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2016-05-05

Udacity(ユダシティ)とは世界190か国16万人以上が利用する教育サービス

現在、ITやビジネス知識を学ぶことができる新たなプラットフォームとして、MOOCs(ムークス)が注目されています。

MOOCs(ムークス)とは、世界中の名門大学や大企業を中心に、オンライン学習講座を提供している教育プラットフォームのことです。

この記事ではMOOCs(ムークス)の1つであり、普及の先駆けともなったUdacity(ユダシティ)について説明しています。

Udacity(ユダシティ)とは世界190か国16万人以上が利用する教育サービス

Udacity(ユダシティ)は、世界190か国16万人以上に利用されているMOOCs(ムークス)です。

MOOCs(ムークス)とは、世界のトップと呼ばれる大学や大企業がオンライン学習講座を提供している教育プラットフォームのことです。

Udacity(ユダシティ)のコースの内容は、

  • データサイエンス
  • AI
  • プログラミング

などのIT分野を中心に構成されています。

GoogleやIBM、Amazonなどの100以上の企業が講座を提供しています。

また、2013年にリクルートと協業契約を締結し、2015年にリクルートがUdacity(ユダシティ)のオンライン講座を日本語字幕付きで受講できるコースを追加しました。

▶MOOCs(ムークス)とは、インターネットを通じて無料で世界中の有名大学の授業を受けられる学習環境

Udacity(ユダシティ)はオンライン学習の実験として始まった

MOOCs(ムークス)が世界的に普及したきっかけは、2011年にスタンフォード大学が講義を実験的に配信したことです。

この実験で「人工知能入門」の講座を担当したSebastian Thrun氏によって、ベンチャーキャピタルから資本調達を行い、営利組織としてUdacity(ユダシティ)は設立されました。

これとほぼ同時期に、同じく実験的に配信された講座は「edX(エデックス)」「Coursera(コーセラ)」というMOOCs(ムークス)として設立されました。

以降世界のトップ大学がMOOCs(ムークス)に参画したことがメディアで取り上げられ、2012年頃にMOOCs(ムークス)への関心が大きく高まりました。

▶edXはマサチューセッツ工科大学とハーバード大学が共同で設立、2,000万人以上が学ぶMOOCs

▶Courseraとは、スタンフォード大学の教授が設立したMOOCs

Udacity(ユダシティ)のビジネスモデル

Udacity(ユダシティ)はベンチャーキャピタルより資金調達し設立されました。

講座の提供は、パートナー大学との連携をベースにせず、スタンフォード大学やヴァージニア大学の教員が個人としてMOOCs(ムークス)に参加しています。

Udacity(ユダシティ)は、後述の月額定額制の修了証が取得できるプログラム「ナノディグリー」を提供しています。

コースそのものは無料で提供し、一部の「ナノディグリー」プログラムなどを有料で提供するというビジネスモデルを取っています。

▶教育ベンチャー・スタートアップのまとめ

Udacity(ユダシティ)の学位「Nano degree(ナノディグリー)」

Nanodegree Program(ナノディグリープログラム)は、2014年9月にUdacityとGoogleが提携し開発したプログラムです。

GoogleなどのIT企業で求められるスキルに特化したプログラムで、プログラミングや人工知能、データサイエンスなどの分野があります。

月額$200~400(約2~4万円)の定額制で提供されています。

提示される課題に必要なスキルをいくつかのビデオ講義を視聴し身に付けていくという学習スタイルです。

Nano degree Programs(ナノディグリープログラム)の内容

ナディグリープログラムでは、

  • 実際のプロジェクトを通じた学び
  • 1対1のテクニカルメンター
  • コーチによるキャリア相談

といった授業やサポートを受けることができます。以下で詳しく説明します。

実際のプロジェクトを通じた学び

ナノディグリーでは、実際に実務で扱われたプロジェクト課題が提示されます。

世界のトップ企業のプロジェクトを遂行することで、企業から求められているスキルを習得することができます。

受講生ごとに何度でもフィードバックを受けることができ、課題終了後に応用課題を得て復習に充てることができます。

1対1のテクニカルメンター

ナノディグリーでは生徒1人に対し1人のテクニカルメンターがつきます。

テクニカルメンターは、学習の仕方のアドバイスや質問への回答、モチベーション維持に協力します。

コーチによるキャリア相談

ナノディグリーを受講すると、テクニカルメンターのほかコーチが受講者につきます。

履歴書の添削やオンライン上で面接のアドバイスが受けられます。

30以上の講座は5つの分野に分かれている

ナノディグリープログラムでは30以上の講座が開講されています。ここでは、

  1. Data Science:データサイエンス
  2. Artificial Intelligence:人工知能(AI)
  3. Programming:プログラミング
  4. Autonomous Systems:自律システム
  5. Cloud Computing:クラウドコンピューティング

の5つの分野毎に説明します。

Data Science:データサイエンス

データの操作や可視化、機械学習などを学ぶ分野です。

データサイエンス分野で取得できるナノディグリーには、以下の10種類があります。

  1. データの可視化
  2. データ構造とアルゴリズム
  3. Rを使用したデータサイエンスのプログラミング
  4. データエンジニア
  5. マーケティング分析
  6. データアナリスト
  7. ビジネス向け予測分析
  8. データサイエンティスト
  9. ビジネス分析
  10. Pythonを使用したデータサイエンスのプログラミング

目指す職種

データサイエンスの講座は、以下の4つの職種を目指す方向けに展開されています。

  • データアナリスト:プログラミングと統計分析のスキルを組み合わせて、データを活用した意思決定支援を行う職種です。
  • データサイエンティスト:プログラミングや機械学習、データ可視化のスキルを生かして、ビジネス分析を行う仕事です。
  • データエンジニア:データ構造やアルゴリズムを学び、ビジネス分析を行う職種です。
  • ビジネスアナリスト:プログラミングは学ばず、データ分析結果を可視化し、多くの業界のビジネスの需要に応える職種です。

Artificial Intelligence:人工知能(AI)

人工知能分野では、機械学習や深層学習、AIプログラミングなどを学びます。取得できるナノディグリーには、以下の11種類があります。

  1. AIプロダクトマネージャー
  2. 機械学習イントロダクション
  3. データ構造とアルゴリズム
  4. 機械学習エンジニア
  5. Pythonを使用したAIプログラミング
  6. 深層学習
  7. 取引のための人工知能
  8. コンピュータビジョン
  9. 自然言語処理
  10. 深層強化学習
  11. 人工知能

目指す職種

人工知能の講座は、以下の3つの職種を目指す方向けです。

  • 機械学習エンジニア:Pythonや線形代数、プログラミングの基礎を学び、AI開発を行うエンジニアを目指します。
  • 深層学習エンジニア:Pythonの基礎とニューラルネットワークを学び、ディープラーニングを構築するエンジニアです。
  • 人工知能スペシャリスト:自然言語処理や深層学習、AIアルゴリズムを学び、AI人材のスペシャリストを目指します。

Programming:プログラミング

コーディングをやったことのない初心者の方から、キャリアアップを目指す開発上級者の方まで様々な方が学習できる講座です。プログラミング分野で取得できるナノディグリーには、以下の14種類があります。

  1. フロントエンドWeb開発者
  2. フルスタックWeb開発者
  3. Java開発者
  4. クラウド開発者
  5. Cloud DevOpsエンジニア
  6. C++
  7. データ構造とアルゴリズム
  8. データエンジニア
  9. プログラミング入門
  10. iOS開発者
  11. React開発者
  12. ブロックチェーン開発者
  13. Android開発者
  14. Androidの基本

目指す職種

プログラミングの講座は、以下の4つの職種を目指す方向けです。

  • フロントエンドWeb開発者:HTMLやJavaScriptを学び、WebサイトやWebサービスの開発を行う職業です。
  • バックエンドWeb開発者:大規模なデータベースを保存するためのWebアプリケーション開発を行う仕事です。
  • iOS開発者:コーディングとSwiftを学び、iOSアプリの作成者を目指します。
  • Android開発者:Androidアプリの作成者を目指します。Googleと提携した講座が提供されています。

Autonomous Systems:自律システム

自動運転のシステムを学べる分野です。自動運転関連の市場は成長見込みが高く、エンジニアの間で注目されています。

自律システムの分野で取得できるナノディグリーには、以下の7種類があります。

  1. センサーフュージョンエンジニア
  2. C++
  3. データ構造とアルゴリズム
  4. 自動運転車エンジニア
  5. 自動運転車の概要
  6. ロボットソフトウェアエンジニア
  7. 空飛ぶ車と自律飛行エンジニア

目指す職種

自律システムの講座は、以下の3つの職種を目指す方が受講しているようです。

  • 自動運転車のエンジニア:PythonやC++、ROSなどを活用して、自動運転車の開発を行う職種です。
  • ロボットソフトウェアエンジニア:ロボット工学を学び、火星探査機のプログラミング、製造ロボットのコーディングなどに活用します。
  • 自律飛行エンジニア:航空機のコーディングとマスターコントロールなどを作成する方法を学び、空を飛ぶ車のエンジニアを目指します。

Cloud Computing:クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングの分野は、技術の成長によって需要が高まったことから創設された新しい講座です。取得できるナノディグリーには、以下の2種類があります。

クラウド開発者

主にAWSを使用して、クラウドアプリケーションの製品設計・開発を学ぶプログラムです。クラウドテクノロジーでアプリケーションを構築していた、ソフトウェアエンジニア向けのプログラムです。

Cloud DevOpsエンジニア

開発パイプラインの最適化・自動化・運用保守を中心に学びます。キャリアを運用側にシフトしていきたい開発者に最適なプログラムとされています。

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まとめ

  • Udacity(ユダシティ)は世界190か国16万人以上が利用するMOOCs(ムークス)
  • MOOCs(ムークス)とは新たな教育プラットフォームである”大規模公開オンライン講座”
  • Udacity(ユダシティ)では、Nanodegree(ナノディグリー)という修了証が取得できる

Udacity(ユダシティ)は、Coursera(コーセラ)やedX(エデックス)といった他のMOOCs(ムークス)と比べて、コースの数は少ないですが質の高いコンテンツが評判となっています。

今後Udacity(ユダシティ)はナノディグリーの認知度向上に向けて、IT企業との提携を進めていくそうです。

日本国内においても、今後さらに認知度が高まっていくことが予想されます。

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