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2018-10-09

オンラインプログラミングスクール「TechAcademy」運営のキラメックス、サービス開始6年の現在地と今後【前編】

プログラミングやアプリ開発を学べるオンラインプログラミングスクール「TechAcademy(テックアカデミー)」。

短期間で未経験からプロを育てるオンラインブートキャンプを開催し、Webアプリケーションコース、iPhoneアプリコースなど全部で26のコースを提供しています(18年8月時点)。メンターによる手厚いサポートと、独自の学習システムで短期間での学習を可能としています。

そのTechAcademyを運営するキラメックス株式会社の代表取締役社長に今年6月就任したのが樋口隆広氏。樋口氏の元で、TechAcademyは今後どのように変化していくのでしょうか。

プログラミング必修化、エンジニア需要の増加の背景などにも絡め、今後のTechAcademyの方向性についてお話を伺ってきました。

インタビュー前編では事業の状況や今後、インタビュー後編ではキラメックス社の組織や採用についてまとめています。

国内トップクラスのテクノロジースクール、TechAcademyの現状とは

(写真)樋口隆広 氏|Takahiro Higuchi  ユナイテッド株式会社にて広告事業や新規事業を経て、2016年にキラメックスへ参画。2018年6月、代表取締役社長就任。

—キラメックスの運営するTechAcademyの事業の現状について教えてください。

「TechAcademy」は、現在25,000名の卒業生がいて、研修にご利用くださった企業も累計500社以上に上ります。

全国に教室をもってプログラミングを教えている他社と比較しても、この数は国内ではトップクラスで、大きなスクールとして成長していると考えています。

また、2016年のグループ入り当時(※キラメックスは、ユナイテッド株式会社に買収されている)は月間アクティブユーザーが100人程度でしたが、今は平均して1,000~1,500名程、多い時には2,000名と10倍以上に増えました。

この数字からも、大きな専門学校のIT系の学生に匹敵する規模に成長しているといえるでしょう。売り上げも増加し、単月、通期ともに黒字化しています。

これまではコンテンツ開発など主に投資の段階だったので、今後はそれを回収しつつ、再投資して規模を大きくしていく予定です。

もともとスクール事業だけをやっていたのですが、去年から新たに卒業生の就職支援や、企業からの要請に応じた人材提供などの事業も手掛けるようになりました。

オンラインスクールの「TechAcademy」がコアとなって、人材事業や子ども向け事業などカバーできる範囲が広がってきています。

—TechAcademyの受講生にはどのような方が多いのでしょうか。

中心的な受講生は20~30代の社会人です。比較的男性が多いですが、デザインなどのコースは女性が多かったりとコース毎に特徴がありますね。受講の目的も、以前はスキルアップしたい方が3割、起業したい方が3割、エンジニアになりたい方が3割とだいたい均等でした。

現在は、「エンジニアになりたい」「IT企業に入りたい」という方が6割近くを占めています。「手に職をつけたい」意識を持つ方も増えました。

以前は元々ITに関わりのある方などの受講が多かったですが、最近は裾野自体が広がっていて、受講スタート時はPCスキルが初級程度でも、受講を通じて、ステップアップしていくという方も増えました。

受講生の年齢幅も広くて、下は小学3年生、上は78歳の受講生の方もいらっしゃいます。年齢に関係なく、プログラミングを1から勉強されてオリジナルのサービスを開発、リリースされていますね。

オンライン完結型ですから、受講生は全国津々浦々にいらっしゃいます。どこでも学ぶことができる環境づくりはTechAcademyの大切にしている価値の一つでもあります。

最近の卒業生事例でいうと、双子のお母さんが「双子の子育てを相談できる場がない」ということから、TechAcademyのwebアプリケーションコースで勉強されて、自分でコミュニティサービスを作り、リリースして話題となりました。

エンジニアのほかwebマーケティングやディレクションコースもありますが、エンジニアを目指しているわけではない方も多く受講されているのでしょうか。

はい、いわゆるビジネス職の方も多くいらっしゃいます。

これからのビジネスの現場では、エンジニアはもちろんのこと、エンジニアリングができる(理解できる)セールスや、デザインができるwebマーケターなどの必要性が高まり、テクノロジーとその人のバックグラウンドとなる専門性の掛け合わせで市場価値を高めることができると思います。

さらに言えば、今後はテクノロジーへの理解がなければ、ビジネスパーソンとしてディスアドバンテージになってしまうとすら思います。そういった危機感を持った方が、今TechAcademyにいらしています。

子ども向けサービス、受講生の転職支援にサービスを拡大

TechAcademy キッズ

—4月にリリースされた子ども向けサービスについてはいかがでしょうか。

子ども向けのプログラミングサービス「TechAcademyキッズ」は、直接弊社が子どもたち達に対してサービスを提供するのではなく、保護者の方や、法人・個人が子ども向けのプログラミング教室を開くための教育コンテンツのパッケージを提供しているフランチャイズ事業です。

すでに、全国で複数の教室の開校が進んでいます。

このような反響を頂いているのは、プログラミング必修化の影響が大きいようですね。

オンラインスクールのTechAcademyの受講生の中には、街のプログラミング教室で初心者向けの「スクラッチ」などを勉強してみたものの、もっと幅広くプログラミングを学びたいという気持ちになり、コーディングをしながらアプリケーションを開発している小学生がいらっしゃいます。

ですから、今後は、「大人向けのコンテンツ」を提供するという年齢での区別ではなく、プログラミングを学びたいという方たちに、入り口から本格的なアプリケーション開発まで、学習する方のステップになる環境を提供していきたいと考えています。

TechAcademyキャリア 受講生限定の転職支援サービス

—転職支援を始めてみていかがですか。

これまでは「勉強したい」という要望に応えることにリソースを集中させていて、「転職したい」という方がいた場合には外部の人材エージェントにご紹介していました。

しかし、プログラミングを学んだ後のキャリアの支援を行うことも、受講して下さる方の自己実現の一歩だという思いに至り、私たちで学習からキャリア支援まで提供できるように「TechAcademyキャリア」を始めました。

キラメックスは、「何かになりたい」と人が思った時に、それを実現できる環境を整備するのが使命だと考えています。会社の理念としても「自己実現の最大化」を掲げていますので、受講生の方がTechAcademyで勉強して終わりではなく、TechAcademyキャリアを通じてその方の自己実現にをつなげていけるように、事業をさらに広げたいと思っています。そのために自社のキャリアアドバイザーも絶賛採用しています。

企業向けの研修についてはいかがでしょうか。

これまで500社以上で導入頂いています。

主にご利用いただいているのはweb系やIT系のベンチャー企業の方で、「非エンジニアを研修してエンジニアに育てたい」というのが主要なニーズでした。

引き続きこうしたニーズも高いですすが、最近は、「非エンジニア総合職の新卒社員もプログラミングを知らないとビジネス現場で闘っていけないので研修をしてください」といった依頼が増えています。

このように個人の受講生同様、法人研修でもエンジニア育成だけでなく、ビジネス関連職の育成分野にも事業領域広がっています。また、経営層、マネージャー層の受講も増えています。

すでに、法人の社員向けプログラミング研修のサービスはたくさんありますが、都内にしか講師が派遣されないとか、オンラインのコンテンツでも個別サポートがないものが多く、課題を感じている企業担当者が多くいらっしゃいました。しかし、我々のサービスは、オンラインコンテンツの「どこでも」「いつでも」と、1人1人の参加者に現役エンジニア講師がメンターとして付き理解のフォローを行えるので、それらの課題をすべてカバーできるため、我々のサービスを採用していただく機会が増えています。

また、内定者研修で使われることも増えてきています。大きな企業ですと全国から学生を採用しており、集合型研修を行うのは金銭的にも工数的にも非常に高コストです。TechAcademyであれば、低コストで内定者向けの研修が導入できるので助かるといったご評価もよくいただきます。今後は、さらに効率化できるよう研修サービスも磨いていきたいと考えています。

次世代の教育のリーディングカンパニーを目指す

今後、キラメックスとして注力されたい分野などはありますか。

短期的にはテクノロジー教育の分野においてトッププレイヤーであり続けたいです。

社会人向けのプログラミングスクールでは国内ではすでにトップクラスだと思っていますが、中高生やシニアなど、さらに多様な人の学習意欲に対応するにはどうするかを考えたいですね。もっとテクノロジーが現状では身近でない層にもアピールする必要があるでしょう。

また、テクノロジーの領域は進化し続けるものですから、新しい技術のインプットとコンテンツ化を常にしていかねばならないと考えています。

例えば、最近では「動画編集コース」をつくりました。

Virtual Youtuber(Vtuber)のサービス会社の方が受講することで、自分で動画編集できるようになりたいという、ニーズがあったからです。時代に求められるスキルを事業として広げてゆきたいですね。

中長期でいえば、会社のビジョンは「次世代の教育リーディングカンパニーになる」なので、決してテクノロジーに限った教育だけにこだわってはいません。その時代に求められる能力を身につけられる環境を用意することに取り組み続けようと思っています。

さらに、新しいことを学びたいと思う人をどう作るかという課題もあります。

これはテクノロジーを勉強した結果どうなるかという実績を示すことで選択肢の広がりを伝えて、そのアプローチとしての「TechAcademy」の存在を知ってもらうという図が描ければよいでしょうね。

すでに卒業生には、起業し資金調達をされたり、サービスを出して話題になっている方もいらっしゃいます。そうした卒業生やTechAcademyキャリアでの支援を通じて、勉強・学習の結果として変化した実績を積み上げていきたいです。

インタビュー後編「TechAcademy」運営のキラメックス、組織の状況と採用したい人材像は【後編】」に続く

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