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2019-05-22

ベネッセ、2018年度決算発表。進研ゼミは会員数成長から利益成長へ戦略を転換

この記事では、ベネッセホールディングスの2018年度の決算についてまとめています。業績の概要、次期の見通し、今後の戦略について決算発表資料・説明会を元にしています。

ベネッセホールディングスの2018年度の業績概要

ベネッセホールディングスの2018年度の業績は、売上高4,394.3億円(前期比+1.1%)、営業利益162.5億円(前期比+28.7%)、経常利益121.5億円(前期比+31.3%)、純利益49.0億円(前期比-60.5%)と、対前年では増収増益となりました。

営業利益率は3.7%(前期比+0.8%)、経常利益率は2.8%(前期比+0.6%)です。

セグメント別の売上高は、

  • 国内教育1,920.6億円(前期比+5.5%)
  • グローバルこどもちゃれんじ564.4億円(前期比+8.1%)
  • 介護・保育1,170.0億円(前期比+4.6%)
  • ベルリッツ492.8億円(前期比-4.0%)
  • その他246.5億円(前期比-33.6%)

でした。

国内教育セグメントの主な増収の要因は、「進研ゼミ」の延べ在籍数が増加したこと、学校向け事業が伸長したこと、学習塾「東京個別指導学院」の生徒数が増加したことです。

対前期比で8.1%売上高を伸ばしたグローバルこどもちゃれんじセグメントは、中国及び国内での「こどもちゃれんじ」延べ在籍数の増加、教材の価格改定などで増収となりました。

介護・保育セグメントでは、高齢者ホーム及び住宅数を新たに6ホーム拡大したことで入居者数が増加したことが増収につながりました。

ベルリッツセグメントは生徒数・レッスン数の減少、その他セグメントは株式会社TMJの全株式譲渡に伴いTMJ及びその子会社5社の売上高が剥落したことが主な要因となり、減収となりました。このTMJ売却影響が、当期純利益減の主な要因となりました。

2019年度(2020年3月期)の業績見通し

ベネッセホールディングスの2019年度の業績見通しは、売上高4,590.0億円(前期比+6.4%)、営業利益200.0億円(前期比+23.1%)、経常利益160.0億円(前期比+31.7%)、純利益95.0億円(前期比+93.8%)を見込んでいます。計画通りになると、営業利益率は4.4%(前期比+0.7%)、経常利益率は3.5%(前期比+0.7%)になります。

2019年度セグメント毎の売上高見通し

セグメント別の売上高の見通しは、国内教育2043.0億円(前期比+6.4%)、グローバルこどもちゃれんじ587.0億円(前期比+4.0%)、介護・保育1,218.0億円(前期比+4.1%)、ベルリッツ494.0億円(前期比+0.3%)、その他248.0億円(前期比+0.6%)と、全セグメントで増収を見込んでいます。

今後の戦略

2019年度以降の成長実現に向けて、事業の領域毎に下記のような戦略を掲げています。

進研ゼミ

進研ゼミにおいては、【「会員数成長」から、「利益成長」の戦略へ変更】と新たに掲げており、

  • 継続を重視し、非効率な新規販売を抑制、安定した在籍成長へ
    • 会員の顧客満足度、学習効果向上を優先
    • 4月会員数の成長率は毎年3%程度を目指す
  • 商品・サービスのデジタル化推進による、個別性の向上
    • 紙教材や教具の一部をデジタル化することで、使いやすさと収益性向上を両立
    • AI、アダプティブ、オンライン指導を活用し、より個人別の学習へ
    • 進研ゼミらしさを入れた、「紙×デジタル×人」のブレンディッド・ラーニングへ
  • 時期別×ターゲット別×チャネル別の販売戦略の再構築

を行うとしています。

上記の表は進研ゼミの4月時点での在籍数です。

直近は回復傾向にあるものの、以前と比べると会員数は大きく減少しており、この戦略を見ると過去の水準に会員数を回復することを目指すのではなく、会員の定着率を改善し、確実な利益での成長を目指す方針のようです。

学校向け教育

学校向けの教育の領域では、【教育・入試改革への迅速な対応と、学校支援強化による事業拡大】を掲げており、グローバル、デジタル、アセスメントの領域で事業の拡大を行います。

2019年の1月にEDUCOMという校務支援のソフトウェアを提供している企業を買収し、学校への提供価値を強化しています。

学習塾・英語

学習塾・英語事業においては、「東京個別指導学院」「鉄禄会」「アップ」「お茶の水ゼミナール」というグループの学習事業の拡大、進研ゼミとの連携を行う学習塾「クラスベネッセ」の拡大、「BE studio」という子供向け英語教室の拡大と英語4技能対策に力を入れていくと発表しています。

グローバルこどもちゃれんじ

グローバルこどもちゃれんじ事業では、中国「こどもちゃれんじ」事業の成長加速にむけた改革を進めています。第1段階では教育熱心層のニーズに対応できる商品の改定、第2段階では、デジタル・場・オンリアンなどの活用を検討するとしています。

またECチャネルの拡大も目指しており2020年度にはEC比率を15%にすることを目標にしています(現在は7%)

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介護・保育

介護・保育事業は、2020年3月期もこれまでと同じ「安定的なホーム数の拡大と、高入居率の維持」が基本方針です。年間10ホーム程度を新設し、高入居率を維持するためにサービスの差別化を進めていくようです。

ベルリッツ

ベルリッツ事業は2018年度に赤字が拡大したものの、構造改革を着実に実施しており、2019年度はリストラクチャリングの総仕上げと次の成長に向けた施策を実行するとしています。

商品開発、業務インフラの整備、直営とフランチャイズネットワークの最適化、マーケティングの進化と営業プロセスの最適化を行うと発表しています。

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