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2025-12-03 2026-01-26

児童指導員になるには?仕事内容や年収、求人、志望動機を転職エージェントが解説

児童指導員は、様々な背景や支援ニーズを持つ子どもたちの自立や社会生活を、専門的な視点から支える重要な役割を担います。

本記事では、児童指導員への転職を検討している方に向けて、児童指導員の仕事内容、資格要件、年収相場、転職・求人情報を解説します。

この記事の監修者

Education Career 編集部

教育業界専門の転職エージェント「Education Career」の編集部です。年間で数百名の教育業界出身者の転職やキャリアの支援を行う転職エージェントとして、教育業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

児童指導員とは

児童指導員とは、児童福祉施設等において、様々な理由により支援を必要とする児童に対して、自立に向けた生活指導、学習支援、集団適応の支援を行う職業です。

児童指導員の働く場所は幅広く、児童養護施設、乳児院、放課後等デイサービス、児童発達支援センターなどの児童福祉施設が挙げられます。

児童指導員と保育士の違い

児童指導員と保育士の違いは、主に必要な資格、対象とする子どもの年齢、働く場所の3点です。

保育士は国家資格である「保育士資格」を取得する必要があるのに対し、児童指導員は特定の学歴や実務経験を満たすことで得られる「児童指導員任用資格」が必要です。

また、保育士が多くの場合、0歳から6歳までの乳幼児を対象とする保育園で勤務するのに対し、児童指導員は、より幅広い年齢の子どもを対象とする児童福祉施設で働きます。

生活習慣の形成や社会性の獲得を促すなど、指導・自立支援を中心とした福祉的アプローチを担う点が特徴です。

児童指導員の仕事内容

児童指導員の仕事は、勤務する施設によって多岐にわたりますが、中心となるのは、子どもたちが社会で自立していくために必要な能力を育む支援です。

例えば、放課後等デイサービスでは、主に学校(幼稚園、大学を除く)に就学している障がいを持つ子どもを対象に、個別支援計画に基づいた療育や集団活動を通じた社会性・生活能力の向上の支援を行います。

活動プログラムの企画・実行を通じて、社会性やコミュニケーション能力を育み、また、送迎業務や記録業務も担当します。

児童養護施設では、保護者のいない児童や、環境上養護を要する児童を対象に、家庭での生活に近い環境を提供し、生活全般の支援や自立支援を行います。

学習支援はもちろん、衣食住の提供、心のケア、進路相談など、深く、長期的な関わりを通じて自立を促します。

児童指導員の転職・求人情報一覧

児童指導員になるには

児童指導員として働くためには、厚生労働省が定める児童指導員の任用資格の要件を満たす必要があります。

任用資格とは、特定の条件を満たしたうえで、その職に就くことで初めて名乗れる資格であり、国家試験とは異なります。

児童福祉施設の設備及び運営に関する基準では、以下のように定められています。

(児童指導員の資格)
第四十三条 児童指導員は、次の各号のいずれかに該当する者でなければならない。
一 都道府県知事の指定する児童福祉施設の職員を養成する学校その他の養成施設を卒業した者
二 社会福祉士の資格を有する者
三 精神保健福祉士の資格を有する者
四 学校教育法の規定による大学(短期大学を除く。次号において同じ。)において、社会福祉学、心理学、教育学若しくは社会学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
五 学校教育法の規定による大学において、社会福祉学、心理学、教育学又は社会学に関する科目の単位を優秀な成績で修得したことにより、同法第百二条第二項の規定により大学院への入学を認められた者
六 学校教育法の規定による大学院において、社会福祉学、心理学、教育学若しくは社会学を専攻する研究科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
七 外国の大学において、社会福祉学、心理学、教育学若しくは社会学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
八 学校教育法の規定による高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者、同法第九十条第二項の規定により大学への入学を認められた者若しくは通常の課程による十二年の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校教育を修了した者を含む。)又は文部科学大臣がこれと同等以上の資格を有すると認定した者であつて、二年以上児童福祉事業に従事したもの
九 教育職員免許法に規定する幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校又は中等教育学校の教諭の免許状を有する者であつて、都道府県知事が適当と認めたもの
十 三年以上児童福祉事業に従事した者であつて、都道府県知事が適当と認めたもの

引用元:児童福祉施設の設備及び運営に関する基準

児童指導員任用資格を得るためには多様な経路がありますが、

  • 都道府県知事の指定する養成施設(福祉系の専門学校など)を卒業する
  • 4年生の大学や大学院で社会福祉学・心理学・教育学・社会学のいずれかを履修して卒業する

の2つの方法が一般的です。また、

  • 幼稚園、小中学校、高等学校の教員免許を取得する
  • 高校等を卒業して児童福祉事業における実務を2年以上経験する
  • 社会人の場合は児童福祉事業における実務を3年以上経験する

のいずれかを経たうえで、厚生労働大臣または都道府県知事に適当であると認められる事で、資格を得ることができます。

また、社会福祉士・精神保健福祉士の資格を持っている場合にも、児童指導員任用資格が与えられています。

児童指導員の年収・給与相場

厚生労働省の調査(令和6年度に福祉・介護職員等処遇改善加算の届出をしている施設・事業所において、令和5年9月・令和6年9月ともに在籍している者を対象)によると、児童指導員の平均給与額※1は319,690円です。

前年(令和5年9月)の300,310円から約19,000円ほど上昇しており、児童指導員の処遇は令和5年から令和6年にかけて改善傾向にあることが伺えます。

児童指導員(常勤) 令和6年9月 令和5年9月
平均年齢 40.4歳
平均給与額 319,690円 300,310円

以下は、平均給与額等の内訳※2です。基本給・手当・一時金のいずれも前年より増額されており、全体の給与水準が上がっていることが確認できます。

児童指導員(常勤) 令和6年9月 令和5年9月
基本給 202,190円 197,170円
手当 69,280円 60,470円
一時金 48,230円 42,680円

なお、詳細は後述しますが、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」の保有する児童指導員の求人を見てみると、想定年収300万円前後~500万円前後の求人が見られます。

※1.平均給与額=基本給(月額)+手当+一時金(4~9月の支給金額の1/6。賞与等含む)
※2.10円未満を四捨五入している為、合計に誤差あり。

児童指導員の転職・求人情報

児童指導員の求人例をいくつかご紹介します。

なお、求人情報は流動的なため、ここでは実際の求人情報から要素を抽出して作成したサンプル求人を紹介します。

非公開求人含め、最新の求人情報をご覧になりたい方は、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」までお気軽にお問合せください。

児童指導員 求人例①

年収 330万円~470万円
仕事内容 発達に特性のあるお子さま一人ひとりに合わせて支援をお届けするお仕事です。
業務例:
・お子様への個別指導(カリキュラム作成、指導、保護者様へのフィードバック等)
・集団活動の支援
・授業提案(保護者様への費用説明、授業説明等) 等
応募条件 [必須条件]
以下いずれかの資格、免許をお持ちの方
・保育士、社会福祉士、精神保健福祉士、児童指導員任用資格、臨床心理士、公認心理師、臨床発達心理士
・教員免許(幼・小・中・高・特支)
勤務時間 ・8:00~21:00(所定労働時間:8時間)
・残業時間:月平均13時間程度
休日 ・年間休日:120日(規定の休日・有休を合わせると、年間130~140日程度の休暇を取得可能)
・週休2日制(土日祝含めたシフト制)
・夏期、年末年始、特別休暇、有給休暇

児童指導員 求人例②

年収 320万円~480万円
仕事内容 放課後等デイサービスでの支援、プログラム作成、運営、外部企業との連携など、能力や適性に応じて業務をお任せします。
業務例:
・お子様への支援(学習支援・社会スキル向上支援等)
・保護者様の対応 (支援計画書の作成・説明等)
・関係機関、外部企業との連携
・プログラム作成
・オンラインセミナーの管理 等
応募条件 [必須条件]
以下いずれかを満たす方
・教員免許保有者・心理/社会/社会福祉/教育学の学部・学科卒業者
・精神保健福祉士、社会福祉士、保育士、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、心理指導担当職員(臨床心理士・公認心理師など)
・児童福祉施設で2年以上の勤務経験者
[歓迎条件]
・教育、福祉、人事、営業等の経験者
勤務時間 ・9時30分~19時の間でシフト制(標準労働時間:8時間)
・時間外労働有無:有(月5時間程度)
休日 ・休日日数:120日
・有給休暇:10日~20日
・週休2日制(土・日)、祝日、夏季、年末年始、有給、慶弔・月2回程度土日出勤あり(その際は振替休日を取得)
・年5日間祝日稼働日あり

児童指導員の転職・求人情報一覧

児童指導員へ転職する際の志望動機

ここからは、志望動機の考え方について解説します。

児童指導員への転職活動に限らず、志望動機を考える際は、まず転職理由を言語化することが大切です。

転職理由は複数ある事もあるかと思いますので、その場合はポイントを整理しましょう。

転職理由の整理ができたら、転職する上で重要なポイント・軸を決めます。満たしたい要素や、優先度、許容範囲などを具体的に考えておくとよいでしょう。

ここまで整理した後に、個別の志望理由を考えます。

転職理由、転職の軸が整理できていれば、自ずと志望動機も明確になっているはずです。

転職理由と志望動機が一貫していると、面接官からの納得感を得やすく、選考で好印象となりえます。

志望動機を考える際は、

  • 具体的であること
  • 個別の経験・体験に紐付いていること
  • 自分の言葉で語れること

を意識していただくとよいでしょう。

なお、転職理由の言語化や志望動機の整理をする際は、第三者に相談する事もおすすめです。

第三者に相談する事で、自身では気付かなかった観点からの意見をもらえたり、会話を通して自分の考えを整理する事ができます。

その際、転職エージェントを活用するのも有効です。転職エージェントは転職先を紹介する立場にありますが、その前提を認識した上で活用すれば、考えを整理する良い壁打ち相手となりえます。

児童指導員の転職ならEducation Career

弊社では、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」を運営しており、児童指導員をはじめとした教育業界の求人を多数保有しております。

教育業界のキャリアに精通した転職支援実績豊富なキャリアアドバイザーが、ご希望に沿った求人紹介は勿論、専門エージェントならではの独自の求人提案を行っております。

また、応募書類の添削や面接対策など、選考に向けた準備も丁寧にサポートいたします。

児童指導員への転職や、児童指導員の経験を活かした転職をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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