち、2児の父。
目次
履歴書と職務経歴書の役割とは

社会人が転職活動を行う際に必要な書類は、主に履歴書と職務経歴書の2つです。
その書き方を解説する前に、まずは履歴書と職務経歴書の役割を簡単に解説します。
履歴書の役割
履歴書は、基本的なプロフィールを記すもので、身分証明書のようなものであると理解しましょう。
学歴や職歴、保有資格などを正確に記載します。
身分証明書のようなものと例えたように、企業は履歴書をもとに経歴を判断します。
事実を間違いなく正確に書くようにしましょう。
職務経歴書の役割
職務経歴書は、転職活動において極めて重要です。
履歴書は身分証明書のようなものため、大きく差はつきません。
しかし職務経歴書は、内容によって、書類選考の通過率やその後の選考に大きく影響を与えます。
経験してきた業務内容、身につけたスキル、成果や結果、工夫したポイント・プロセスなどを記載し、「ぜひこの人にあってみたい!」と採用企業に思ってもらえるような書類を作成しましょう。
履歴書の書き方の基本
履歴書の基本的なルール・ポイント
事実を正確に記載する
履歴書は身分証明書のようなものと記載しました。
履歴書で何より重要なポイントは、事実を正確に記載することです。
当たり前のように思えますが、誤字や年度間違いなど細かなミスがある場合が多く、全て間違いのないものを用意されている方が稀です。
履歴書での間違いは、仕事の正確性での信頼を損なう可能性があるため、絶対にないようにしましょう。
記載したことは聞かれる可能性がある
履歴書に記載したことは、面接や選考において聞かれることがあると想定しておきましょう。
趣味や特技の欄に何となく記載した場合でも、面接で聞かれることがあります。
趣味に読書と記載している場合、「最近どんな本を読みましたか?」「どんなジャンルの本が好きですか?」と問われる可能性があります。
スムーズに回答が出来ればよいですが、しどろもどろになってしまったりすると、「嘘を書いたのかな?」と疑われてしまいます。
こうした質問は、選考のためというよりは場を和ませるために聞いていることが多いので、回答の内容が問題というよりも、履歴書に嘘を記載する人と考えられてしまうことがリスクです。
記載したことに関しては質問される可能性があるという前提で記載しましょう。
たまに質問をいただきますが、どういった趣味・特技を持っているかは選考にはほぼ影響を与えません。聞かれた場合に話をする内容があるものを記載しましょう。
見やすい書類作成(空白を残しすぎない、文字だらけにしない)
フォーマットぎっしり文字を埋める方もいれば、空白ばかりで最小限の情報のみ記載されている方もいます。
どちらの場合も選考では不利になるでしょう。
初見で気持ちよく読めるような見やすい書類作成を行うことが重要です。
※自身では気づけないことも多いので、第3者に判断してもらうのがよいでしょう
履歴書でやってはいけないこと・NGなこと
上記では履歴書作成におけるポイントを記載しましたが、こうしたことはやってはいけない、NGになることもまとめます。
事実と異なる経歴の記載
履歴書の経歴は事実を正確に記載する必要があります。
稀にですが例えば、短期で退職してしまった経歴を記載しなかったり、経歴を偽って記載される方がいらっしゃいます。
これは経歴詐称です。絶対にやめましょう。
応募先企業がそれを知った場合、信用がなくなり、選考が通過することはなくなります。
また、内定になっていたとしても事実が発覚した場合、内定取消理由になります。
経歴は正確に事実を記載することを徹底しましょう。
※早期の離職等、不利になるのではないかという不安な内容がある場合、補足する記述や記載を入れましょう。
逆効果になるような資格の記載
経歴は事実をあますことなく正確に書く必要がありますが、資格に関しては、保有資格を全て記載する必要はありません。※持っていない資格を記載するのは当然NGです
例えば、学生時代に取得したような、難易度の低い検定試験、TOEICのスコアといったものは記載する必要はないでしょう。
TOEICなどのスコアもアピール出来るような水準でなければ記載する必要はありません。むしろ低スコアの場合、評価が下がる可能性もあります。
※TOEICであれば700点以上のスコアでなければ記載しなくともよいのではないでしょうか。求める水準の高いポジションであれば700~800台でも評価が下がりえます。
▶教員免許を活かせる仕事にはどんな求人がある?成功の秘訣を解説
職務経歴書の書き方の基本
職務経歴書の基本的なルール・ポイント
職務経歴書は自由書式で、これでなければいけないというフォーマットは存在しません。
自分自身が、今まで何をやってきて、どういうことが出来る人間なのか、そして採用する企業でどのように貢献出来そうかを、書類を通じてイメージしてもらえればよいでしょう。
具体的な記載項目は、以下のような内容です。
経歴要約・職務要約
冒頭に今までの経歴や職務の概要を3-5行程度でまとめます。
その中でも生かせそうな経験やアピールしたい経験を記載します。
職務経歴
所属や担当した業務、工夫した内容などを記載します。
適切に文書を作成出来るというスキルを書類で判断される側面もあるため、見やすく・わかりやすい書類作成を心がけましょう。
生かせる経験・スキル
今までの経験で身につけたスキルや経験、応募企業で生かせるスキルや経験を記載します。
応募先とあまりにもかけ離れたスキルや経験だと、記載する意味がありません。
自己PR
スキルや経験、今ままでの実績以外にもアピールしたい内容を記載します。
自分自身の課題意識や今後取り組みたいこと、業務へのスタンスなどと、応募先企業が今後目指していることと絡めて記載されているとよいでしょう。
教員・教師の方が職務経歴書でやってしまいがちなこと、気をつけたいこと
教員・教師の方が職務経歴書を作成する上で陥りがちなミスが大きく2つあります。
それは、
- 内容が一般的すぎてその人をアピールするものになっていない
- 気持ち・スタンスなどの主観的な要素が多く、イメージしづらい
ことです。
具体性に欠け、他の教員の方だとしても言えるような内容になっていることが多くあります。
実際に面談を行い、お話を伺うとアピールしたほうがよい取組や実績、プロセスを行っている方が多いのですが、それをうまく書類として作成出来ていない方が多く、非常にもったいないです。
上記のようなミスを避けるための職務経歴書の書き方のコツ・ポイントは、
- 「客観的なもの・事実を書くこと」
- 「具体的な行動を書くこと」
です。
例えば、「生徒の笑顔が増えました」「生徒に喜んでもらえました」といった表現はよく使われるのですが、これは主観的なもので、客観的な事実とはいえません。
笑顔が増えた結果、生徒に喜んでもらった結果、どうなったか他人が聞いても納得出来る事実を書きましょう。
もちろんそうした事実が証明出来ないこともあるでしょう。
その場合は、具体的な行動を書くようにしましょう(「生徒の笑顔が増えるような授業を行いました」といった内容ではなくそのために具体的にどんな授業を行ったか)。
具体的な行動→変化→具体的な行動という流れで書けると良いでしょう。
経歴要約・職務要約の書き方・例文
ここからは職務経歴書の項目ごとに具体的な書き方を解説します。
職務経歴書の最初は、経歴要約・職務要約を入れるとよいでしょう。
3-4行で、今までの経歴・職務を要約しましょう。
特に中堅以上の方や、勤務した学校・職場が多い方は、続いて記載する職務経歴が長くなってしまいがちなので、この経歴要約で大まかにどんな人物なのかを知ってもらう役割を果たします。
詳細を書きすぎるのではなく、「ICT教材」「教材作成」「成績向上」「受験対策」「難易度調整」「カリキュラム」「教科研究」「PowerPoint」などなど、実際の取組でどんなことに注力していたのが分かるキーワードを散りばめ、興味を持ってもらうのがよいでしょう。
出来れば募集企業の内容に合わせて求めているスキルや経験に近いものを持っていることをアピール出来る内容にしましょう。
経歴要約・職務要約の例文①
XX大学卒業後、XX年間小学校教員として、学習指導や指導計画・カリキュラム作成、
経歴要約・職務要約の例文②
XX大学卒業後、XX年間、XX中学校の数学科の教員として勤務しております。学力のばらつきの多い学校のため、幅広い生徒に対応出来る授業を行ってきました。クラスに応じて授業の難易度を変更したり、習熟度別の問題を作成・準備を行ったりと、生徒の学習効率を高める授業・指導・カリキュラム作成を行ってまいりました。結果として、毎年おこなわれている学力測定試験において、XX点改善されました。
※例文は必ずしもこれがよいというわけではありません。
職務経歴の書き方・例文
職務経歴は、表にし、時期と業務内容が分かるようにしましょう。
教師・教員の方の場合、業務内容(担当職務)の差は出づらいので、その部分は端的に記載をし、どういった工夫を行ったのかを記載しましょう。
職務経歴の例文・作成例
XX中学校 2012年4月~現在
| 期間 | 業務内容 |
| 2012 年4月~2014年3月 | 【担当職務】
・中学1~3年生の社会科指導(授業、授業計画作成、テスト作成、採点等) 【業務内で工夫した点】 ・生徒の習熟度に応じた授業の実施 学力にばらつきの大きい学校のため、習熟度に応じて授業のやり方を柔軟に変えていました。 高学力のクラスにおいては、関連する事項を触れたり、生徒に対する問いを文章や因果関係で回答出来るものにし、単純な暗記ではなく、背景から理解し、応用問題にも対応出来る力を育成することにこだわりました。 低学力のクラス向けには必須事項・基礎を徹底して行い、必須事項を反復するように授業を行いました。 |
| 2014 年4月~現在 | 【担当職務】
・中学1~3年生の社会科指導(授業、授業計画作成、テスト作成、採点、受験対策用の補講) ・学級担任(学習指導、生活指導、進路指導) ・野球部顧問 【業務内で工夫した点】 ・習熟度に応じた授業の改善 以前から行っていた授業を更に改善しました。基礎・応用~発展とステップアップ出来るような発問の仕方、教材の作成を行い、出来るだけ個別化出来るような指導体制を整えました。 ・生徒の意思を尊重する進路指導 学校や教員、保護者の意図を押し付けるのではなく、生徒の意思を尊重して進路指導を行っていました。 志望校のレベルが高い場合でも、「無理」「出来ない」といったコミュニケーションは行わず、現時点とのギャップを把握してもらうように努め、それを埋めるためには何が必要かというのを、理解し行動出来るよう、コミュニケーションしていました。 保護者の方とも協力し、生徒の意思を尊重する進路指導を行っていました。 |
生かせる経験・スキルの書き方・例文
生かせる経験やスキルは、タイトルを記載し、具体的なエピソードで補足するのがよいでしょう。
また、募集求人にどのようにスキルを生かせるのかが記載されていると、フィットした人材と考えてもらえる可能性が高まります。
教員の方特有のスキル・経験
- 指導力(科目名、対象レベルなど記載するほうが望ましい)
- カリキュラム作成、教材作成経験(科目名、対象レベルなど記載するほうが望ましい)
教員の方特有ではないが、アピールしやすいスキル・経験
- PCスキル(低いと思われがちなので、利用出来ることをアピール出来る要素があるとよい)
- 傾聴力
- プレゼンテーション能力
- 推進力
生かせる経験・スキルの例文
・大学受験生向けの数学指導(最難関大学志望者向け)
大学受験生向けの数学指導ではXX年の経験と実績があります。現職では、通常の授業はもちろん、最難関大学を志望する生徒向けの受験対策に注力してまいりました。
苦手な単元を克服するための補講、対策や志望校別の対策も行いました。
結果として所属学校のセンター試験の平均点はXX点向上し、XX大学への合格者数はXX人からXX人に増加しました。こうした大学受験生向けの指導力は、貴社のXXな業務でも生かせるものと考えております。
・傾聴力
年代や性別を問わず、相手が言っていることを背景から理解する傾聴力には自信があります。
XX年の教員経験では、生徒や保護者の声に耳を傾けることに注力してまいりました。生徒によっては言語化が不得意な場合もあるので、質問の仕方を変えたり、質問するシチュエーションを変えることで生徒の本音を引き出す努力を行っていました。保護者も主張が強い人、本音を出さない方など様々な方がいらっしゃいますが、単に言葉を聞くのではなく、その意図・背景を理解することに努めました。
こうした相手を理解しようとする傾聴力は、貴社のXXな業務でも生かせると考えております。
自己PRの書き方・例文
自己PRは、他の欄で記載出来なかった内容を織り交ぜ、自分がどのように応募企業で貢献出来るかをアピール出来る場所です。
スキルや現在の業務での課題感、今後取り組みたいこと、仕事へのこだわりなどを記載しましょう。単なる自慢や自分の話にならないよう、応募先企業の仕事とどうつながるのかも合わせて記載出来るとよいでしょう。
教員・教師の自己PR例文
現職の中学校ではICT教材を活用したカリキュラムの推進を行っていました。
教育現場にICT教材の導入を推進する中で、ICT教材がもたらすメリットの大きさ(成績向上・教師の負担軽減)を実感しました。
一方で導入へのハードル、導入後の運用のハードルを身を持って理解しました。いかに教育現場を巻き込み味方となる教員の方を増やすかが、こうしたハードルを乗り越える鍵だと感じています。こうした経験は貴社プロダクトの学校現場への導入推進でも活用出来るものと考えております。
どうぞ面接の機会をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
履歴書と職務経歴書作成後のチェックポイント
履歴書と職務経歴書が作成出来たら終わりではなく、確認、チェックをを行いましょう。
以下のような観点でチェックしましょう。
履歴書のチェックポイント
- 誤字はないか
- 見やすい書類になっているか(空白・文字の詰め込みすぎなどはないか)
- 経歴に不足はないか
- 所属組織の正式名称を記載しているか(㈱などは避ける)
- 年度・月に誤りはないか(入学、卒業、入社、退職時期に誤りはないか)
- 趣味・特技には質問されても回答出来るものが記載されているか
- 書いている資格は正確か、難易度の低い資格が記載されていないか
職務経歴書のチェックポイント
- 誤字はないか
- 経歴に不足はないか
- 見やすい書類になっているか
- アピールしたい経歴・実績・スキルが記載出来ているか
- 具体的な取組・エピソードが記載されているか(一般論になっていないか)
▶教育コンサルタントに転職したい人がはじめに見ておくべき基礎知識
履歴書と職務経歴書のフォーマット、添削、作成支援もご相談ください

この記事では、教師・教員の方向けに履歴書と職務経歴書の書き方を解説しました。
職務経歴書は、転職活動において書類選考の肝となる部分で、面接も職務経歴書をもとに行われます。
転職活動の成否に直結しますので、力を入れて作成を行いましょう。
「職務経歴書の作成で気をつけたいこと」でも記載したように、一般的な内容ではなく、その人の人となりがわかるような具体的な内容がまとめられているとが重要です。
教師・教員の方に限らず、職務経歴書に関しては作成の機会も多くなく、性質上、同僚や友人にも相談しづらいものです。
弊社は教育業界専門の転職エージェントとして多くの教師・教員の方の履歴書と職務経歴書の作成の支援、転職活動の支援を行っています。
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など、お困りでしたら、お気軽に以下のフォームよりご相談ください。
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この記事の監修者
網屋亮介
教員のキャリア支援に特に強みを持つキャリアアドバイザー。年間で数百名の教員とのキャリア面談を実施。学校法人や教育系の事業会社へ多数の転職支援の実績を持つ。教員特有のレジュメ作成、選考対策など教員の転職支援に強み。前職は旅行代理店、教員家系に育ち、2児の父。
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