2025-05-13
転職先でのミスマッチ…内定後に起きた突然の事業再編から2度目の転職活動へ
社会のニーズがめまぐるしく変化する今、英語専科として小学校で教壇に立っていた本田さんは、「このまま教壇に立つだけでよいのか」とキャリアに対する迷いを抱えていました。
教育に情熱を持ちながらも、「やりがい」や「自分にフィットした働き方」を求め、資格スクールへの転職、そして再度の転職を通じて新たな道を切り拓いてきた本田さん。
本記事では、本田さんが小学校から資格スクールへ、さらに学習塾の校舎長へとキャリアを飛躍させるに至った背景や想いをインタビューしました。あなたのキャリアのヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修者
Education Career 編集部
教育業界専門の転職エージェント「Education Career」の編集部です。年間で数百名の教育業界出身者の転職やキャリアの支援を行う転職エージェントとして、教育業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次
教育業界は10年以上 小学校英語の専科からキャリアをスタートした
—まずは自己紹介をお願いします。
改めまして本田と申します。よろしくお願いいたします。
私は今までずっと教育に携わる仕事をしてきました。学習塾で働いたり、小学校で英語の専科として働いた経験もあります。
また、資格スクールで新規の開拓営業も経験し、現在は大学受験専門の塾で校舎長として勤務しています。
—トータルで10年以上、教育業界に携わっているんですね。
そうですね。大学を卒業してからずっと教育関係の仕事をしています。
—小学校教員時代の業務内容を教えてください。
小学校の4年生から6年生に対して英語の授業をする、いわゆる英語専門の教員として勤務していました。
また、その学校は英語に力を入れているところだったので、ニュージーランドの小学校が提携校になっていたんです。
そこで日本のクラスの子どもたちとオンラインで交換授業をしたり、そういったことも授業の中で実施していました。
—小学校で英語が必須科目になったのは2020年ですよね。
そうですね。教科として英語が必須になりました。それに伴い英語を専門的に教える教員が必要になったんです。私はその専科の教員として就業していました。
—一般的な担任の先生とは少し立ち位置が違うイメージですが、どんな働き方だったのでしょうか。
教科専科の場合は授業が中心になるので、毎日びっしりとコマが埋まっている状態でした。空きコマがあれば、他の先生の授業をサポートをします。
いわゆる朝の会や帰りの会などを一緒に運営するというよりは、いろいろな学年やクラスの英語の授業を担当する業務でした。
—教員として勤務したのは何年ぐらいでしょうか。
だいたい2年ほどです。
教育の仕事を通じて得る「達成感」を求めて転職を決意
—転職を考えたきっかけを教えてください。
学校での仕事も楽しかったのですが、公教育という部分で私が求めていたものとは少し違うと感じたのがきっかけでした。
前に働いていた塾では生徒の成績を上げる、志望校に合格させるといった目標が明確にあったのですが、学校だとどうしても目標が抽象的になりやすいんです。
仕事をして楽しいと思う場面もありましたが、「何かを成し遂げた」という達成感を得られる場面が少なかったですね。
将来的にはまた学校で教えることもやってみたいのですが、今のうちは数値目標を追うなど、もっと達成感のある仕事をやってみたいと思い、転職を考えました。
—では、転職を考え始めたとき、一番最初に何をされたか覚えていますか。
初めにEducation Careerへの登録を行いました。
—ありがとうございます。多くの転職支援サービスの中から、Education Careerを選んだのは何故ですか?
仕事はいろいろやってみたいと思っていたのですが、その中でも絶対条件として「教育に関係する仕事をしたい」という気持ちが強くありました。
ホームページを拝見したところ、教育に対してすごく力を入れているエージェントだという印象を受け、一緒に転職活動をサポートしていただければありがたいと思い、登録を決めました。
—他の転職支援サービスに登録も併用していましたか?
転職サイトには登録しました。紹介いただいた企業の口コミなどは見ておきたいと思い、情報収集のために登録していました。
—どのような方針で転職活動を進めていったのでしょうか。
担当エージェントさんに「明確な目標があり、それを達成するような仕事にやりがいを感じる。そういう業務ができて、幅広く教育に関係する仕事を知りたい」とお伝えしました。
すると、学習塾、資格スクール、英会話の会社など、本当に幅広くたくさんの求人を紹介してもらえました。
—実際にエントリーしたのは何社でしたか。
だいたい10社前後だったと思います。
そのうち7社くらいは面接に進んだと記憶しています。
—結果的に内定まで進んだのは何社くらいだったのでしょう。
現職を含め、3社でした。
現職以外は2社とも学習塾の運営企業だったと思います。
—本田様のどういった部分が評価されて内定に至ったか、フィードバックはありましたか?
今までの学習塾や学校での勤務経験を高く評価していただきました。
また、実際に塾で授業をしたりもしていたので、そのときの話し方や生徒指導に対する優しい雰囲気を褒めていただきました。
—確かに、今お話を伺っていても、すごく柔らかい雰囲気をお持ちだなと感じます。
ありがとうございます(笑)。
—複数企業の選考が並行して進んだかと思いますが、それぞれの企業の志望順位は何を基準に考えていましたか?
やはり業務内容に魅力を感じるかどうか。また私は英語が好きなので、英語を活かせる仕事をしたいという気持ちもありました。あとは雇用条件をしっかり見るなどして、総合的に優先順位を決めていました。
—結果的に資格スクールへの転職を決めたのは、どんな点が決め手になりましたか。
その会社がオンライン英語コンテンツを運営していて、私はスーパーバイザー職としてお声がけをいただいたんです。
やったことがない業務内容でしたし、新しいことにチャレンジしたいという気持ちが強かったので、それが大きな決め手でした。
転職直後の事業再編…希望職種への異動もできず再度転職活動へ
—スーパーバイザーということですが、具体的にはどういった業務が中心だったのですか。
その資格スクールでは、いろいろな塾や学校にオンライン英会話のコンテンツを提案していました。
導入いただいた各学校や塾に対して、「このように授業を進めるといいですよ」「生徒を集めるにはこの時期にこういう施策をするといいですよ」というように、運営面をサポートする仕事ですね。
—そこから再度転職されて今は学習塾にお勤めですが、次の転職に至った背景をお聞かせください。
入社当時はオンライン英会話のスーパーバイザー職として内定をいただいていたのですが、私が入社する直前に事業部の再編成があったんです。その結果、実際に入社してみたら業務内容が大きく変わってしまいました。
仕事自体は楽しかったのですが、もともとやりたいと思っていた職種ではありませんでした。さらに、人事の方からは「本田さんがやりたかった仕事への異動は難しい」と言われてしまい、やりたい仕事ができないなら改めて転職を考えようと思ったのがきっかけです。
—会社の中で事業再編があることはよくありますが、入社直前というタイミングで変わってしまったのは大きかったのですね。
はい。直前に事業部の方向性が変わってしまって、私が担当するはずだった仕事と全く別の、科学の実験教室コンテンツの新規開拓営業をすることになったんです。
その仕事も楽しかったのですが、やはり「自分が希望していた英語関連のスーパーバイザー職とは違う。もう一度やりたいことに挑戦しよう」と思い、転職を考えました。
—2回目の転職活動はどのように進めていかれたのでしょうか。
当時はすごく悩んでいました。営業職なのでお客様もいらっしゃいますし、「途中で辞めていいのか」という葛藤がありました。
ただ、1回目の転職活動でお世話になった転職エージェントさんにもう一度相談させてもらって、そこで状況をすべて話したんです。するとまずは悩みに共感してくれて、「それはつらかったですね」と。
そこから私が何をやりたいのかを一緒に考えてくださって、結果的に「やりたいことを優先しましょう」と自分でも思えるようになりました。
それでもう一度転職をしようと決めて、同じ転職エージェントさんに伴走していただく形で2度目の転職活動をスタートしました。
厚みのある人間力を目指し、チャレンジングな教育現場に飛び込む
—2度目の転職では、どのような軸で企業を選んでいったのですか。
「チャレンジできるかどうか」という軸で見ていました。今までやっていない業務内容に挑戦したかったので、Education Careerの担当者にも「チャレンジできる環境を中心に」とお願いしました。
—なるほど。塾といってもいろいろありますが、本田さんは大学受験がメインの塾に注目されていたのですね。
はい。中学受験や高校受験に携わった経験はあるのですが、大学受験はなかったのでチャレンジしてみたいと思いました。
また、ずっと講師として授業をする立場でしたが、運営側の仕事にも興味があって、そういう仕事も含めて探していたんです。
—今までの経験がある領域のほうが入りやすそうな印象もありますが、あえて違うところに飛び込もうとされた原動力は何だったのでしょう。
教育現場に勤める場合、生徒と向き合うには「人間力」が大事だと考えています。
いろいろな経験をしてきた人のほうが説得力や魅力を持って子どもたちに向き合えると思うんです。
若い頃は年齢が近いというだけでも生徒と関係を築きやすいかもしれませんが、年を重ねるにつれ、その若さがなくなっていきますよね。そのときに自分の魅力って何だろうと考えると、やはり人間力であり、人間力を裏付けるのは経験値かなと思いました。
だから若いうちにいろいろ経験したいという気持ちが強かったんです。
—内定は何社ほど出ましたか。
2社でした。
—最終的に今の学習塾を選ばれたのは、どんなところが大きかったのですか。
現職は「人間第一の教育」という理念を掲げており、「教師自身が人間として成熟していなければ正しい教育はできない」という考えを徹底しているんです。
そこで働けば、自分の人間力も高められると思いましたし、より生徒の成長を身近に感じられるのではないかと。そういった方針に魅力を感じて入社を決めました。
転職エージェントは信頼できる1社のみ利用
—1回目も2回目も、いずれもEducation Careerのみのご利用だったのですか?
はい。Education Careerだけです。
—ありがとうございます。担当者のサポートについて、どんなところが助かった、あるいは役に立ったと感じられますか。
教員や講師の仕事って、どうしても「教える仕事」以外に転職先があるのかなと最初は思ってしまう部分があったんです。
私の話をとにかく丁寧に聞いてくださった上で、「本田さんが本当にやりたいのはこういうことかもしれませんね」と整理してくれて。その上で合いそうな求人を一気にバーッと提案してくれたんですよ。
中には一見すると教育と関係なさそうなものも含まれていたのですが、「こういう部分がマッチするんじゃないですか」と利用者目線でしっかり提案してくれました。
ここまで丁寧に付き合ってくれる人は身内にもいないなと思うくらいで(笑)。本当に信頼できると思えたので、担当の方だけに頼って転職活動を進めた感じですね。
—転職後、今の学習塾に入社されてからの印象はいかがですか。
思っていた通りの会社で働きやすいですね。
自分がやりたいと思ったことを尊重してくれますし、新しい仕事なので慣れないことも多いですが、先輩社員や同僚の皆さんが手厚くサポートしてくださいます。
経験がないからこそ「こういうふうにしたらどうでしょうか」と私から提案をしても、それをしっかり聞いてチャレンジさせてくれるんです。そういう意味で、とても働きやすいと思います。
—入社前と入社後のギャップなどはありましたか。
思ったより忙しかったなというのはありますね。
校舎運営となると生徒対応や保護者対応など業務の幅が広く、想像以上にやることが多いです。
—転職してよかったと感じる部分はありますか。
「いろいろなことにチャレンジできる」点ですね。
先ほど忙しいとお伝えしましたが、それは普段の業務に加えて、自分の「これをやってみたい」という思いを行動に移しているからこその忙しさなので、しんどさはありません。とてもやりがいがあります。
転職エージェントを利用すれば「独りで悩まなくていい」
—最後に、転職活動を振り返って「大変だったこと」「やっておけばよかったこと」などがあれば教えてください。
1回目の転職活動よりも2回目のほうがしんどさはありましたね。でも、しんどいからこそ、きちんと相談できたのがよかったです。
もし相談せずに一人で抱えていたら、自分の「本当にやりたいこと」ではない仕事をそのまま続けていたかもしれません。
そう考えると、「やりたいことじゃない」と感じたときにそれを誰かに話す相手がいたことは大きいと思います。
—転職エージェントはどんな方におすすめですか。
自分一人で何でも抱えてしまう人や、マイナス面を上手に人に伝えられない人には特におすすめしたいです。
転職は私たちからすると素人ですから、プロの方にアドバイスをもらうのが一番です。相談していくうちに自分のやりたいことが整理できることもありますので、そういった方はぜひ利用したほうがいいと思います。
本記事の内容は動画でもご視聴いただけます
前編:英語の小学校教員から資格スクールへ転職|教育業界専門エージェントの活用法
後編:大学受験専門の学習塾 校舎長へ転職|教育業界専門エージェントを使った感想
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Education Career 編集部
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