2018-12-05 2023-01-17
教員免許を活かせる仕事に転職!成功するためのポイントも解説
「教員免許を仕事やキャリアに活かすことはできないだろうか」とお考えの方は多くいらっしゃいます。
弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェントを運営しており、教員・教員以外を問わず、教員免許をお持ちの方の多くの転職支援を行っております。
この記事を読んで頂くと、教員免許を活かせる仕事にはどんなものがあるのか、教員免許を活かして転職を行うコツが分かります。
目次
教員免許とは
教員免許状(教員免許)とは、日本の学校の教員になるために必要な免許のことです。
幼稚園・小学校・中学校・高等学校で指導を行うには、原則としてそれぞれの学校の種類ごとに教員免許が必要です。
教員免許には以下の3種類があり、申請することで各都道府県の教育委員会から教員免許状を受け取ることができます。
- 普通免許状:教諭・養護教諭・栄養教諭の免許状。有効期間は10年で全国の学校で有効。所要資格※を得て、必要な書類を添えて申請を行うことにより授与される。
- 特別免許状:教諭のみの免許状。有効期間は10年で授与を受けた都道府県内の学校で有効。社会的経験を有する人物に、教育職員検定を経て授与される。
- 臨時免許状:助教諭・養護助教諭の免許状。有効期間は3年で授与を受けた都道府県内の学校でのみ有効。学校側が普通免許状を有する者を採用できない場合に限り、教育職員検定を経て授与される。
※所要資格:学位と教職課程等での単位取得、または教員資格認定試験(幼稚園・小学校・特別支援学校自立活動のみ実施)の合格。
各種免許状に有効期間が定められている通り、教員免許には更新制度があります。
2009年(平成21年)4月1日から教員免許の更新制度が導入されました。
制度導入以後に発行された教員免許を「新免許」、以前のものを「旧免許」と呼びます。
教員免許の更新には、新免許の場合、有効期間満了日か修了確認期限の2年2か月前~2か月前までの2年間で30時間以上の免許更新講習の受講・修了が必要です。
教員は、3年もしくは10年に一度、免許状更新講習の受講期間に大学等が開設する30時間以上の更新講習を受講する必要があります。
教員免許を活かせる仕事とは
教員免許を活かせる仕事には、
- 学校教師・教員
- 学習塾や予備校の講師
- 学習塾や予備校の教室長・スクールマネージャー
- 学童のスタッフ(放課後児童支援員)
- 家庭教師
- 児童指導員
- 児童発達支援管理責任者
等があります。以下で順に紹介します。
学校の教師・教員
教員免許は学校で働くために必要な免許であり、教師や教員は最もイメージしやすい教員免許を活かせる仕事でしょう。
学校での仕事には、正規の教員以外にも様々な職業があります。
例えば、
- 常勤講師:産休や病欠などの理由で教諭の代わりに、正規の教諭と同じように働く。
- 非常勤講師:自分の担当する授業のみの時間帯で働く。給与は時給換算での支給となる。
- 特別支援教育支援員:特別支援級の障害を持つ子供たちのサポートを行う。
- 学校事務:生徒や教職員のサポート、学校や施設の整備等を行う。
といった職種でも、広義では教員免許を活かすことができます。
学習塾や予備校の講師
塾講師の主な仕事内容は生徒の学習指導で、保護者との相談対応などを行う場合もあります。
学習指導の種類は、生徒の学年(小学生~高校生)や指導人数によって様々です。
指導人数も塾によって違いがあります。
学習塾は、個別指導と集団指導の2つに大きく分けられます。
個別指導では、生徒1人もしくは2人に対し、先生が1人で授業を行います。
生徒につきっきりで指導をするため、その生徒の担当講師となり、全教科を教えたり、進路相談を受けたりすることもあります。
集団指導の場合、10人前後の生徒を1人の先生が担当し、黒板やホワイトボードに板書をして授業を行うことが多いです。
学習塾や予備校の教室長・スクールマネージャー
教室長やスクールマネージャーは、先述した塾講師と仕事内容が多少異なります。
このポジションでは教室運営全般に関わる仕事を担います。
具体的には、講師のマネジメントや保護者の相談対応、時間割・シフトの作成などです。
生徒の募集活動やイベント運営などが仕事内容に含まれる場合もあります。
勤める塾によっては、教室長やスクールマネージャー自らが授業を行うこともあります。
学童のスタッフ(放課後児童支援員)
増加傾向にある共働き世代を支える、学童保育のスタッフです。
スタッフは放課後に学童施設に集まる児童たちを見守り指導します。
学童は大きく、
- 公立学童:自治体が運営
- 民間学童:NPO法人や企業等が運営
の2つに分類することができます。
学童で働くために資格は必要ありませんが、2015年に学童保育の質の向上のため「放課後児童支援員」の資格が設けられました。
学童には各施設で2名以上、放課後児童支援員を設置することが義務付けられています。
家庭教師
家庭教師は児童・生徒の自宅を訪問し、教科指導などを行います。
家庭教師は大きく学生アルバイトと、社会人によるプロ家庭教師に分けられます。
生徒と教師が完全に1対1で関わるので教科指導だけでなく、勉強方法や進路など色々な相談にのることがあるようです。
最近では新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、オンラインの家庭教師サービスも目立ちます。
児童指導員
児童指導員は、さまざまな事情を持つ子どもたちの生活環境の整備や、生活指導を行う仕事です。
家庭の事情や障害などによって児童福祉施設等で生活する0~18歳の子ども達が健全に成長できるよう、保護者に代わって生活指導をします。
児童発達支援管理責任者(児発管)
児童発達支援管理責任者(児発管)には、障害のある子どもの療育をその家族などと連携し推進していくリーダーの役割があります。
児発管の業務はさまざまですが、メインは「児童発達支援計画」の作成と評価です。
計画作成には、子どもや家族と面談を行い、専門的な視点からアセスメントを実施する必要があります。
計画実施中は6か月に1回以上モニタリングを行い、計画の変更や、支援の必要がなくなった場合は終了の判断を行います。
児童指導員として一定期間勤務し、講習を受けると児発管の資格を取得できます。
教員免許を活かして転職するためのポイント
教員免許を活かして転職するためのポイントは、ポジションによってアピールを変えることです。
教員免許を持っていることが、応募する求人の応募条件や歓迎条件となっている場合は、履歴書に記載しておくのみで問題ありません。
加えて、「これまでのこういった経験が(応募したポジションの)この業務で役に立つ」とアピールができると尚良いです。
例えば、教員でも生徒の成績アップに尽力された方、キャリア教育や進路指導に注力された方、学校のDX推進に取り組んだ方など様々です。
応募するポジションで求められる経験やスキルも、企業や状況により異なります。
未経験からの応募の場合、中途採用を行う企業は原則として即戦力を求めていることが多いため、転職の難易度は一般的に上がります。
そういった場合にも有効なのが「職種経験はないが、その職種の業務の一部で活かせる経験がある」とアピールすることです。
弊社のこれまでの支援実績から、教員免許をお持ちの方は講師や事務、教材制作のポジションへの転職を希望される方が多い傾向にあります。
ここではその3職種を例にあげ、具体的にどのようにアピールをすると良いのかを解説します。
講師系:指導で工夫した点や指導経験
教員免許をお持ちの方は何かしらの指導経験をお持ちの方も多いです。
講師の求人では、シンプルに「指導経験」「授業の工夫」などがアピールしやすいです。
「課題に対し、どういった解決のアプローチをし、結果どうなったのか」等を聞かれることがありますので、端的にまとめておきましょう。
講師ポジションの選考では、模擬授業が実施されることもあります。
事務系:オフィスソフトの活用や事務作業経験
学校教員は学級通信や掲示物を作成されたり、塾講師はアルバイトのシフトをパソコンで作成したりと、オフィスソフトや事務作業経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
事務系の職種に応募する際は、そういったご経験がアピールしやすいでしょう。
教材開発系:プリントや試験の作成経験を具体的に
教材開発は教育業界の仕事のなかでも、人気のポジションの1つです。
教員や塾講師の方なら、プリントや試験を自作されたことがあるかもしれません。
教材を実際に作成された経験は、教材開発の求人応募で活かすことができます。
未経験歓迎の教材開発の求人は、実際にその教材や類似教材を活用した経験が求められることがあります。
「どんな経験が求人のどこで活かせるか」は客観的に見ないとわかりにくく、ご自身だけではわからないことも多いです。
弊社の転職エージェントサービスにご登録いただくと、教育業界専門のキャリアアドバイザーが、
- 希望するキャリアで活かせそうな経験
- おすすめの転職活動の進め方
- 履歴書、職務経歴書作成のコツ
- 選考を受ける際のポイント
などを1人1人に合わせてお伝えします。
初めての転職活動で不安な方、効率よく転職活動を進めたい方など、是非ご登録ください。
教育業界専門の転職エージェント「Education Career」を活用する4つのメリット
弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェント「Education Career」を運営しています。
その中で多くの教員免許をお持ちの方の転職も支援してきました。ここでは、転職活動において弊社を活用頂くメリットをご紹介します。
①独自の求人やテーマに合わせた求人を紹介可能
教育業界専門の転職エージェントだから、他のエージェントでは積極的に紹介されないような求人(教材制作/学校営業/スクール運営/各種企画職)もご案内いたします。
- EdTech(教育×テクノロジー)
- STEAM教育
- グローバル人材育成
- 社会人教育
などの関心領域に合わせてご提示することも可能です。
②面談を通した、個人にとってよりよいキャリアを提案
弊社では、弊社オフィスにお越しいただくか、電話/ビデオ通話等での面談を必須としています。
面談を通じて、
- 教材作成や企画にチャレンジしたい
- 年収をあげたい
- 土日休みの仕事がしたい
- 夜遅い勤務を日中勤務にしたい
といった要望、条件を伺った上で、よりよいキャリアの選択肢を提示するためです。
※ご紹介可能な求人はご経歴や、タイミング・時期によって変動いたします。状況によっては転職をおすすめしないこともあります。
③豊富な実績を元に、書類作成、選考対策をサポートします
- 学校の先生/教員
- 学習塾の講師や教室長
- 各種の教材制作/編集
- 教育関連業種での営業
- ITエンジニア
- 異業界から教育業界への転身
などなど多くの方々の教育業界での転職を支援しております。
出身の職種特有の書類の作成や面接対策も行っています。
教育関連の企業に興味はあるが、知識や経験がなくどのようにするべきかわからないという方は、弊社にご相談頂ければコツやポイントをお伝えします。
④利用は無料!相談=転職ではなく、中長期的なキャリア相談も可能
弊社のご利用は全て無料です。
また、転職相談・面談を行ったからといって、求人に応募しなければいけないわけではありません。
ご要望やタイミングに合わせて、転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き、支援いたします。
今すぐではないが、今後考えているという方のキャリア相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。
早期の活動開始と事前準備が転職成功のカギ!お早めに相談ください
ご自身が納得され、条件的にも満足出来るような転職活動を行うには、
- 情報収集
- 選考の対策
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ただ弊社の感覚値、90%以上の方の準備が不足しています。
準備を行えば採用につながる可能性がある場合でも、準備不足によりお見送りになってしまうケースがあります。
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特に弊社は、教育業界における実績が多数ございますので、業界特有、個別の企業に対する対策を行えます。
ただ、高い品質での面談を行うため、面談数は限定で行っています。
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