2019-02-05 2023-12-12
ベネッセの海外展開!海外のこどもちゃれんじの会員数は120万人超え、売上は290億円に
ベネッセと聞いてイメージする商品はなんでしょうか。
学生時代に進研ゼミを利用していた方や、お子さんをお持ちの方はしまじろうをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
ベネッセは、ちゃれんじや進研ゼミなどの通信教育を国内で展開していますが、海外(主に中国・台湾)でも事業を展開しています。
この記事では、ベネッセが海外で取り組む事業(こどもちゃれんじ)の現状をまとめています。
参考データは主に、ベネッセホールディングスのIR資料です。
この記事の監修者
Education Career 編集部
教育業界専門の転職エージェント「Education Career」の編集部です。年間で数百名の教育業界出身者の転職やキャリアの支援を行う転職エージェントとして、教育業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
ベネッセの海外事業とは
ベネッセは2019年2月現在、事業を「国内教育カンパニー」「海外事業カンパニー」「介護・保育カンパニー」「語学カンパニー」「その他」の5つのセグメントに分けています。
その中で海外事業カンパニーは、中国や台湾での幼児向けを中心とした通信教育事業を行っています。メインとなるのは、中国版の「こどもちゃれんじ」です。2018年7月にはインドネシア向けにも幼児向けの通信教育事業を開始しています。
2018年の海外事業カンパニーの売上高は290億円で、ベネッセ全体の売上高に占める割合は、6.7%となっています。
海外(中国・台湾)のこどもちゃれんじの会員数
ベネッセの海外事業、中国や台湾でのこどもちゃれんじの会員数は順調に増加しています。
台湾に関しては、減少傾向ですが、中国においては年々会員数が増加、直近の2018年度には115万人に達しています。2009年に約16万人程度だったので、会員数は10年間で100万人ほど増加したことになります。
※韓国でもライセンス契約によって事業を行っていますが、2018年度から会員数が公開されていません。
※会員数は4月時点での在籍会員数を用いています
海外事業の業績・売上・利益の推移
ベネッセの海外事業の2018年度の売上高は290.8億円で、営業利益は21億円です。
前年は売上高280.4億円、営業利益31.3億円で、2018年度は増収減益となっています。
増収は通信教育講座の述べ在籍数が増加したことが要因で、減益は販売拠点拡大によるコスト増、為替のマイナス影響によるものとしています。
2014年度までは、営業損失をだしている(赤字)事業でしたが、2015年度に黒字化し、その後は黒字を続けています。
営業利益率は7-11%程度の水準となっています。
ベネッセ全体では、2020年度の目標として営業利益率7%を掲げており比較的収益性の高い事業と言えるでしょう。
日本(こどもちゃれんじ)と海外事業の会員数・売上高の比較
ベネッセの海外のこどもちゃれんじの会員数が成長していることはわかりましたが、日本国内のちゃれんじの会員数や売上と比較するとどういった水準なのでしょうか。
ここでは、こどもちゃれんじの日本国内と海外(中国)の会員数の数字を比較します。
上記のように、2015年に海外の会員数が国内の会員数を上回っています。
日本国内のこどもちゃれんじの会員数は直近では回復傾向にありますが、年々減少しており80万人弱です。
一方で、海外の会員は2009年時点では30万人程度でしたが、2018年度には、120万人を超えており、大きく国内の会員数を上回っています。
2018年度の120万人を超える水準は、2009年当時の国内の会員数も上回っています。
また、売上高でも海外事業が、国内のこどもちゃれんじ事業を上回っています。
海外の会員数が上回った2015年度に売上高でほぼ並び、それ以降は大きく差がついています。
※ここでいう国内事業は「こどもちゃれんじ事業」を指しているので、小中高校生向けの進研ゼミの会員数や売上は含んでいません。
グローバルこどもちゃれんじの今後の方針
ベネッセは、今後も「こどもちゃれんじ」のグローバル展開を積極的に進めると発表しています。
中国を中心とした海外で会員数拡大に注力するとしています。
グローバルスタンダードな商品と、グローバルなアライアンスを行い事業を拡大する見込みです。
ベネッセは中長期の計画として、2020年度の売上目標5,000億円、営業利益350億円を掲げており、そのために国内外あわせたこどもちゃれんじ事業で、売上高年平均成長率(CAGR)10%を目標としています。
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