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2019-08-01 2019-12-09

教師が副業できるかのパターン分け!始めて後悔しないための大事な考え方

副業に関するニュースやメディアをよく見るようになり、興味はあるけど、「教師は副業禁止」そう思っている方も多いのではないでしょうか。

実は教員の方でも副業出来る場合があります。

この記事では、教員として働いており、副業に関心を持っている方に向けて、教師が副業出来るのかどうか、どんな副業があって、どのくらい稼げそうか、副業を始める前に大切な考え方をまとめています。

読み終えていただくと、自分は副業をやってもいいのか判断でき、また副業するべきかどうかを考える視点が手に入ります

教師が副業出来るかは勤務形態による

教師が副業することは法律的に可能なのでしょうか。

勤務の形態によって異なりますが、教師でも副業することは可能です。

どのような副業ができるかは、その雇用形態や勤務先によって異なります。一口に「教師」といっても、常勤の教師もいれば非常勤の教師もいますし、働いている学校が公立か私立かという違いがあります。

雇用形態や勤務先の違いから副業の可否をまとめたものが下の表です。

勤務先 雇用形態 副業の可否
公立 常勤 ×(基本的に法律で禁止)
非常勤 ○(問題なし)
私立 常勤 △(勤務先の規定次第)
非常勤 ○(問題なし)

公立学校の常勤教師は副業できない

上の表からわかるように、公立学校の常勤の教師は基本的に副業が禁止されています。

公立学校の教員は、地方公務員の法規定で兼業が原則として禁止されているからです。

一部許可を得れば出来るものもありますが、「教育に関する他の事業や事務」はもちろん、教員採用選考に関連する職や受験指導に関わる職などは認められません。

細かい規定は各自治体の教育委員会が決めています。

非常勤の公立学校の教員は副業できる

公立学校の教員でも非常勤の講師は副業が認められています

非常勤講師は受け持つ授業数で給与が決定するので、非常勤講師としての業務だけでは生計が成り立たない方も少なくありません。

非常勤講師の兼業としては、他校の授業の掛け持ちや学習塾でのアルバイトなどが多いようです。

私立学校の教員は学校による

私立学校の教員の場合、副業できるかどうかは在籍する学校によります。民間企業に勤める会社員同様、就業規則にしたがう必要があります。

また、学校側に兼業の申請をする際、兼業しようとする塾・予備校によって判断が変わるということもあるようです。

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ルール上できるかどうかと、現実的かは違う

雇用形態や勤務先によって異なりますが、教師でも副業を行うことは可能です。

また、公立学校の常勤の教師であっても、法律的に認められている副業もあります。

しかし、ルール上副業ができるかどうかと現実的にできるかどうかはまた別の問題と捉えた方がよいでしょう。

副業する時間、体力は必要

教師の仕事は、肉体的にも精神的な負担もかかるものです。

土日や長期休暇にも部活動をはじめとする課外活動に従事することも多く、なかなか休日が取れないこともあるでしょう。

その中でさらに副業をするとなると、肉体的にも精神的にもかなりの負荷がかかることが予想されます。

副業によって本業に支障をきたすようであれば、本末転倒ですし、どの程度の負荷になりうるのかは事前に考えておく必要があります。

副業によって求められる能力やスキルはある

副業と言っても対価が発生する場合、その仕事に見合った能力やスキルが必要です。

スキルの習得に費用や時間がかかる場合も有りえます。

そうした費用や時間がそのあとに得られる対価に見合うかも考える必要があるでしょう。

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教師が副業する場合のよくある選択肢

公立の常勤の教員でも出来る副業

一般的に公立学校の常勤教師で多くみられる副業は、公務員にも認められているものとなります。

具体的には以下の通りです。

許可が必要なもの

  • 地域貢献活動(消防団や社会性・公共性の高いNPOなど)
  • 不動産投資(小規模な場合)
  • 執筆活動(信用が損なわれない、職務に支障がないもの)
  • 講演(公務に悪影響がないこと)

許可が不要なもの

  • 株式・FXなどの資産運用
  • 小規模な農業

教育関連の仕事

公立の常勤の教員以外の定番の副業は、家庭教師や塾の講師などの教える仕事が最も一般的です。

仲介会社や大手の学習塾で指導を行うことがあれば、知り合いや親戚を教えるものまで含まれます。

教員の方には最も親和性が高く、行いやすいものとも言えるでしょう。

インターネット関連(アフィリエイト、ブログ、せどりなど)

アフィリエイトやブログ、ネットオークションを活用したせどりなども可能な副業といえます。

インターネットや商材、サイト運営に関連する知識が必要です。

※不動産投資や株式、FX、仮想通貨などの投資(投機)関連は副業には含めていません。こうした資産運用であれば、公立の常勤の教員も行うことが出来ます。

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副業で得られる収入は、月数万円程度が相場

教育関連の仕事であれば、従事した時間に応じた給与(時給は数千円程度)が得られます。

時給として見れば高額ですが、短時間の勤務になることも多く、総額として多く稼ぐことは難しいです。

仮に週4時間、時給3,000円で働いたとして、月間で4.8万円程度の収入になります。

多いと感じるか少ないと感じるかは個人によりますが、月額で数万円程度の収入にはなるでしょう。

また、インターネット関連の副業は、成功すれば本業を超える収入も可能ですが、多くの場合、かけた時間に見合った対価を得られることはありません。

うまく行けば教員としての収入を超えることもあるでしょうが、ほとんどの場合、良くて数万円程度だと思います。

※近年アフィリエイトやせどりで安定的に収入を得る難易度は高まっています。

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副業のメリットは収入以外にもある

副業する理由は収入を増やすことが目的である場合が多いですが、それ以外にもメリットがあります。

関連スキル・知識が向上する

本業では得られないような関連するスキル、知識の向上につながりえます。

教える技術の向上につながることもあれば、ITスキルの向上につながることもあるでしょう。

勤務先の学校以外での人脈が得られる

勤務先の学校以外での人脈が出来ることもメリットといえます。

日常では出会えないような、副業でしかつながることの出来ないコミュニティがあるかもしれません。

教員以外の職業の方と出会える可能性が高いのも副業を行うメリットといえるでしょう。

副業の経験・人脈がキャリアの選択肢を広げる可能性も

副業を行うことで得られる経験や人脈が、今後のキャリアに活きることがあります。

教員以外の教育関係の仕事に転じるきっかけになるかもしれませんし、インターネット関連のビジネスに進むきっかけになるかもしれません。

副業を行っていなければ得られなかった経験・人脈が思いがけない道を拓くこともあります。

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副業する場合に考慮すべきこと

確定申告

副業をして一定以上の収入を得る場合(年間20万円以上)、確定申告が必要です。

確定申告を行わないと、過去にさかのぼって課税されることもあり、罰則として重加算税が課されることもありえます。

現職の条件の確認、評判などのリスク

私立教員の方であれば勤務先の規定の確認や副業が可能だとしても、それが同僚や保護者、生徒に知られた場合にどんなリスクがあるのか考えることも必要でしょう。

思いがけないクレームになる可能性もあります。

▶教育コンサルタントに転職したい人がはじめに見ておくべき基礎知識

副業以外で叶うのであれば、必ずしも副業する必要はない

弊社は、教育業界専門の転職エージェントです。

サービス運営上多くの教員の方・教育業界の方と面談しており、その中には副業を考えている方が多いのも事実です。

ただ、ほとんどの場合、副業しなくても良いのではないかとお伝えしています。

それは、副業で得ようとしているものが、それ以外の方法でも手に入ることが多いからです。

始めてみるのは大事だが、何のために始めるのかはもっと大事

副業を始める場合、全ての起こりうることを想定するのは難しいので、とりあえず始めてみることは大事です。

ただ、時間や費用、評判などのリスクを背負ってまで本当にやるべきことなのか、やりたいことなのかをあらかじめ考えておくのがよいでしょう。

副業で得られる収入は限定的、節約等でまかなえる可能性も

副業を行えば一定の収入になります。

ただ、前述したように大きな稼ぎにはなりづらい一方で、時間や体力は失われます

その対価に果たして見合うのでしょうか。

月額数万円程度であれば、節約等費用を抑えることでも捻出が可能かもしれません。

本業の昇給・条件改善に集中する方法もある

収入をあげる方法は副業に限りません。

現在の仕事の中で、昇給や条件の改善を行うことも出来ます。

相談にこられる方々にとっては、そちらのほうが実現可能性が高いようでした。

転職という選択肢もある

現職での条件改善が困難で、どうしても収入をあげたいという場合、副業以外にも転職する選択肢があります。

同じく教員に転職する場合もあれば、教育系の企業、異業界への転職といった道もあります。

場合によっては、こうした選択肢のほうが大きく収入を向上させられます。

スキルや人脈、趣味であれば必ずしも収入を得る必要はない

経験を積みたいというのではあればボランティアという選択肢も

副業の目的が収入以外の経験やスキルであれば、必ずしも収入を得る必要はありません。

ボランティア・プロボノとしての活動で、金銭を目的としないほうが純粋に経験を積むことに集中出来ることもあるでしょう。

趣味ならば収入は必須ではない

また単に趣味として行っているようであれば、他者の評判などのリスクを気にする必要もありません。

副業として収入を得てしまうと許可や確定申告など必要になることも増え、煩わしくなる可能性もあります。

楽しみたいことが優先されるのであれば、あえて副業(金銭を得ない)にしないという選択肢もあります。

教師から転職するには?年代別のキャリアプランは?転職する場合、どんな職種・求人があるの?

さいごに

副業はブームともいえ、話題になることが増えています。

なんとなく副業をしてみようかなと考えている方もいるかもしれません。

しかし、副業したい理由が明確で、それが副業以外で叶えることが難しいのでなければ、副業をすることはおすすめしません

金銭面が理由であれば、現職での昇給・昇格、または転職などを検討したほうが早道でしょうし、スキルや人脈であれば必ずしも収入を得て行う必要もありません。

今後のキャリアのために何かしておきたいということであれば以下のような記事を参考にして頂ければと思います。

また弊社は多くの教員の方のキャリア支援(転職活動の支援)を行っています。ご興味があれば以下のフォームからお気軽に相談の依頼を頂ければと思います。

▶教育業界での転職を成功させるには?会社選びから面接対策まで完全ガイド

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