2020-10-05 2025-01-28
小学校教員からNPOの学童に転職された篠田さんの転職体験談
今回は元小学校教員で、NPOの学童に転職された篠田さんにインタビュー。
- 教員を目指した理由
- 教員の年収や勤務時間、残業時間
- 転職を考えた理由
- 転職後の仕事内容や年収の変化
- 教員の転職活動のアドバイス
などを中心に、お話しを伺いました。
この記事の監修者
佐久間 健光
株式会社ファンオブライフ取締役兼創業者 前職ではオンライン学習サービスの立ち上げ・事業推進を行う。2015年、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」を運営する株式会社ファンオブライフを創業。大手~スタートアップなど多様な教育事業社の採用支援、年間数百名の教育業界出身者のキャリア支援を行う。
教員時代について

佐久間
今日はよろしくお願い致します。まず自己紹介をお願いします。
富山県の小学校教員として4年間働きました。その後転職し、今はNPO法人の学童保育で働いています。
佐久間
いつから教員を目指していたんですか?
親が講師だったことや、当時の担任の先生がすごく楽しそうに働いていた影響で、小学校4年生頃から「教員になるぞ」と思って人生を歩んできました。
佐久間
教員のなかでも小学校を選んだ理由はあるんですか?
小学校は人格の基本となる部分を作る大事な6年間だと思っているので小学校を選びました。
佐久間
実際に教員になってどうでしたか?
教員になってやりたかった生活や、例えば授業や一緒に遊ぶ、人格に関わる生徒指導などのやりたいことは全部かなえられました。仕事内容としては理想的でしたが、理想だった部分以外の仕事がすごくあるということは想像していませんでした。
佐久間
子供の視点からは見えにくい職員室での作業等でしょうか?
そうですね。教員を目指した理由となっている仕事内容以外の仕事の面ですごく時間がとられているストレスがありました。
佐久間
例えばどういうことでしょうか?
言葉にすると難しいですが、提出物を集めて出席番号順に並べてだれがどの回答をしているか名簿にチェックするなどの細々とした作業や、指導案を作って研究授業するなどすごく時間をかけた割に成果が見合っていないこと等です。
佐久間
「これを辞めませんか」「もっと短くしませんか」みたいな働きかけはできないものなんですか?
そこは公務員の壁だなと思った部分です。公務員は1番上に行くと国なんですよね。文部科学省→都道府県→市町村の教育委員会→校長→学年主任と縦社会なので、1つのことを変えようとするとすごくパワーがいります。なので、生産性が見合っていないことを変えようとするエネルギーと時間があるなら、明日の子どもたちの授業を作りたいと思っていました。
佐久間
勤務時間や残業時間、休日はどうでしたか?
朝は7時半から、夜は20時か21時まで働いていました。残業時間はだいたい100時間くらいでした。
佐久間
土日出勤はされてましたか?
4年目の最後の1年間は土日もやったりしてました。
佐久間
小学校の先生に新卒でなって4年目だと年収はだいたいどのくらいですか?
400万円弱(手取りで340万円)です。給与や福利厚生の面では恵まれていたと思っています。
転職活動について

佐久間
転職理由は「教員を目指した理由となった部分以外の仕事が多い」というだけですか?
それも大きなことの1つですが、もう1つは結婚して子供が生まれる未来を考えたときに今の職業のままでは理想の子育てができないと考えたことが大きかったです。どうしても子供が生まれた後に教員として働くイメージができなかったので、産休を取る前には教員を辞めようと思いました。
あと40代で転職は難しいイメージがあったのと、「一生を1つの職業しか知らないまま終わらせていいのかな」と思ったこともあります。教員が嫌というよりほかを見てみたい気持ちがありました。
佐久間
働き方の部分と、あとはご自身のキャリアを考えてということですね。
佐久間
転職しようと決めてからどのように活動を進められたんですか?
小学5年生の担任をしていた3年目の冬に転職を考え始めて、1年後にその生徒たちを卒業させてから転職しようと思って動き出しました。最初はいろいろな転職サイトと転職エージェントに登録しました。2社お話しを聞いて、どちらにもシステムエンジニアをおすすめされました。
佐久間
転職活動を始めた時点で次にやりたいことがあったわけではないんですね。
はい。でも、結構出てくる地域エリアマネージャーやシステムエンジニアの求人をみても何も魅力に感じませんでした。
佐久間
そこからどうやって進めていったんですか?
ビジネス系や自己啓発の本を読んだり、YouTubeで関連する動画をみたり、キングコングの西野亮廣のオンラインサロンに入ったり、いろいろな情報を仕入れていました。たまたま読んだ新聞記事に載っていた学童がいまの私が働いているところです。記事に書かれていた学童の教育理念にとても共感して、メールで問い合わせました。
佐久間
すごいですね。記事をみてここで働きたいと思われて、自分で問い合わせをされたんですか?
最初は就職するところまでは考えていなくて、自分で何かしようかなとも考えていたのでまずは話を聞きたいなと思って学童に見学に行きました。
佐久間
入社まではどういった流れだったんでしょうか?
見学にいった当日にほかの社長と一緒に飲みに行きました。その日に「うちに来てくれたらうれしいな」と言われ、その後何回か学童の行事をお手伝いしたりして、年末に正式に入社を決めました。人的なつながりや共通点が多く、また、「入社したら好きなようにしてほしい」といってもらったことも決め手です。
佐久間
転職活動では複数企業の選考を受ける方が多いんですが、篠田さんは現職の1社以外に受けていた企業はありますか?
他は受けませんでした。
佐久間
提示された条件はどうでしたか?
給料は教員時代の給料と同じだけ出すといってもらいました。
学童での仕事と転職のアドバイス

佐久間
学童では何をされているんですか?
代表代理というポジションで、代表とスタッフをつなぐ役割です。どういう活動をしていくか等を考えています。
佐久間
入社して感じたギャップはありますか?
自分に裁量があって、やりたいことをすぐに実現できるし、自分の身の回りに納得できないことがあまりありません。納得できないことがあっても変えていけるのでストレスフリーです。
佐久間
一緒に働いている方も学校とは違いますか?
社内には社員3名、パート5名、あと学生アルバイトが何名かいます。学校と保護者の間の立場をとる、中立な方が多い印象です。
佐久間
今後チャレンジしたいことはありますか?
仕事の内容はある程度わかってきたので、子どもに関わる面での変化をさせていきたいと思っています。学童にきてから子どもと話ができるのがうれしいので、学校教員時代の説話のような、子どもたちに問いかけて一緒に考えることをやりたいなと思っています。
佐久間
転職して充実されていそうですね。
人生が今も変化している感じです。
佐久間
最後に教員から転職を考える方に向けてアドバイスはありますか?
転職活動をしていると教員免許だけ持ってても何にもならないなと思うことがあると思います。でもそんなことはなくて、皆さんなんでもできると思います。ネガティブマインドではなくて、できることはあるんだと思っていてほしいです。
本記事の内容は動画でもご視聴いただけます
前編:元公立小学校教員に聞いたリアルな教師の年収や休日、働き方
中編:小学校教員から学童保育(NPO)に転職した体験談
後編:教員から学童保育(NPO)転職してみてどうだった?
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佐久間 健光
株式会社ファンオブライフ取締役兼創業者 前職ではオンライン学習サービスの立ち上げ・事業推進を行う。2015年、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」を運営する株式会社ファンオブライフを創業。大手~スタートアップなど多様な教育事業社の採用支援、年間数百名の教育業界出身者のキャリア支援を行う。
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