2021-10-12 2021-10-15
大企業の法人営業から、AI教育スタートアップのカスタマーサクセスに転職【体験談】
弊社は教育業界専門の転職エージェント「Education Career」を運営しており、月間数百名の方々の転職をご支援しています。
この記事では、弊社にご相談いただき、複合機メーカーの法人営業から、AI教育系スタートアップに転職された竹田さん(仮名)にお話を伺いました。
▶この記事は、YouTubeチャンネル「Education Career」でアップした2本の動画をまとめたものです。動画はこちらからご覧ください(前編/後編)
目次
新卒入社した複合機メーカーでの仕事
――今回は、弊社で転職を支援させていただいた竹田さんにお話を伺います。竹田さんは新卒で複合機メーカーに入社、現在は転職されて教育系のスタートアップにお勤めです。まず簡単に自己紹介をお願いします。
新卒で複合機メーカーに入社し、5年ほど勤めました。営業職として、法人顧客に複合機の取替えやIT商材の導入を提案していました。
現在は教育系のスタートアップ企業に転職して3か月が経ったところです。
――大学卒業後に複合機メーカーに入られた理由は何だったんですか?
企業の業務改善をすることでその企業の業績が良くなり、それぞれが世の中に価値やサービスとして還元されるという考えから、そういった企業を支援したいと思っていました。
就職活動の軸はIT企業のBtoBという括りでした。そこでご縁があった企業に入社しました。
――入社された複合機メーカー以外の会社ではどういう会社・業種を受けていらっしゃったんですか?
SIerやITベンダーなどを受けていました。何社か内定は頂きました。
――最終的に複合機メーカーに新卒入社を決めたのはどういった理由だったんですか?
最終的には一緒に働く人です。入社したメーカーのインターンに参加していたこともあり、同期入社する予定の方や社員の方々と一緒に働きたいと思いました。
――就職活動の軸にも合うし、人も良さそうだし、ということで入社を決められたんですね。法人営業をされていたということですが、5年間同じ部署だったんですか?
はい、私はずっと同じ部署にいました。お客様も変わりませんでした。
――入社前にイメージされていた仕事と、実際に入社されてみてではいかがでしたか?
意外と「作っている物を売る」という比率が高くなるのだなと最初の頃は感じましたね。
複合機メーカーであると認識して入社したものの、ITソリューションという側面がもっと大きいのかなと思っていました。
――特にコロナ禍だと、複合機は売るのが難しいんじゃないかなと想像するんですが、実際どうでしたか?
コロナの流行以前からペーパーレス化は動いていたので、モノとしての複合機の必要性は下がっていたと思います。
一方で、物理的な紙はいらないけど文書としてのドキュメントは必要なので、メーカーとしても「電子化しましょう」という提案に舵を切っていましたね。
――竹田さんは営業成績がずっと良くて、全国表彰もされたりしていますよね。何かコツがあったんですか?
業務改善を軸として、いろんなレイヤーの方のヒアリングを通してそれぞれに納得感のある提案を心掛けていたのでそれがハマった部分じゃないかなと思います。
在籍期間中はギリギリの年もありましたが、目標を達成できなかったことはありませんでした。
――複合機メーカーは比較的会社規模が大きい企業が多いと思いますが、働き方やお休みはどうでしたか?
やはり大きい会社なので福利厚生の制度などは整っていました。
会社の雰囲気としても「休むの?」みたいなことはなく、ふつうに休みを取れました。休日は暦通りですね。
コロナの影響で会社の業績に打撃を受けた時は残業抑制という形で「残業をするな」という指示がありました。業務量は変わらないので少し大変でした。
――元々残業はあったんですか?だいたい何時くらいまで働いているイメージですか?
私は月平均20~30時間くらい残業していました。期末の繁忙期になると残業時間は増えますが、でも遅くても21時くらいまでです。
世間のいう「激務」という感じではないです。
――年収は5年勤めた時点でどのくらいだったんですか?
500万円ちょっとくらいでした。
――竹田さんは営業成績が良かったと思うんですが、業績によって年収に差が出たりするんですか?
昔は業績が良いとインセンティブが支給されていました。正直ここ3~4年くらいは会社の業績が良くないのでどんどんなくなっていきましたね・・・
――逆に言うと年次が5年目くらいだと皆さん同じくらいの年収になるんでしょうか?竹田さんとしては「成果出しているのに」という感じですね・・・
そうですね、そんなに差はないと思います。確かにIT業界の中の20代の平均年収としてみると、少し低かったと思います。
異業界から教育業界への転職活動
――大企業にいらして、業績も出してて働き方もよくて、給料も全然悪いわけではないという状況から、転職を考えた始めたきっかけは何だったんですか?
業績はある程度出せていたと思うのですが、それが本当にお客さんのためになっているのだろうか?人として楽しんでやっているのか?と言われると、そういう訳でもなかったんですよ。
一生の仕事これでいいのかな、じゃあ自分は何がしたいのかなと考え始めたのが1つのきっかけです。
――入社5年目だと同期の方で退職された方とかもいましたか?
2、3年目で何人か退職した人がいました。そのあとは私と同じタイミングで退職した人が結構いましたね。
――タイミング的に20代後半で動き出される方は結構多いですよね。竹田さんは何かのきっかけでパッと転職活動をしだしたのか、それともモヤモヤと考えていたのか、でいうとどちらでした?
後者です。「私にできる仕事って何なの?」とか「やりたい仕事は何?」とかって2、3年目くらいのときからモヤモヤと考えていました。
――迷いながら働かれていたんですね。実際に動き始めたきっかけは何かあったんですか?
コロナの影響はありましたね。
1番最初の緊急事態宣言のとき一時的に業績で打撃を受けて一時帰休の指示があり、出勤しない時期がありました。時間が強制的にできたので、真剣に考えようかなと動き出しました。
――転職活動をはじめて、最初は何をされたんですか?
いくつかエージェントに登録したり、興味ある企業のコーポレートサイトを見たり、Wantedlyを覗いたりしていました。
――転職エージェントは何社くらい利用されたんですか?
登録していただけの所を含めると3~4社です。実際に面談をしたのはdodaとファンオブライフ(Education Career)の2社です。
――転職エージェントを使うか使わないかの基準は何かあったんですか?
たまたまなのもありますけど、キャリアアドバイザーと噛み合うか、噛み合わないかです。
エージェントでも持っている情報は異なるので、そこは得られるものは得てという感じでしたね。
――dodaのような総合系の転職エージェントと弊社のような業界特化型の転職エージェントで、違いは感じましたか?
業界を絞って検索するときに、総合系のエージェントでは載っていなかった情報が業界特化型では出てきたことがありました。
専門になればなるほど、業界の知識や傾向といった情報はもらえるのかなと思います。
――ちなみに、教育業界専門としている弊社にご面談の機会を頂けたのはなぜでしょうか?今までの理由からだと「教育業界に興味がある」みたいなお話しはなかったですよね。
転職活動をすると決めて具体的に動き始めた時には、教育業界がいいなと感じていました。その段階である程度絞って転職活動はしていましたね。
当時教育業界専門のエージェントがあることは知らなかったのですが、検索をかけたらEducation Careerが出てきました。
――「自分は何をやりたいんだろう」という状態から、「教育業界に興味がある」となったのはどういうお考えからですか?
法人営業として働く中で、ITの技術進歩等によって働く人たちに求められるスキルが変わっていっていることを感じていました。
でもこういったスキルは誰かが教えてくれるわけではないので、これから世の中に出ていく人は誰に教わればいいんだろうと考えた時、土台の教育となる部分が大事なのかなと思い立ちました。
社会課題として教育現場でいろいろとやれることがあるのでは、と思い教育業界に関心を持ちました。
――実際に書類を出したりとか、選考を進めた会社は何社くらいですか?
会社数だと5社くらいです。同じ会社で営業部門とカスタマーサクセス部門を受けたりしていたので、ポジション数はもっと多いですね。
――選考を受けた企業は5社で、ポジション数だと10くらいでしょうか。内定に至ったのは何社くらいだったんですか?
内定をいただいたのは今の転職先だけです。
――現在のお勤め先は転職前にご存知でしたか?
知らなかったです。
――そういう事も結構ありますよね、ほかに選考を受けた会社もご存じでした?
大手は有名だったので知っていたり、あとは自分で調べて知っていた会社はありました。
――教育業界でも有名な会社は結構ご自身でも情報得られますが、知らない所は調べようもなかったりしますよね。面接では竹田さんのどうった点がご評価いただけたと思いますか?
会社のカルチャーに自分のパーソナリティーが調和していたのかなと思います。私自身も会社のバリューとかカルチャーとマッチしていると思いました。
――面接ではどのようなことを聞かれましたか?
面接は計3回ありました。
1次面接では今までやってきたことや教育業界を志望した理由などが多かったです。2次面接ではどちらかというと応募したポジションに関する、デモンストレーションや細かい技術的な話が多かったです。
最終面接で会社のカルチャーが人として合うかどうかを聞いていただく感じでした。
――面接を受けた後の手ごたえはどうでしたか?
内定を頂いたところは「多分いけたんじゃないかな」という感じでしたね。
――大企業からスタートアップへの転職に迷いはなかったですか?
前職の中でどうキャリアを築いていけばいいのか見えなくなっていたので、迷いませんでしたね。
自分がやりたいと思っている仕事で、コロナ禍でも伸びている会社に行くのは良いタイミングだと思いました。
自分の周りでは大企業にこだわる人も多くない印象なので、そこまで抵抗はなかったです。
――名の知れた企業にいる方は「現職に留まる」という選択肢もあって転職を悩まれる方も多いんですよね。竹田さんはそういう悩みはなかったのですね。
自分自身がというより、親や周りの人間からの見られ方を気にすることはあるのかなと思います。
私の場合は、親も「好きにしたら」という感じだったので、自由にやらせてもらいました。
――意思決定するにあたって誰かに相談とかはされましたか?
特に相談はせずに自分で決めました。決めてから事後報告です。
AI教育スタートアップでの仕事内容や働き方
――現在はどういったお仕事をされているんですか?
ポジションとしてはカスタマーサクセスです。
――オファー時点での年収はいくらでしたか?
オファー時点では前職(500万円ちょっと)と同じくらいでした。
今年度になって若干制度が変わった影響で結果的に少し上がる気がします。
――上がるのであればよかったですね!転職されて今3か月くらいだと思いますが、率直な感想を教えてください。
コロナ禍なので実は一度も会社には出社しておらず、自宅でしか仕事をできていません。
そんな中でもキャッチアップができるよう、コミュニケーションはよくとってもらっていると思います。
働く中身としても全然予想していなかったような仕事ではありません。自分のバリューをそこまで出せていないので、早く追い付きたいと思います。
――大企業からスタートアップに転職されてみて、社員同士のコミュニケーションなど違いは感じますか?
会社の規模が違うので、プロダクトとの近さはすごく感動しました。
私はどちらかというとフロント側で顧客対応のポジションにいるのですが、プロダクトへのフィードバックとそれに対する回答がこんなにすぐできるのか!と思いました。
企業として組織として大きくなればなるほどかけ離れていく部分だと思うので、これはスタートアップの良い部分だと思います。
――人によっては「スタートアップはずっと働きっぱなし」「労務環境が厳しい」みたいなイメージをお持ちの方もいると思うんですが、働き方はどうですか?
教育業界の会社ということもあり、お子さんがいる社員がすごく多いです。
なので「保育園の迎えがあるので帰ります」とかは会社全体として理解があるというか、協力的だなと感じています。
仕事がきついという感じは全然ないです。現在はコアタイムなしのフレックス制度なので、いつ出勤して退勤しても、トータルで帳尻が合えばよいという柔軟な働き方ができています。
――転職活動を振り返ってみて、今思えばやっておけば良かったことはありますか?
周りの人にあまり相談していなかったので、もう少し相談してもよかったのかな。
採用してもらうにあたり、自分を売り込む必要があるので、日々どういうことを意識して仕事をしていたのかといった分析は、職場の同僚や先輩に協力してもらってもいいと思います。
――転職に関する相談は会社の方へは少ししにくいと思いますが、仰っていただいた通り自分をいかに売り込むかはすごく大事ですね。特に未経験の転職の場合、「やってきたことは違うんだけどこういう要素は活かせます」等とアピールすることが非常に大事だと思います。貴重なお話しをありがとうございました、これからもお仕事頑張って下さい!
教育業界への転職でEducation Careerを活用する4つのメリット
弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェント「Education Career」を運営しています。
ここでは、転職活動において弊社を活用頂くメリットをご紹介します。
①独自の求人やテーマに合わせた求人を紹介可能
教育業界専門の転職エージェントだから、他のエージェントでは積極的に紹介されないような求人(教材制作/学校営業/スクール運営/各種企画職)もご案内いたします。
- EdTech(教育×テクノロジー)
- STEAM教育
- グローバル人材育成
- 社会人教育
などの関心領域に合わせてご提示することも可能です。
②面談を通した、個人にとってよりよいキャリアを提案
弊社では、弊社オフィスにお越しいただくか、電話/ビデオ通話等での面談を必須としています。
面談を通じて、
- 教材作成や企画にチャレンジしたい
- 年収をあげたい
- 土日休みの仕事がしたい
- 夜遅い勤務を日中勤務にしたい
といった要望、条件を伺った上で、よりよいキャリアの選択肢を提示するためです。
※ご紹介可能な求人はご経歴や、タイミング・時期によって変動いたします。状況によっては転職をおすすめしないこともあります。
③豊富な実績を元に、書類作成、選考対策をサポートします
- 学校の先生/教員
- 学習塾の講師や教室長
- 各種の教材制作/編集
- 教育関連業種での営業
- ITエンジニア
- 異業界から教育業界への転身
などなど多くの方々の教育業界での転職を支援しております。
出身の職種特有の書類の作成や面接対策も行っています。
教育関連の企業に興味はあるが、知識や経験がなくどのようにするべきかわからないという方は、弊社にご相談頂ければコツやポイントをお伝えします。
④利用は無料!相談=転職ではなく、中長期的なキャリア相談も可能
弊社のご利用は全て無料です。
また、転職相談・面談を行ったからといって、求人に応募しなければいけないわけではありません。
ご要望やタイミングに合わせて、転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き、支援いたします。
今すぐではないが、今後考えているという方のキャリア相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。
早期の活動開始と事前準備が転職成功のカギ!お早めに相談ください
ご自身が納得され、条件的にも満足出来るような転職活動を行うには、
- 情報収集
- 選考の対策
が欠かせません。
ただ弊社の感覚値、90%以上の方の準備が不足しています。
準備を行えば採用につながる可能性がある場合でも、準備不足によりお見送りになってしまうケースがあります。
転職エージェントを活用頂ければ、本人では気づきづらい、もったいないミスも避けることが出来ます。
特に弊社は、教育業界における実績が多数ございますので、業界特有、個別の企業に対する対策を行えます。
ただ、高い品質での面談を行うため、面談数は限定で行っています。
面談ご希望の方は、出来るだけお早めに以下のフォームよりご相談ください。
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