2016-08-01 2022-12-16
教師から転職するには?年代別のキャリアプランは?転職する場合、どんな職種・求人があるの?
この記事では学校の先生、特に高校教師が転職する場合、どういった職種や仕事があるかを紹介します。20代、30代、40代以降の世代別にキャリアプランについても説明しています。
目次
転職市場における、教員、教師の評価
転職市場において、教師の方の評価は正直高いとは言えません。
理由としては、教師の方全般ですが、企業で活用できるわかりやすいスキルがアピールしづらいことと、業務で接するのが生徒が中心のため、ビジネス領域で評価されづらいということが挙げられます。
また、学校現場の場合、ITの導入が進んでいない場合も多く、一人に一台パソコンが与えられていない状況もあります。企業の通常業務ですと、支障をきたすレベルのPCスキルの方も多いことが現状です。
塾講師や塾の教室長も同様の傾向がありますが、塾には保護者との面談や、集客の観点、売上の観点などアピールできる業務があるため、高校教師の方が転職活動をされる場合、塾講師の方と比較しても苦労することが多いです。
年代別のキャリアプランは?
20代の教師・教員の転職
20代前半の場合は、企業側もいわゆる第2新卒として扱うため、具体的な業務経験やスキルよりもポテンシャルを重視して採用することが多く、他の企業の第2新卒に比べ大きく不利になるということは少ないです。
高校教師になる方は比較的真面目な方が多く、企業側としても受け入れやすい場合が多いです。
第二新卒では、ポテンシャル採用がほとんどですが、営業職に転職する場合は営業経験がある方が有利など、短くても多少経験がある方が転職には有利です。
20代中盤になると企業の採用も経験やスキルを求めるようになります。
前職が教師であることのアドバンテージは他の学校などに転職する場合を除き、ほとんどの募集でなくなるといえます。
ただ、未経験職種に転職できる可能性がゼロというわけではありません。
同じような職務経験をしていなくても、類推して活かせるような経験をしているのかどうかといったことが重要になります。
例えば、営業職や接客関連の職種の場合、同じ職種の経験がなかったとしても対人のコミュニケーションを工夫して行っている経験があれば、アピール次第で選考に進んでいくことが可能です。
経験がなくとも、今までの経験からスキルを抽象化して抽出し、アピールすることで未経験分野へチャレンジすることも可能になります。
30代の教師・教員の転職
30代を超えると教師から、未経験職種への転身できる可能性はかなり低くなります。
教師の方にかぎらず全ての職種において言えることですが、ある一つの職場で培ったノウハウは、その職場の中でしか役に立たない場合もあります。
民間企業に転職するという意味では、汎用的なスキルやノウハウがなく、転職の難易度は非常に高いといえるでしょう。
ただし、教育業界や、教師と似た業務内容の講師職など、何かを教えてきた経験が生かせる求人もあります。
そういった職種への転職であれば、20代に比べ、経験を多く積んでいる高校教師の方も転職できる可能性はあります。
何かを教えてきた経験が生かしにくい、一般企業への営業関連職や企画関連職への転職はレアケースといってよいでしょう。
40代以降の教師・教員の転職
40代を超えると、未経験職種だけではなく、転職自体が難しくなる傾向にあります。高校教師の方だけではなく、一般企業に勤めている方でも、転職することは簡単ではありません。
40代を過ぎて転職したい場合、自身が教師として培った経験やノウハウがいかせる教育業界への転職が現実的な選択肢となります。
一部では教師の時に熱心に研究をし、学会などで研究成果を論文で発表していた場合など、大学教員への転職でこれまでの年収をキープでき、自身の経験やノウハウをいかせる職種に転職できる事例も少数ですが存在します。
教育業界以外の、新しい職種や業界に転職することは非常に難しいといえます。
40代以降の教師の方の転職では、給与面での年収ダウンが懸念されます。
教師の方は、日本の平均年収より、多くの給与をもらっている場合が多く、転職する時に年収が低下することが多いです。
定年まで教師を続けない場合、退職金の金額も大幅に減少してしまう可能性があります。そういった面を許容出来るのか、はたまた難易度が上がるのかで転職を検討する必要があります。
▶教師・教員・先生をやめたい・・よくある理由と代表的な転職先、対処法を解説
教師・教員が転職する場合どんな職種、仕事がある?
教師や教員が転職をする場合は、どんな仕事や職種に就く場合が多いのでしょうか。
親和性が高いのは講師や、教室長、スクールマネージャーなど
教師の仕事と関連性が高く、多いパターンは学習塾やスクールの講師、または教室をマネジメントする教室長、スクールマネージャーといった仕事です。
何かを人に教える、伝えるという意味では共通点の多い仕事ですし、教育分野へのマインドも持っているため、相性がよいことが多いです。
教師、教員の方で転職される場合、こういった学習塾やスクール関連に進まれる方が比較的多いと言えるでしょう。
若手であれば営業・販売関連職なども
未経験の職種は、上記でも触れたように年齢によって可能性が大きく変化します。
20代特に前半であれば未経験職種にトライできる可能性が比較的高いといえます。 特定の分野での経験を問わない営業職の募集や、販売関連の職種の募集に転身していく方が比較的多いといえます。
塾やスクール関連以外、営業職以外の仕事を希望している場合は?
とは言っても塾やスクールの講師、営業や販売以外の仕事をしたいという方もいらっしゃるかと思います。
年齢やその方の経歴、他の希望条件次第でもありますが、難易度が高いのは間違いありません。
若手であれば、総合職として入社し、結果をその企業・ポジションで出し、ゆくゆく異動を目指すということも一つの手段なのではないかと思います。資格取得をされる方もいらっしゃいますが、資格だけあっても実務経験がない場合、転職市場では評価されないこともあります。
どういった仕事、条件で新たな環境を探しているのか、知見のある方に相談されることをおすすめします。
具体的にどんな求人がある?
教師・教員が転職を検討する場合、具体的にどういった求人があるのでしょうか。
民間の教育機関での講師
進学学習塾や語学スクールなど、教育関係のサービスを提供している企業の求人です。民間の教育機関で、常勤講師として勤務します。
教科指導及び学校・クラスの運営が主な業務内容です。
教科は社会科を担当し、高校生向けの授業を行います。学校行事の企画・運営や、クラスの担任としての進路指導など、教師としての幅広い業務を行うことができます。
教師として授業や生活態度などを指導するため、指導経験のある方を募集しています。
放課後に生徒の預かりサービスを行う団体での運営責任者
小学校内で、放課後に児童を預かり、体験型プログラムを行う団体でのサービス運営責任者を行う求人です。体験プログラムの企画・実施や子供の見守りを行い、子供が安全に活動できる環境づくりを行います。
体験プログラムは、地域の方やプロの講師の方と連携して行い、様々な内容の企画を考え、子供の成長を支援します。
小学生を大人数管理する必要があるため、教育現場での就業経験がある方を募集しています。
子供のことを第一に考え、体験型プログラムの立案をおこないます。子供の成長に喜びを感じる方や、地域を巻き込んだ教育活動を行いたい方は、やりがいを感じられる職種だといえます。
進学塾や大学受験予備校を運営する企業での教育長候補
塾などの教育関連事業を行う企業の求人です。この企業が直接運営している教室の教育長として業務を行います。
5つほどある事業部のいずれかに配属され、その事業部の運営する学習塾の教室長となります。教室長からエリアマネージャー・本社スタッフなど、多様なキャリアアップが可能な求人です。子供が好きな方や教育業界に関心のある方など、意欲のある方を歓迎しています。
就労支援や人材サービスを行う企業での児童支援員
就労支援・人材紹介事業・教育事業・啓発事業を展開する企業での求人です。
教育事業で、小中高生向けの放課後等のデイサービス支援員を行います。子供たちと仕事体験というワークを行い、子供たちの社会性を高めます。
発達障害のある子供たちの支援が中心となります。福祉施設での勤務経験や、児童指導員任用資格のある方を募集しています。子供たちの成長を支援し、管理するため、人材の管理育成経験のある方は活躍できる求人だと言えます。
Youtubeチャンネルを開設しています!ぜひチャンネル登録をお願いします
教員・教師の転職でEducation Careerをおすすめする4つの理由
弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェント「Education Career」を運営しています。
その中で多くの教員免許をお持ちの方の転職も支援してきました。ここでは、転職活動において弊社を活用頂くメリットをご紹介します。
①独自の求人やテーマに合わせた求人を紹介可能
教育業界専門の転職エージェントだから、他のエージェントでは積極的に紹介されないような求人(教材制作/学校営業/スクール運営/各種企画職)もご案内いたします。
- EdTech(教育×テクノロジー)
- STEAM教育
- グローバル人材育成
- 社会人教育
などの関心領域に合わせてご提示することも可能です。
②面談を通した、個人にとってよりよいキャリアを提案
弊社では、弊社オフィスにお越しいただくか、電話/ビデオ通話等での面談を必須としています。
面談を通じて、
- 教材作成や企画にチャレンジしたい
- 年収をあげたい
- 土日休みの仕事がしたい
- 夜遅い勤務を日中勤務にしたい
といった要望、条件を伺った上で、よりよいキャリアの選択肢を提示するためです。
※ご紹介可能な求人はご経歴や、タイミング・時期によって変動いたします。状況によっては転職をおすすめしないこともあります。
③豊富な実績を元に、書類作成、選考対策をサポートします
- 学校の先生/教員
- 学習塾の講師や教室長
- 各種の教材制作/編集
- 教育関連業種での営業
- ITエンジニア
- 異業界から教育業界への転身
などなど多くの方々の教育業界での転職を支援しております。
出身の職種特有の書類の作成や面接対策も行っています。
教育関連の企業に興味はあるが、知識や経験がなくどのようにするべきかわからないという方は、弊社にご相談頂ければコツやポイントをお伝えします。
④利用は無料!相談=転職ではなく、中長期的なキャリア相談も可能
弊社のご利用は全て無料です。
また、転職相談・面談を行ったからといって、求人に応募しなければいけないわけではありません。
ご要望やタイミングに合わせて、転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き、支援いたします。
今すぐではないが、今後考えているという方のキャリア相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。
早期の活動開始と事前準備が転職成功のカギ!お早めに相談ください
ご自身が納得され、条件的にも満足出来るような転職活動を行うには、
- 情報収集
- 選考の対策
が欠かせません。
ただ弊社の感覚値、90%以上の方の準備が不足しています。
準備を行えば採用につながる可能性がある場合でも、準備不足によりお見送りになってしまうケースがあります。
転職エージェントを活用頂ければ、本人では気づきづらい、もったいないミスも避けることが出来ます。
特に弊社は、教育業界における実績が多数ございますので、業界特有、個別の企業に対する対策を行えます。
ただ、高い品質での面談を行うため、面談数は限定で行っています。
面談ご希望の方は、出来るだけお早めに以下のフォームよりご相談ください。
無料の転職サポートに登録



-
1
ベネッセ・リクルート・学校法人など人気の教育関連求人を多数保有
-
2
教員・学習塾・出版社など業界出身者の支援実績多数
-
3
面接の質問例・通過する書類作成など、専門だからこそのサポートが可能

転職サポートに登録
関連キーワード
注目記事
- 教育業界での転職を成功させるには?会社選びから面接対策まで完全ガイド
- EdTech(エドテック)とは何か?読み方は?注目される背景やeラーニングとの違いを解説
- 教員の転職が難しい理由と成功のコツを教育業界専門の転職エージェントが徹底解説
- 教育業界の年収の高い仕事について解説
- 教員から転職するには?中途採用の転職先に多い7パターンを紹介
- 教育業界で土日休み・日中勤務の仕事に転職!具体的な職種を紹介します
- 教育/EdTech分野の資金調達・M&A・上場データまとめ【2021年版/国内】
- EdTechをテーマに転職を考えている方に向けた基礎知識
- アメリカ留学からコロナ影響で帰国後の転職活動【インタビュー】
- IT企業の営業→私立大学職員→専門学校の広報へ転職【インタビュー】
- 学習塾の教室長から、通信制高校の入学広報に転職【インタビュー】
職種で探す
業種で探す
フリーワード検索
