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2016-04-01 2024-09-17

コロンビア教育学大学院で、テクノロジーを用いた授業設計を学ぶコース「Instructional Design of Educational Technology」とは

アメリカには多くの教育学大学院が存在し、EdTechのイノベーションを支える一つの仕組みになっていると紹介しました。

では実際の授業ではどのような内容が教えられているのでしょうか?今回筆者が受講したコースの一つであるInstructional Design of Educational Technologyというコースを紹介していきます。

このコースは、ニューヨークにあるコロンビア教育学大学院(Teachers College, Columbia University)で提供されています。テクノロジーを用いた授業設計の基本を学ぶコースで、筆者は2014年9月から12月まで全15週に渡って受講しました。

この記事の監修者

Education Career 編集部

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テクノロジーを用いた授業設計を学ぶ、「Instructional Design of Educational Technology」とは?

コロンビア教育学大学院のキャンパス

クラスは約30名。コロンビア教育大学院では20名ほどのコースが多いため、比較的生徒は多い授業です。これは、基本的なレベルの授業で卒業のために必修の授業であるため、受講者の数が増えています。

学生の年齢層は少し低く、職歴が1~2年の学生や、大学からストレートで大学院に入学した学生が約3割ほどいました。また、留学生(特にアジア)の学生が多く受講していました。

学ぶ理論や知識は、「学習理論の基礎」「インストラクショナルデザインの基礎」「テクノロジー・メディアの基礎」の3点です。これらをリーディング、グループディスカッション、ペーパー作成などを通じて学びます。

授業で学ぶコンテンツは主に3つありました。

①学習に関する理論の理解

授業設計をする前に、3つの有名な学習理論(Behaviorism, Cognitivism, Constructivism)を知っておく必要があります。それぞれの学習理論の違いを知ることで、そもそも人の学びをどうやって支援していくのかという基本的な知識を整理していきます。

②インストラクショナルデザインの理論と実践

効果的な授業設計の手法として有名なフレームワークはたくさんあり、その中でもこのコースではADDIE(Analysis, Design, Development, Implementation, Evaluation)について時間を取って学んでいきました。

その後ADDIEのそれぞれのプロセスについて具体的に学んでいくことで、実際にインストラクショナルデザインを活用し、授業設計ができるようになることを目指します。

③テクノロジー・メディアの種類とそれぞれの特徴

学習カリキュラムを作るとき、それぞれのメディアがどのような特徴を持っているのかという点を知っておかなければなりません。

この授業では、Collinsらの論文を用いて、対面型、テキストや写真、ビデオやフィルム、コンピューターソフトウェア、そしてネットワークの5つのメディアを情報伝達の容易さ、記憶しやすさ、再生可能かどうか、またネットワークとしての広がりがあるのかどうかの観点から整理していくということを行いました。

これらの基本的な理論を授業の前半で、リーディング(読んだ内容の要約を授業開始前に教授に提出)、クラスのディスカッションやそのファシリテーション、レポート提出などを通じて集中的に学んでいきます。

授業の中盤から、グループプロジェクトがスタート

5回目の授業が終わったころから、グループプロジェクトが始まります。テーマは、「インストラクショナルデザインの理論を用いて、教育プログラムを作成する」というもの。最終授業に、作成したプログラムに関するプレゼンテーションと詳細を説明したレポートを提出します。

グループプロジェクトは、基本的に授業外の時間で、自分たちで進める形となります。

残りの授業が5回になったころにグループプロジェクトの中間報告会があり、そこで教授や他のグループのクラスメイトからアドバイスをもらう機会が与えられました。

クラスメイトには、実際に現地のEdTech系の企業でインターンをしている学生や、学校の教員なども多くいるので、教授だけでなく、学生からも学ぶことが多いのが特徴でした。

多くの学生が利用する大学の図書館。テスト前は24時間空いています

プロジェクトのサービスを提供する対象は自由であるため、最終授業のプレゼン内容はバラエティに富んだものとります。

例えば、外国語学習のアプリ開発や、理系学生のコミュニケーション能力などのソフトスキル開発プログラム、中学生の学力中位層を対象とした幾何プログラムなどがありました。

このコースが終わった後も実際に実用化に向けて動き出している学生や、修士論文で同じテーマを扱い、学びを深めている学生もいました。

インストラクショナルデザインの授業は基礎、このコースの後より専門的なコースを受講する

米国の教育学大学院で行われていることをイメージできたでしょうか。この授業は、教育×テクロノジーに関して基本的なことを学ぶコースであるため、このコースを受講した後に、より専門的なコースを受講していくのです。

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