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2021-10-25

コンサルから、通信制高校の職員に転職【インタビュー】

今回は弊社にご相談いただき、コンサルから通信制高校に転職された高橋さんにインタビュー。

  • 新卒でコンサルを目指した理由
  • 転職を考えた理由
  • 通信制高校への転職活動
  • 転職前後の年収、働き方の変化
  • 転職活動を振り返ってアドバイス

などをお話しいただきました。

▶この記事は、YouTubeチャンネル「Education Career」でアップした2本の動画をまとめたものです。動画はこちらからご覧ください(前編後編

コンサルの仕事や働き方

――弊社で転職を支援させていただき、コンサルティング会社から通信制高校に転職された高橋さんにお話を伺います。まず、簡単に自己紹介をお願いします。

経営相談に関わるご相談事を一手に引き受ける、コンサルティング会社に新卒で入社しました。

この度3年間勤めたコンサル会社を退職し、通信制高校に転職しました。

 ――就職活動ではコンサルティング会社を受けていらっしゃったんですか?

そうですね、実際に受けた企業で言うとコンサル会社が主でした。

元々は大学が教育学部で、ずっと学校の先生になりたかったのですが、自分のやりたいことと先生になることを改めて考えたときに先生になるだけが選択肢ではないと思って、一般の就職に切り替えました。

 ――なぜコンサル会社を受けていらっしゃったんですか?

新卒で学校の先生になると社会に触れる機会は少ないと思っていて、私自身も大学で教育を学ぶ中で「社会をあまり知らないな」と感じていました。

改めて社会を知るにはどういう仕事に就けばいいかを考えたときに、コンサルティング会社が1番手っ取り早いのかなと。

――コンサルに行こうと思われる方だと、高橋さんのようにゆくゆく教員というわけではないですが、社会を広く見られることに加え、ベースとなるビジネススキルを身に付けたいという方も多いですよね。どのくらい在籍されてたんですか?

4年目の5月末に退職したので、ちょうど3年くらいです。

――コンサルティング会社ではどういった業務をされたんですか?

若手社員向けの教育研修とか、それに付随するコンサルティング業務をメインでやっていました。

このほか経理業務支援、業務改善、マーケティング、ブランディング、経営計画の策定のご支援など、先輩社員につきながらも多かったですけど、意外と多岐にわたります。

――最初に考えていらっしゃった「社会を見る」という目的は叶えられたんですね!

そうですね、そこの目的は達成できたと思います。

――コンサルティング会社というと忙しいイメージがありますが、働き方はどうでしたか?

忙しかったです。世間のイメージ通りで、コンサル会社はどこも忙しいんじゃないかなと思います。

最後の半年間は特に長時間働いていて、残業が月90時間くらいでした。

残業だけで言うと60~70時間くらいなんですが、残業についていない実労働時間を含めると90時間くらいでした。

――お休みはどうでしたか?

休みはビル自体もやっていないので、完全に土日休みです。

繁忙期、特に新入社員が入社する4月は研修が多くて土曜出社したりもありました。

ただ基本的には土日祝休みで、年間休日120日以上あったので、休み自体はちゃんと取れていましたね。

――給与はどのくらいだったんですか?

年収は480万円くらいです。社会人3年目として考えると、待遇はそんなに悪くはないと思います。

転職を考えた理由

――日々の忙しさはありながらも、入社当時の「社会を知る」という目的も達成でき、給与面もそんなに悪くない条件だったと思います。なぜ転職されようと思われたんですか?

1番大きかったのは、直属の上司との関係です。

関係が良くない状態が1年半くらい続いていて、身体的にもメンタル的にも辛くなってきました。

それに加え、近々結婚する予定なのですが、結婚したあとだとなかなか転職活動がしずらくなりそうかなと思いました。

あと将来的に生まれてくる子どもに、今の働き方は誇れるかな、自慢できる仕事かなと考えた時、なんか胸を張って「これがお父さんの仕事だぞ」と言う事が難しいかなと思い。

やっぱり自分がやりたいことやりたいなと決意し、退職願をたたきつけました。

――うまくいかなかった上司とは具体的にどんな点が合わなかったんですか?

価値観だと思います。

前職では自分でお客さんに電話して会って、ヒアリングをしてニーズを引っ張ってくる営業活動を若手のうちは結構していました。

その上司は新規の営業活動を、新卒入社以来ほぼやったことがない人でした。

昔から仕事ができる人で、入社当時からバンバン上司や先輩社員から仕事を振ってもらっていて、自分自身で仕事を取ってくることはなかったようです。

私はどちらかというと、営業は足で稼ぐというか、お客さんの所に行ってお客さんの顔を見てコンタクトを取りたい派でした。

ただ上司からすると仕事は上司や先輩からもらうものという考えだったので、私がお客さんの所に行こうとすると「何で行くの?」「何しに行くの?」という感じでしたね。

直属の上司の雑務もこなしてはいましたが、めっちゃ細かい人だったのでチェックで時間を食って修正で残業が増えて・・・みたいな感じだったので、そもそも価値観が合わないのかなと思います。

――ご自身の強みと、上司の優先順位が違かったんですね。上司1人が微妙だった場合、異動の希望を出すことも1つの手だと思うんですけど、そういうことは考えなかったんですか?

退職する1年程前から、上司の上司に「本当に無理だから変えて欲しい」とずっと言ってました。

ずっと言っていたんですが、「もう少し頑張れ」と言われてましたね。

要はその上司の上司からすると、僕の直属の上司はとても優秀に見えるので、あまり汚点をつけたくない雰囲気があって「そんなすぐには異動はできない」という感じでした。

実は退職する3か月後にチームの再編成があるタイミングでたぶんチームは変われたと思うのですが、その前に僕の心が折れてしまいました。

通信制高校への転職活動

――転職活動ではどのような仕事を探すつもりだったんですか?

将来的には教育領域にいきたいと思っていましたが、まだまだ自分の知識や価値観を広げられると思っていました。

前職がコンサル会社だったのでコンサル系か、地域復興的・町づくり的な領域で探していました。

――転職活動の最初の段階では教育領域に行こうと決めていたわけではないのですね。

そうですね、先に前職を辞めちゃったのでそっちが優先でした。

結果的に2か月半くらいアルバイトをしながら転職活動をしていて、この2カ月半でいろいろ考えて、「今すぐ教育領域に行っても良いんじゃないか」という考えに至りました。

――アルバイトしながら、というお話しでしたが、転職活動はどういう風に進められたんですか?

まずは元々の知人から紹介をしてもらって、選考を受けたわけではないのですが、社長とお話したりしてました。

サイトとかは見ずに自分の力で最初はいろいろ探していって、その後転職サイトを見始めました。

転職サイトを使って1人で転職活動をしていたのですが10件くらい書類選考で落ちてしまい、転職エージェントを利用しました。

――転職サイトでご自身で応募されていたのは、コンサルや地域復興・街づくりなどの求人ですか?確かに倍率が高そうですね。

航空・旅行業界から人が流れ込んできていて、今はすごく人気みたいです。

しかもタイミング的に5、6月の採用があまりないので、なかなか難しかったですね。

――転職エージェントはいくつか利用されましたか?

リクナビNEXT経由で複数のエージェントを使っていて、3社くらいは面談をしました。大手が多かったです。

最終的に選考が進んだのはEducation Careerのみです。

――転職エージェントに違いはありましたか?

違いますね。私は大手にあまりいいイメージがなかったです。

なんか雑というか・・・たぶん担当者が新人だったのかも知れませんが、機械的というかスプリクト的な感じでした。

どちらかというと自分の希望を叶えてくれる仕事がどんなものかを相談したかったのですが、そういうことはあまり聞かれず、「どういう業界に行きたいですか?」と自分が悩んでいることを聞かれた印象です。

あまり良い求人を頂けず、そもそも求人を送ってもらえないということもありました。

――大手は相談者の数も多いので、人によっては定型的に感じられる方もいらっしゃいますよね。弊社にご相談いただいたきっかけは何だったんですか?

リクナビ経由で届いたスカウトメールをたまたま開いたときに「学校法人」という文字が見えて、その時に「学校法人って選択肢もあるな」と気が付きました。

メールを開いてみたら聞いたことのある学校法人で「採用やっているんだ!」と思い、問い合わせました。

その求人に興味を持って相談して、そのまま選考を進め、最終的に入社を決めました。

――転職サイトで探していると自分の認識している範囲内でしか探せなかったりしますよね。転職エージェントで「こういうのありますよ」と提示してもらえるのは1つの価値かなと思います。

1人で探していると、本当に見つからないんですよね。

たくさん出てしまってどれがどれだかわからなかったりもするので、何にしようか悩んでいる人にとっては転職エージェントへの相談はいいのかなと思います。

あと担当者のレスがすごく早くて、定期的に電話で「どうですか?」とか「いま向こうの採用担当からこんな感じで言われたのでここはフォローしてみます」とか連絡をくれるので、相談相手というか、自分の安心材料になってくれてうれしかったです。

仕事を辞めてから2カ月半フリーター状態だったので、人と接する機会が少なくて。

転職に関することなので人に相談するのが難しく、アドバイザーについてもらってよかったと思いました。

――転職先の通信制高校で、面接は何回くらいされましたか?

オンラインで2回やりました。

――選考途中から入社したいと思われてたんですか?

1回目の面接で入社したいという気持ちが強くなりました。

面接終わってすぐにアドバイザーに「志望度高いのでここ1本でお願いします」と連絡くらいです。

面接が終わったときにとても面白いなと思って、「もうここしかない」と思いました。

――面接のとき、具体的にどういった点に惹かれたんですか?

学校の価値観が自分の価値観と合っていると思いました。

将来的に教育領域で自分が実現したいと思うことを、学校自体が掲げていました。

ベンチャー的な要素もある学校だったので、自分のコンサル経験や、教育に対する熱量・意欲も含めて、「一緒にやれそう」と感じた所が惹かれました。

――1次面接の段階で「内定が出たら入社しよう」と思われてたんですね。2次面接後に内定がでて、条件はどうでした?

まだ具体的にはわからないのですが、最低400万円以上という提示でした。

前職(480万円)より50万円くらいは下がりそうな気はします。

前職がもらっていた方だと思いますし、この若さで転職して給料が上がるとは思っていなかったので、年収は正直期待してなかったです。

残業時間はものすごく少ないし、福利厚生もしっかりしているので、働く環境としては前職よりめちゃくちゃ良いです。

通信制高校へ入社後の印象

――入社2週間の印象はどうですか?

予想を超えて「こんなにすごいんだ」と思ってます。

僕のキャンパスは自分を含めて職員が5名しかいないんですが、みなさん情熱をもってやってらっしゃいます。

何よりすごくアットホームで、2週間なんですが結構溶け込めた感じがあります。

入社初日に他の職員をみて「すごく歴長い方なんだろうな」と思ってたんですが、よく聞いたらその方は半年前に入社されたらしくて、「なじみすぎでしょ!」と(笑)。

受け入れ方がすごくフレンドリーでやりやすいですね。

あと、残業時間がとにかく短いです。

――そうなんですね、お仕事は何時~何時くらいでされているんですか?

定時は8時30分~17時30分です。

初日に出社して17時32分になって、周りが「やばい!2分すぎちゃった」「みんな仕事辞めろ、定時だ帰るぞ」といって退勤していきました(笑)。

その時は夏休みで、生徒が登校しておらず、比較的余裕がある時期だとは思うのですが、生徒が来ている時期でも1時間も残業はしないらしいです。

学校全体で「残業はするな」という方針があるので、キャンパスごとに平均残業時間も出ています。

私のいるキャンパスが全国のキャンパスで1番残業時間が長いのですが、それでも去年1年間の平均残業時間は18時間です。本当に短いと月1時間とかしか残業がない

職員をすごく大事にしてくれて、プライベートも大事もしてほしいという会社なので、残業時間もシビアに切っているようです。

前職と比べるとかなり働きやすいですね。

――働き方が改善されたようで、よかったです!あと中途入社の場合、受け入れがスムーズだと仕事も覚えやすくて良いですね。

転職活動を振り返ってアドバイス

――最後に、転職活動を振り返ってもっとやっておけば良かったことはありますか?

ある程度金銭的に余裕を持って退職すべきだとは思います。

私は前職に勤めながら転職活動していないので、それに関する不安もありました。リアルな話をすると国民年金の支払いとか保険金上がったりとか、結構めんどくさいです。

ただ働きながらの転職活動は精神的にも肉体的にも削られてしまうので、1回人生全体を考える中で2か月~半年くらい時間を持つのは大切なのかなと感じます。

なのでその期間を生き抜くだけの金銭のメドはたてた状態で辞めた方がいいかなと思います。

――弊社にご相談いただく方の中にも「辞めて転職活動をすべきか」と悩まれる方は結構多くて、基本的には「やれるんだったら辞めないでやった方がいい」とアドバイスしています。退職してから転職活動するのであれば、おっしゃって頂いた通り、ある程度金銭的な余裕は持っておいた方がいいですね。

はい。僕は「仕事を辞めると意外とかかるな」と思い、車を売って、一人暮らしの家を出て実家に転げ込みました(笑)。

いろんなものを解約してコストを抑えていたので、今はキャッシュフローが安定しています。

――転職されて2週間ということでしたが、これからもぜひご活躍いただけたらと思います。本日はお時間をいただきありがとうございました!

教育業界への転職でEducation Careerを活用する4つのメリット

弊社は教育業界専門の転職サイト・転職エージェント「Education Career」を運営しています。

ここでは、転職活動において弊社を活用頂くメリットをご紹介します。

①独自の求人やテーマに合わせた求人を紹介可能

教育業界専門の転職エージェントだから、他のエージェントでは積極的に紹介されないような求人(教材制作/学校営業/スクール運営/各種企画職)もご案内いたします。

  • EdTech(教育×テクノロジー)
  • STEAM教育
  • グローバル人材育成
  • 社会人教育

などの関心領域に合わせてご提示することも可能です。

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弊社では、弊社オフィスにお越しいただくか、電話/ビデオ通話等での面談を必須としています。

面談を通じて、

  • 教材作成や企画にチャレンジしたい
  • 年収をあげたい
  • 土日休みの仕事がしたい
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といった要望、条件を伺った上で、よりよいキャリアの選択肢を提示するためです。

※ご紹介可能な求人はご経歴や、タイミング・時期によって変動いたします。状況によっては転職をおすすめしないこともあります。

③豊富な実績を元に、書類作成、選考対策をサポートします

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などなど多くの方々の教育業界での転職を支援しております。

出身の職種特有の書類の作成や面接対策も行っています。

教育関連の企業に興味はあるが、知識や経験がなくどのようにするべきかわからないという方は、弊社にご相談頂ければコツやポイントをお伝えします。

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弊社のご利用は全て無料です。

また、転職相談・面談を行ったからといって、求人に応募しなければいけないわけではありません。

ご要望やタイミングに合わせて、転職活動の開始時期等もアドバイスさせて頂き、支援いたします。

今すぐではないが、今後考えているという方のキャリア相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。

早期の活動開始と事前準備が転職成功のカギ!お早めに相談ください

ご自身が納得され、条件的にも満足出来るような転職活動を行うには、

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が欠かせません。

ただ弊社の感覚値、90%以上の方の準備が不足しています。

準備を行えば採用につながる可能性がある場合でも、準備不足によりお見送りになってしまうケースがあります。

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